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アルケナル帝国

今から300年ほど前まで存在した、星霜の国。
深淵の森を大陸の奥深くに追いやり、『星霜の勝利の時代』を築いた帝国で、今から300年前に大儀式の失敗により、唐突に海の底に沈んで滅びた。その劇的な勝利の歴史と滅亡の歴史はあまたの吟遊詩に歌われ、今のエンファータ世界の文明や文化にも大きな影を残す存在である。

歴史 Edit

創世期〜繁栄期 Edit

今のアルケナル地方およびエンペラーズロスト海(その頃はここは大陸の一部だった)を中心とした帝国で、初代皇帝は空中大陸ハーフェンからかの地に降り立ち、〈人〉の遺産と光の軍勢をもって深淵の森を大陸奥深くに追いやり、〈人〉の失われた技にて偉大な文明を築き上げたと言われている。いわゆる『星霜の勝利の時代』。

帝国首都アルケナルには、数百万という気の遠くなるような数の人が住んでおり、かつての〈人〉が築いたその都市は、今では想像もできない文明・文化が花開き発展していたという。その時代の記録や幻をみた者たちの報告によると、ナインズの名を冠された都市の各部は軌道の上を走る鉄の馬で繋がり、空中に浮かぶ城がいくつもあり、その美しさたるやまさに『神々の都』『永遠の都』と呼ばれるにふさわしいものだったという。

大儀式と滅亡 Edit

アルケナル帝国はエンファータ大陸の巨大な領域を星霜の手に取り戻し、数百年以上存続したが、長い繁栄のうちに辺境は衰え、ついに深淵勢力の大攻撃を受けることとなる。この時のために数百年も雌伏し、牙を研いできた深淵勢力の勢いは凄まじく、辺境の数多の土地は深淵の森に飲み込まれた。

その当時のアルケナル帝国の皇帝、不名誉にもラストエンペラーと呼ばれる彼は、自身も強力な魔術師だったが、この深遠の勢いに対抗する武力は今の帝国にはないと判断。帝国宰相エルンスト=グロワーヌと帝国最強のルーンマスターと名高かった宮廷魔術師ミューテリオンが発見した「アグラ=イヴァナの魔術」を執行することを決断する。
それは、帝国の母体である『内陣』と呼ばれる地方を大陸から切り離し、分離するというもの。

ラストエンペラーナインズの幾つかの神器を使い、その大儀式を執行したが、それは神々でもなく、〈人〉でもない身には過ぎた技だった。帝国首都アルケナルと、帝国の中枢である『内陣』地方は一夜にして海の底に沈み、帝国は滅びた。その上に住む数多の命、そして高度な文明・文化とともに。

滅亡の後世への影響 Edit

技術・知識への影響 Edit

アルケナル帝国は、深淵勢力の大反攻を受けた滅亡期に、深淵から守るために、数多の有為な人材や書物、技術を帝国首都に集めました。海の底に沈んだアルケナルの都で滅亡前夜の幻を見たものの報告によると、四大の高度な技による芸術が咲きみだれ。大聖堂にはナインズの最高神官たちが勢揃いし、数多の職人が今では失われた技を振るっていたそうです。

しかし、それらは全て、一夜にして滅びました。
そのため、多くの技術や知識は帝国とともに失われ、後世の星霜世界には伝わりませんでした。
しかし、深淵世界にはそれらが残っていると言われています。深淵世界と接触した者たちによって報告されていますが、『迷い子のランタン』や『竜の鱗』、『迎えの敷物』などのマジックアイテムの製造方法や、世界に関する様々な知識などです。

政治的影響 Edit

アルケナル帝国時代には、その強力な統治により、海賊も力を大きく失い、海は静かだったと言われています。また、その頃は『バルバロスの系譜』と呼ばれる海賊たちは事実上の海軍として帝国に協力し、凶悪な海賊たちを叩き潰していたと言われています。しかし、一夜での滅亡により、凶悪な海賊たち『邪なる者たち』も息を吹き返し、7つの海にふたたび横行するようになりました。

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