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シャオセッテ

知名度:(アーベの公国の人:7)

アーベ公国中部に位置する、ファニュール河とその支流イド河を中心に建設された都市。人口は数千人で、ルアーブルから川で数日ほどで行けます。ケルセットの密林方面からルアーブル、支流からはイドの街に繋がっており、大河の交易の中心地として発展しています。

歴史 Edit

シャオセッテは、アーベ公国が成立し、大陸への入植と開拓が行われた頃にできた、比較的新しい街です。
大河ファニュールからイド川が支流として別れるこのあたりは、それらの水運の集積地であり、港と集落が初期に形成されました。その後、アーベ公国ノース砦を国の境と定め、イド側流域で開拓村が増え始めてから、それらの中継都市として発展し、大きくなりました。

特徴 Edit

 北部に広がっている平野部では主として牧畜が行われている。
ノース砦-ルアーブル間に位置するためかモンスター群の危険は国内でもやや小さいが、
ファニュール河の増水の影響を最も強く受ける場所でもあり、氾濫による水害を受けやすい事と、
その(海やノース砦以東と比較しての)平和さから、川賊や下級のモンスターが容易に周辺に潜伏でき、
また官憲側の勢力も弱い事から、内部的には多くの治安問題を抱えている。
大河の氾濫などによって水中のモンスターノース砦の網を潜り抜けてしまう事も。
河近く、牧畜などで新鮮な食料が得られる事や、平野部での農耕、
眠りの森のキノコ類など、美食を求める者には好まれる街である。

名所 Edit

水運業者・交易商人 Edit

ファニュールの中継・分岐点という位置関係から、事実上彼らの街と言っても言い過ぎではない。
主として使用されるのが川である故の運べる物量の限界はあるものの、その活動は活発。
扱っている品はさまざまだが、最も取引が活発なのはルアーブル向けの食料。
ノース砦に物資を運び込む際も輸送の拠点となる。

学院/ランダエ Edit

学院の支部が存在するが、より広範囲の研究を求めてルアーブルに人員が移ってしまう事が多い。
主に留まるのは眠りの森死の森の研究やファニュール河の水質調査などに関わる者たち。
ランダエはいくつかが点在しており、設備もそれなりに整っている。
いずれにせよ本格的に学ぶならルアーブル、という認識がある。

盗賊ギルド Edit

その治安の悪さと交易の中心地という好条件から独自勢力としてまとまっている。
とは言え規模はルアーブルの両ギルドの片方にも及ばず、
中立を守っている、と言えば聞こえはいいものの、実際には両ギルドに頭を下げる立場にある。
そのためどちらのギルドに繋がりを持っていても応対はしてくれる。
あまり地位が高い者だとかえって恐縮されたり、警戒されたりする。
唯一、場所の優位から水運や川賊の情報には耳が早いという特徴がある。

テンプル Edit

アグラ=イヴァナテンプルが最も大きく、豊穣の神として祭られている。
クオ=ルートテンプルが港に時折停泊する。ただ、海のテンプルと比べて自体の規模もやや小さい。
水運の者や交易商人たちがト=テルタ信仰しているという例も多く見られる。
その他のテンプルはあまり規模は大きくないが、とりあえず存在する規模といったところ。
(宗派にも寄るが具体的には6レベルほどまでのプリーストがいる可能性あり)

冒険者の店・宿屋 Edit

この街では冒険者はトラブルシューターとしての役割を主にする事になり、
より広い範囲の冒険、より大きな名声を求めてルアーブルに流れる事が多い。
そのため冒険者の店としての商売は成立していないが、
その代わり数多くの宿屋が存在し、大きな所には冒険者PCが立ち寄る機会も多い。

シャオセッテ港/堤防 Edit

ファニュールの方ではなく、イド河の支流近くに配置されている川港。
これはファニュールの増水の時の被害を抑えるためである。
密林〜砦〜シャオセッテルアーブルというルアーブルの河川交易の中心地として賑わう。
港では定期的に市が開かれ、品によってはここでそのまま扱われる。
表向き騒々しくも平和そのものの場所で、この街を表わすような場所。
川賊たちがこっそりご禁制の品を取り扱っている事もある。
ファニュール河の側には増水対策の堤防が築かれている。
が、いい石材と職人に恵まれておらず、たびたび壊れては水害を受ける。

ル・シャイドの跳ね橋 Edit

ルアーブル街道
ノース砦
イド河をまたぐ跳ね橋。町の中央部からは大きく外れた位置にある。
ルアーブルへの陸路での道に繋がり、とりあえずの整備が行われている。
とはいえ、この地方そのものが街道よりも河を移動手段に使われる場合が多く、また宿場町などもない。
ファニュール河の流れが早くなった時や、速度に勝るムィムィを飛ばす緊急事態にのみ使われる。
ルアーブルまでは徒歩で4、5日かかる。ムィムィを飛ばして2日ほど。
ノース砦側への陸路はは眠りの森とファニュール河の間を行くような道。
いずれにせよただ徒歩で行くだけでは河に移動速度で劣るのは否めず、
治安面でも河以上に不安が残るため、流通経路として確立しているとは言い難い。
整備そのものもあまり頻繁に行われておらず、時折モンスターが出現する。
但し、賊の類はほぼ目をつけない。一方官憲側もあまり警戒しない。

イド河三角州 Edit

イド河流域にできた三角州。イド行きのを狙った川賊やサハギンが潜伏している事もある。
川賊たちは一応のギルドメンバーという者もおり、その活動内容はピンキリ。
サハギンたちは巣を作っている事も多く、家畜荒らしや漁狙いで迷惑をかける事が多い。

開拓地 Edit

アーベ公国内でも平野が開けており、農地を中心に開拓は活発。
街を中心に内陸部開拓をしているが、野良モンスターと鉢合わせる事も多い。

人物 Edit

アルダ・ハーツ Edit

・役職:市長、人間、男、45歳程度
河商人からのし上がったシャオセッテの街の町長。市長は自称である。
開拓・開発に極めて積極的で、将来の開拓のためと跳ね橋を架けさせたのも彼。
シャオセッテルアーブルより大きくする」が口癖の野心ある人物だが、
精力が強すぎて浪費の悪癖があり、街の財務係の頭を悩ませている。

ロギンス Edit

役職:シーフギルド長、二つ名:『熊爪の』、人間、男、40歳程度
シャオセッテ近隣で成功した冒険者出の盗賊。シャオセッテの盗賊ギルド長。
冒険者時代の出資者であったアルダ市長とは友人関係にある。
ギルドとして活動しやすい街の現状には満足しているものの、
ルアーブルの両ギルドに頭を下げる現状に苛立っている。
元来明るい人物であったというが、ギルド立ち上げ以来苛立つ事が多くなった。

エリン・パイロン Edit

役職:学院の導師、セファイトエルフ、女、年齢不詳
クルル・ラケィト出身のエルフの魔術師。学院の導師。
ファニュール河の研究者であり管理者で、大河に関わる事象には詳しい。
ソーサラーの素質を持った者を弟子に取って教育する仕事もあるため、
河の異変に気付くとルアーブルクルル・ラケィトに連絡を行う。
基本的に温和な人物だが、弟子たちにはかなり厳しい。

ルファミア・ドゥード・グラム Edit

役職:宿屋女将、ドワーフ、女、85歳
シャオセッテ最大の宿「湖の大魚」亭を切り盛りするドワーフのおかみ。
その料理の腕と経営の手腕に定評のある恰幅のいい女性。
宿は冒険者の店としての役割も果たしており、依頼ポスターも張ってある。
シャオセッテにおける冒険スタートという場合、適当な店を作る必要がなければ、
彼女の宿を使っておくとスムーズに進むだろう。

セッションソース Edit

シャオセッテアーベ公国の中央部、比較的平和的な位置に存在し、
あまり高いランク相当のシナリオは発生し難く、行うべきでもない。
Cランクの冒険者達の仕事先としては手ごろな場所である。
また、ファニュール河や眠りの森に関わる依頼の拠点としては使える。

河賊の横行(C)
シャオセッテ近郊は河賊の温床で、こと小規模な川はよく狙われる。
サハギン達も同様に河に棲み人を襲うのでそれに含まれる。
彼らを退治、あるいは彼らからの護衛のために冒険者が雇われる事は多く、
また、弱そうな冒険者たちが小に乗っている所を襲ってくる事もある。
堤防決壊(C)
シャオセッテの堤防は先述の通り、崩れやすい。
また、崩れるほどの水量なら上流から何かモンスターが流れ着いても不思議はない。
堤防の修復やモンスター退治に冒険者が雇われる事もあるだろう。
街道警備(C)
ルアーブル街道を使う稀な商人の依頼や、荒れている街道の点検が主となる。
稀にご禁制の品が行き来する事もある。
人間の賊は殆ど現れないものの危険は多い場所に冒険者が駆り出される機会はある。
美食を求めて(C)
シャオセッテは海魚以外ではルアーブルより食という点で恵まれている。
運搬は商人の仕事だが、より質の良い物を求める者は直接の取り寄せを望むだろう。
眠りの森の動物やキノコの採集などはそれ自体がシナリオとなるだろう。
開拓の護衛(C〜)
活発な開拓が行われているシャオセッテ周辺地域。
開拓は自然との闘いでもあり、またそこに住まう生物たちとの戦いでもある。
開拓途中の護衛や、開拓後のモンスターの討伐に冒険者が雇われる。
また、思わぬ出現物―遺跡とか、魔獣とかが眠っている可能性もある。
但し、ルアーブルの店からだと間に合わない可能性もある。
シャオセッテに留まらせてから依頼の流れに持っていく方が良いだろう。
河の異変(C〜B)
その位置関係上、河の異変に関してはルアーブルより先に発見される。
それが一体何事かにも寄るが、冒険者に調査を依頼される可能性は低くない。
あるいは公国の外、密林への冒険のきっかけとなるかもしれない。
ギルドの確執(B〜)
シャオセッテの盗賊ギルドルアーブルのそれに不満を持っている。
穏健派ギルドでありとりあえずの中立を保ってはいるものの、
ギルドの圧力に対しどちらかに揺れる可能性もある。
ルアーブル側の2ギルドからしてみれば取り込みたいが扱いにくい相手であり、
足抜けやシマ荒らしなどの面倒事の対応を冒険者の盗賊に求められる事がある。
眠りの森深部〜死の森へ(A〜)
この付近で最も危険の大きい地域、眠りの森、そして死の森
高いランクの冒険者達が、何かの情報を得ればあるいは探索の機会もあるだろう。
それらの情報がシャオセッテからもたらされる可能性はある。

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