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ドランカ諸島

『素面の街』ドランカ諸島

酒の産地としてレングラート中にその名を響かせる、大陸近海の三島群。
山がちな上に本島の南部に火山が存在している事からかつては冷遇された土地で、
初代ドランカ侯爵はこの地に封ぜられた時飲まずにはいられなかったと伝承される。
このドランカ侯爵が本当に酒飲みだったかは定かではないが、
現在はその「酒」こそがこの島を表わすに等しい存在となっている。
諸島全体で見たそれ以外の産業としては砂糖や芋類などの生産、漁業も行われる。
もっとも、そのどれもが酒に結びついているのだが。

酒の中でも特にドランカ・ラムと呼ばれるダークラムが有名だが、
他の酒もかなり高水準の味と香りを持っている酒の都。
ドランカの街には多くの酒蔵が並び、港からレングラートの各地に酒を運ぶ。
全体として飲みやすく、それでいてアルコール度数が高いのが特徴。
一方で酒の飲みすぎはドランカでは極めて多い事例で、飲み倒れる者も多い。
だが、水の資源にそう恵まれていないこの島の住人にそれを責めるのは酷である。
むしろ多少酔っているぐらいがドランカにおける健全な「素面」なのだ。

全体に陽気な地方であり、吝嗇な者は嫌われ、小さなことは気にしない。
但し、酒に関しての情熱と精密さは他の追随を許さない。
種族的には人間以外にドワーフが多く住み、日々酒の醸造技術に魂を込める。
もっとも、自分達がより良質な酒を飲むためという面も多分にあるのだが…。
周辺に海賊団も活動しているが、彼らにもまた陽気な酒好きが多く、
略奪品が酒代に消えてしまっていたり、酒だけを狙うような者もいる。

ドランカ火山は今の所、ドランカ侯爵時代以降は噴火したという事例のない休火山。
ただし火山周辺の地形には火成岩が見られ、かつての噴火の跡を残している。
現在は火山の洞窟で地熱を利用しての蒸留まで行われており、あまり気に留められていない。
それでも、さすがに危険そうな兆候が現れると対策が立てられて監視が始まり、
最終的にはシャーマンの力で火と大地の精霊を鎮める儀式などが執り行われる。

中心都市であり酒の集積地でもあるドランカの街以外はやや存在感が薄く、
大陸側、東のスニック島は漁村や農園が主であり、生産物をドランカで売る。
そのため、海賊たちにとっては潜みやすい環境でもあるようだ。
一方、西にあるヴォーガ島は規模は小さいながら活火山であり、住む者は殆どいない。
一般的にはこの島の様子がドランカ火山の警戒レベルと繋がっている。

特徴 Edit

地域 Edit

ドランカの街(『素面の街』) Edit

諸島の名と同じ名称、時に諸島そのものと同様に扱われる酒の都。
ドランカ諸島の酒を各地に運ぶための大きな港町でもあり、各地から買い付けの商人が訪れる。
現地でも大量に流通し、メインストリートは勿論街の殆どで常に酒の香りが漂う。
あまり治安が良い方ではないが、その陽気さから陰気な面は殆ど見られない。
島々の都市としては人口が集中しており、各神殿もある。が、その教義のどこかに酒が見え隠れするとか。
普通の真水がやや高価という特徴がある。時々、真水を求める者相手に精霊使いが商売している。

スニック島 Edit

ドランカ東側の島。ドランカ諸島を主に構成する三島の中では最も自然豊かな島。
主に食料をドランカに送っているが、その影響力が強すぎるためあまり大きな街はない。
得られる食材は新鮮さが売りもの。…主に酒肴、あるいは酒の原料としての。
主要なところでは貝類中心の漁業、本島同様に芋類の生産。家禽の飼育も盛んである。
ドランカ海賊たちは主にこの島に潜み、商人の活動が活発なドランカの様子を見ながらを出す。
普段は普通の村の仕事をしながら、機を見て海賊行為に転じるような村落もあるとか。

ヴォーガ島 Edit

ドランカ西側の島。あまり規模が大きいわけではないが活火山。
時折小規模に噴火し煙と火山灰を噴き上げており、そういう時は大抵においてドランカ火山も不穏になる。
この活火山の存在のために人はあまり周囲に寄り付かないが、
火山を好む奇特な怪物や、火口近くでは強い精霊力から炎の精霊が容易に現出し、
火山が静かな時は島周辺に大型鳥類の活動も見られる。
その性質からか宝を密かに隠す海賊も時折居る。この地方の伝説の海賊の真偽不明の噂もよくある話。

ドランカ火山 Edit

ドランカ本島南部の休火山。
主に海の種族の言い伝えで、かつて派手に溶岩を噴き上げてこの島を形作ったとも言われる。
ドランカに人が住むようになって以降、噴火したという記録はないが、
十年ほど前からその様子が不穏になってきた、と専門家たちは危惧している。
精霊使いも関心を持つ場所で、実力者は火山を鎮める儀式を求められ島の外から来ることも。
いくつかの火山洞窟があり、中には地熱や鉱脈を人が利用している所もある。

組織 Edit

「ドランカの嬉し涙」同盟(正式名称:ドランカ酒商ギルド Edit

ドランカの酒造職人、酒商人、酒場、酒蔵…ある意味ドランカの全てと言っていい酒商売のギルド
ドランカで最大の勢力を持つ組織であり、全てを旨い酒のために捧ぐまとまりはこの世界でも随一。
酒の鑑定でも世界最上位であり、彼らに認められる酒は「世界レベルの酒」の箔が付く。
酒造職人を通して本当に良い酒はこのギルドの間でのみ流通するとも言われており、
「涙同盟の酒」と言えば酒飲みの垂涎の存在。ギルドに歓迎された者には稀に振舞われる。
ちなみにギルドと名を取るものの、加盟そのものは自由。
互助の対象とはならないが、他所でもいい酒を造るなら邪魔をしてはならない。

盗賊ギルド組織 Edit

ドランカには盗賊ギルドは無い。盗賊としてまとまるより前に海賊として分かれており、
彼らがそれぞれ自由気ままに活動しているためである。
しかし外部のギルドの組織的な介入は許さないというのが海賊達のスタンスで、
ルアーブルの両ギルドにしても密かに連絡員を置くレベルに留まっている。
治安の悪い酒場には海賊達の情報を知る情報屋がいるが、海賊の損にしかならない情報は教えない。
その代わり海賊と連携したり接触を求めている場合や、人の情報に関しては割と口が軽い。

名所 Edit

(未記載)

人物 Edit

(未記載)

セッションソース Edit

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