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ノース砦

ルアーブルから大河ファニュールを遡上したところ、ケルセットの密林と平原を分けるオルヴェートの盾に差し掛かる位置に存在する石造りの大砦がノース砦です。アーベ公国、特に都市ルアーブルの対深淵への国防の要であり、アーベ公国騎士団の一つ「ノース騎士団」が駐留しています。

概要 Edit

大陸全体から言えば僅かであるとはいえ、アーベ公国ルアーブル、イド、シャオセッテを中心とする熱帯の豊かな平原を獲得しています。この平原は隣接するケルセットの密林との間を険しい山脈に囲まれ、深淵の軍勢の侵攻を強力に阻んで来ました。 ――二箇所を除いては。
大河ファニュールとサウスファニュールの川沿いだけは流石の山脈も険しさは鳴りを潜め、大河のそのものの流れを含め、大軍が通過することの出来る余地があったのです。そこを封鎖するために建築されたのがノース砦サウス砦のアーベ二大城塞なのです。

ノース砦ルアーブルクルル・ラケィトを繋ぐ大河ファニュール上での交流ルートを確保するため、重要度としてはサウス砦よりやや強く比重が置かれています。アーベ公国に属する全常備軍――全騎士の30%近くがノース砦に駐留し、必要とあればルアーブルから傭兵を送り込まれるのです。もしもノース砦深淵に抜かれるようなことがあれば、その後背に有効な防御陣地は存在しないため、最前線にして最終防衛線であるこの砦は難攻不落でなければならないのです――絶対に。

また、その性質上、ノース砦に駐留する騎士達は「ノース砦周辺で何かしらの事件が発生しても、出動することが出来ない」という状態にあります。ノース砦の防衛は同じサウス砦ルアーブルガルファードの防衛に次いで最も重要なものであり、その価値はシャオセッテや一開拓村とは比べることができないのです。万一、それら事件が深淵の攻撃の陽動であった場合、大変危険なことになってしまいます。そのため、そのような事件の解決は冒険者達に任せられています。
また、ケルセットの密林の側へも騎士達は踏み入ることが出来ません。これは上記と同様の理由もありますが、セファイトエルフ達との盟約に「救援の要請があった場合を除き、盾山脈を境に相互に軍勢力の侵入を禁じる」とあるからです。

歴史 Edit

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施設 Edit

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人物 Edit

ノース騎士団長ガリバルディ Edit

現在のノース騎士団を率いる団長です。グレーの髪の渋みが走った男で、その年齢は50歳にもなりますが、その腕はまだまだ若い騎士たちには負けず、頑健な壮年の肉体を誇ります。
叩き上げの騎士団長で部下たちへの面倒見がよいため慕われていますが、ノース騎士団アーベ公国の防衛を担う重要な存在であり、また、各地の貴族から供出された騎士たちが多くいるため、釣り合いを取るために、彼も辺境伯の地位を授けられています。もっとも、その爵位を本人は大事にしてないようですが。

この地位に10年以上在任している彼は、軍事だけでなく、政治や行政、外交、様々な交渉術にも熟知しており、幾度と無く優秀な統治者としての実力を証明してきました。いずれ彼の肉体も最前線で指揮を続けるには難しくなるでしょうが、その場合でも、大公の顧問官や大臣として昇格するのは間違いないだろうと言われています。

ノースの”四人将”・その他の将 Edit

ガリバルディ騎士団長のもとでノース騎士団の実務を担当している将たちです。

カテドラル中将 Edit

ノースの”四人将”の一人に数えられる老齢の神官戦士です。ガリバルディと同世代の豪傑ですが、法衣の下の肉体は筋骨隆々で、その膂力は若い騎士たちにも負けることはありません。ティガ=タルナの大神官で、数々の不死者退治の功績が認められ、現在の地位につきました。
ノース砦ノース騎士団で常に死の森を監視し、森の外に出てきた不死者たちを撃退するだけでなく、機を捉えて死の森に攻め込み不死者の討伐も行っています。

アクトレイ中将 Edit

主に軍政と補給を一手に引き受ける実務のスペシャリストです。ガリバルディとは、直属の参謀の一人として長年の付き合いがあり、彼が団長となった翌年に将官に引き上げられ、それ以来、ノース砦ノース騎士団を支え続けてています。
表立って軍を指揮することはほとんどないため、”四人将”としては数えられていません。

サリヤーナ少将 Edit

  • 所属・階級:ノース騎士団 /少将
  • 整った顔立ちの清潔感のある中年騎士で、異国風の装束を身にまとっています。

ノースの”四人将”に数えられる筆頭騎士であり、実力、血筋共に申し分ない将軍です。地位の上下に関係なく常に丁寧な言葉で接する怜悧な武人です。その彼の騎士らしい振る舞いと、その実力を信じてついていく部下も多くいます。
なお、一対一の馬上戦にて過去、ブラキオン大佐(准将)と引き分けたことを今でも根に持っています。

ヴェスティガル少将 Edit

  • 所属・階級:ノース騎士団 /少将 & 参謀長(刻印戦争後)
  • まだ若く、騎士としては長い髪の毛に、目付きの悪い青年で、口も悪く、軽装を好んでいます。

ノースの”四人将”に数えられる将軍で、主に調査や情報の分析を担当しています。軍を率いる将軍ではなく参謀としての働きが主で、刻印戦争後はノース騎士団の参謀長に任じられました。
こと調査、分析能力については確かな実力をもち、斥候や、前線の騎士からの信頼は厚いのですが、騎士らしくない振る舞いや口調、考え方を疎む騎士貴族も多くいるのも事実です。

落ちこぼれた貴族出の盗賊であったという噂がありますが、詳細は不明です。クリーガァ少佐が彼をノース砦に引き入れた、と実しやかに囁かれています。

ブラキオン准将 Edit

ノース砦でも屈指の実力をもつ戦士で、大佐でありながら”四人将”の一人に数えられる騎士です。必要とあらば自身が武器をとって敵を退け、その豪放磊落な性格は、兵や部下からの信頼を得ています。
ノース騎士団では主に前線の砦の指揮を任されており、刻印戦争でも、ケルセットの密林の最前線を担当していました。敵将『独眼の』ペルセライガとみられる将と戦い瀕死の重傷を負いましたが、共に戦っていたエルフ長と彼女のユニコーンにより一命をとりとめ復帰しました。
戦後は准将に昇格しています。

セッションソース Edit

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