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メギアス諸島

『七つ色』メギアス諸島
知名度:8(セイラーは必ず知っている)

ルアーブルよりで2〜3日ほど。メギアス島を中心とした7つの島から成る諸島です。それぞれ、メギアス・ラカムィ・セヘル・ダンカージ・ブロンズヘル・ダウロンと呼ばれています。(7つめの島には名前は無く、住民が好きな名で呼んでいます。もっとも多く呼ばれる名は『ズィール』です)
かつてこの7つの島を巡って争いが起こったことで知られ、各地にその戦場の跡地が残されています。

また、メギアス本島の都市「メギアス」は『大港』ルアーブルや他の島々への中継地点としての重要な港であり、様々なが行きかいます。この諸島出身の乗りは多く、その腕はレングラート1(自称)だそうです。

歴史 Edit

知名度:12

かつてこの諸島はある一族によって支配されていました。一族の名はイルドヴァルテ。現在残っているバナナ園の創始者でもあるそうです。ですがその男の支配による税は重く、民にとってはたまらないものでした。そこで、1つの地方で反旗を翻し始めました。支配者は倒されたものの、それがきっかけで7つの島それぞれで争いが始まりました。
この戦いが起こり始めたのは100年前のことです。この時、他の島から戦力の増強として魔獣を連れてきたといわれています。

それから50年ほど戦は続きましたが、ようやく50年前、アーベ王国の介入により停戦協定が結ばれました。アーベ王国としては、レングラート航海の重要な中継ポイントであるメギアス諸島の不安定さを見過ごせなかったのでした。その頃になると、イルドヴァルテ家も戦いによる疲弊により戦いを継続する力はなくなっていました。

現在はアーベ王国の政治体制を模範とし、7つの島からそれぞれ選ばれた島長(しまおさと呼びます。爵位では侯爵に当たりますが、古くからの伝統によりこの呼び名を使っています。)を頂点とした政治が敷かれています。
もっとも、政治の力はそれほど強くはなく、商人の発言権が7割を占めているそうです。

特徴 Edit

メギアス諸島.jpg

メギアス諸島は、7割は密林(熱帯雨林)によって形成されており、ほとんど開発されていません。
また、熱帯雨林には様々な動物を始めとしたモンスターが生息しています。中には100年前の戦いのために連れてこられた魔獣が野生化している場合もあり、かなり危険な地域も存在しています。それらの危険地域は他の地域とは違い、常に霧が出ている熱帯雲霧林となっているのが特徴です。

所々切り開かれた山沿いには、バナナ園などが形作られており、海岸沿いにはマングローブ林に囲まれた村がいくつか点在しています。かつての戦場の跡が海岸線に残されており、このような場所は時折アンデッドが徘徊することもあると言われています。

産業と経済 Edit

メギアス諸島は広大なバナナ園からとれるバナナが特産品として知られています。このバナナは地域によって甘さや形、ニオイが異なるため、7色バナナとも言われています。特産品としてルアーブルや他の島々にも輸出されており、メギアス諸島は成り立っていると言っても過言ではありません。ただ、これらの利益はほとんど商人にもっていかれてしまうため、貧富の差の拡大に一役買ってしまっています。
他に小規模ながらコーヒー、茶葉、などの収穫も行われています。

七色バナナ
7つの色のバナナで、色によって様々な味があります。メギアス諸島の主力産品です。

メギアス主の島』メギアス Edit

メギアス諸島最大の島。この諸島の中心都市「メギアス」があります。
都市「メギアス」は、レングラート域内の航路、そしてルアーブルアルケナル十諸国を結ぶ航路の主要な港の一つで、多くのが立ち寄ります。そのため、メギアス市は商人たちの手によって大きく成長しています。港の規模としてはルアーブルに次ぐ大きさだと言っても過言ではありません。

また、メギアス市の周囲には広大なバナナ園が広がり、そこで栽培される七色バナナは、レングラート各地に輸出されています。

『珍しき島』ラカムィ島 Edit

ラカムィ島は、イグドヴァルテ一族が嗜好した、タバコやコーヒー、茶葉等を栽培している島として知られています。かつてイルドヴァルテ一族が金に糸目をつけずに高級な品種を導入し育てさせたため、今でも、この島のタバコやコーヒーは高品質で知られており、メギアス市経由でルアーブルガルファードなど、レングラート各地に輸出されています。

『密なる自然の島』セヘル島 Edit

メギアス諸島の中央にあるこの島は、比較的高い山々で占められています。山頂部には、他では見られない様々な花が見られます。非常に種類が多く、中には香料、薬草、・・・そして麻薬に使われる花も存在します。

を産みし島』ダンカージ島 Edit

諸島南のダンカージ島では、豊富な木材を輸出していて、そのうちのほとんどはに使われます。その材木の多くはメギアス市に送られますが、ここの木材で作られるは質がよいため、様々な地方にも送られています。また、この島にはよく、『船の墓場』で遭難したの物資が流れつくことがあります。

『鉱山島』ブロンズヘル島 Edit

東部にあるブロンズヘルは、元は良質な金が取れることで有名でしたが、今は廃坑が広がるだけです。もっとも、さらに奥深くにはまだ金が眠っているという説もあり、再開拓へと着手されています。

『遺跡島』ダウロン島 Edit

この島は、かつてはイルドヴァルテ一族の別荘地であり、関連の遺跡が数多くある「遺跡島」として知られています。
今ではその遺跡の大半は密林に沈みましたが、イルドヴァルテの遺産を探して、その様々な遺跡に挑む者達が跡を絶ちません。

『名も無き島』ズィール島(仮) Edit

この島には正式な名前はなく、住民は思い思いの名前でこの島を呼びます。「ズィール」とは、その中でも多数の者が呼ぶ名称です。
この島の名前が定まっていないのは、歴史が失われた島だからです。かつてこの島はイルドヴァルテ一族に最初に反旗を翻した島で、そのため、イルドヴァルテが送り込んだモンスターや軍隊によって、島の住民は根絶やしにされました。今の住民はその後に住み着いたもののため、島の名前が決まっていないのです。

そのため、この島には手付かずの(野生に戻った)自然が多くあり、島のほぼすべてが密林で覆われています。またイルドヴァルテが島に放ったモンスターや野獣などがまだ横行しており、海賊たちにとっても都合が良い島のため、いくつかの海賊がこの島をアジトにしていると言われています。

島にはズィールという小さい町があり、漁業やクオ麦、バナナだけでなく、ソル=パルの飲み物と言われるコーヒー豆の生産などで暮らしています。また、島には、漁村があちこちにありますが、内陸からの外敵が容易に来れないような場所にあるのが特徴です。

メギアス Edit

都市「メギアス」は、レングラート域内の航路、そしてルアーブルアルケナル十諸国を結ぶ航路の主要な港の一つで、多くのが立ち寄ります。そのため、メギアス市は商人たちの手によって大きく成長しています。港の規模としてはルアーブルに次ぐ大きさだと言っても過言ではありません。

なお、メギアス諸島の産品は、一度この街に集積されて、市内でさらなる加工や輸出されるため、職人が多い街としても知られています。

メギアス市のデータ Edit

人口
約5万人
主な施設
新港ブルーバタフライ、旧港レッドバード、『二つ顔の市街地』イエローエイプ・パープルキャット、『野生なるランダエ』グリーンボアト=テルタ神殿クオ=ルート神殿、その他ナインズ神殿

メギアス市の名所・施設 Edit

港町メギアスには様々な施設が集中しています。その中でも特徴的な施設を紹介します。

新港ブルーバタフライ Edit

50年前に建造が始まり、それから丸5年かけてメギアス本島に作られた港です。今でも増改築が進められているため、その大きさは大港ルアーブルに次ぐといわれています。
主に商が停泊しており、港市はとても活気があります。所々無理やりな増改築が行われているため、ダンジョンさながらの場所も少なくありません。そのため、このあたりを秘密の取引場所として使う人たちもいます。
ちなみに、この島の青い蝶々からそのままとった名が港の名前になっているのですが、この『ブルーバタフライ』の名は言いにくい、語呂が悪いなどと批判が相次いでいました。ですが、この名前にちなんで『ブルーバターのフライ』という料理が作られてからは一躍名物となりました。(揚げ物に珍しい青色のバターを塗った料理で、とても濃厚かつ味わい深いものだそうです。)

旧港レッドバード Edit

新港ブルーバタフライが建設される前まで使われていた港であり、現在は使われていません。ただ、港としての機能はまだあるようです。

『二つ顔の市街地』イエローエイプ・パープルキャット Edit

市街地イエローエイプはまさに商人が稼いだ金で作られた市街地です。表向きは華やかで人々を寄せ付け、更なる利益を生みます。ほとんどの重要施設はこの地域にあるといっていいでしょう。一見きらびやかな市街地ですが、裏に存在するスラム街はパープルキャットと呼ばれ、路頭に迷った人たちが住み着いています。シーフギルドや娼館などは主にこの地域にあります。

ちなみに、この市街地が『二つ顔』と呼ばれているのは、表と裏のその割合がほぼ半分だからなのだそうです。そして、イエローエイプの名は元は裏の人が侮蔑のためにつけた名だそうですが、その名を受け入れつつ、理解したうえで、今の名に定着したといいます。

『野生なるランダエ』グリーンボア Edit

メギアス市郊外にあるこのランダエは、自然と共に魔法を学ぶという、野性的な思想で運営されています。ランダエ全体に木々が生い茂っており、動物があちらこちらで自由にうろついています。特にルアーブルランダエと連携を密にしているのが特徴で、よくルアーブルの事について情報が入るのだそうです。
また、このランダエでは、ソーサラー魔法以外に、屋外でのレンジャーの知識や、栽培についての知識などがよく学ばれます。

組織 Edit

神殿 Edit

メギアス市には、ト=テルタ神とクオ=ルート神の神殿が存在しています。(もちろんクオ=ルート神殿は島の周囲を流浪しています)他の神殿も存在はしていますが、ほとんど小規模です。どの神殿でも、神官のレベルは高くて4、小規模な神殿では1レベル程です。

シーフギルド Edit

メギアス市や、諸島の主要都市には、1〜20人ほどの小規模なギルドが複数存在しています。
横のつながりは少なく、敵対しているギルドも少なくありません。ルアーブルシーフギルド『海』、『陸』はこの地方まで力が及んでいないため、情報を得るのはやや難しいといえるでしょう。金さえ払えばそれなりの情報を得ることはできますが、ほとんどのシーフギルドはただの悪党集団に成り下がっているのが現状です。

彼らは金に汚く、時には殺しも請け負いますが、そこそこ腕のある冒険者であれば対立し、打ち勝つことのできる相手です。レベル帯は1〜5レベルといったところでしょう。変わったギルドでは自称正義を目指すシーフギルドや、『イルドヴァルテの遺産』を狙うトレジャーハンターじみた(時には悪質な)ギルドも存在しています。

ランダエ Edit

メギアス諸島にも少数ですがいくつか点在しており、そのうちの複数のランダエルアーブルとの知識の交流があります。島の人の気質からか、動的な行動を取る方針のランダエが多いようです。

冒険者の宿 Edit

メギアス市に、少数ですが存在しています。メギアス諸島では遺跡はあまり発見されないため、冒険の依頼はシティやウィルダネスが多めに入ります。宿同士は横の繋がりが深いため、情報は共有されやすいのが特徴です。依頼があれば他の冒険者の宿の人も、快く受け入れてくれるでしょう。

人物 Edit

『グリーンボア』ベルクレフ Edit

セッションソース Edit

の護衛
この地域ではルアーブルや他の地域とのの交流が盛んです。ルアーブルからメギアス諸島までの護衛、というのはこの地域でのベーシックな依頼でしょう。
バナナ園の護衛
メギアス諸島の様々な場所にあるバナナ園は山から来るモンスターの被害を食い止めるため、日夜努力しています。が、その努力が及ばないモンスターが現れたりすることも多々あります。このようなモンスター冒険者にお任せするでしょう。
シーフギルドとの抗争
ルアーブルに裏で流通している、セヘル島原産の薬草や香料の中に隠した麻薬の取引を追う内容。1つの村全体がその組織になっていたり、ハードな内容となるでしょう。
イルドヴァルテの遺産
かつてこの地を支配していたイルドヴァルテの血族。彼らは一族が滅ぼされた時、再興の時のために7つの島にその遺産をばらまいたと言います。その遺産を全て集めた時、再びこのメギアス諸島を支配できるとも言われており、その遺産を目当てにしたならず者や、イルドヴァルテの子孫との争いが起こるかもしれません。尚、これらの遺産にはフェイクが多数あり、本物といわれるものはたった7つしか存在しませんが、フェイクの数は100を超えるといいます。そして、フェイクの中には本物に近い力を持つものもあるそうです。
ブロンズヘル鉱山探索
かつて栄華を誇った金の産地。掘りつくされたこの鉱山の中には、後から住み着いてきたモンスターの巣窟となっています。まだ金が取れると言い張るアグラ=イヴァナ神官によって、探索に赴かされることになるかもしれません。
戦いの傷跡
50年前までこの地では様々な争いが起こっていました。そのときの傷跡は、いまだに残っていたりします。これらの傷跡は村同士の遺恨であったり、大地に残された亡霊であったり、内容は様々です。
流れてきた冒険
ダンカージ島に流れついた1つの小瓶。それは船の墓場で遭難した人からの救いを求める手紙だった。救い出したい。その依頼は心を揺さぶる。最良質のを駆り、いざ向かう冒険者!

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