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ラッタウ

『捨てられた街』ラッタウ
知名度:10(レングラート地方)/7(アルケナル地方

アルケナル地方戦侯領ベルアダーム付近にある都市。アルケナル帝国滅亡時にガルクランに奪われた街で、現在ではレングラート地方およびアルケナル地方における最大の「深淵の都」です。別名は『捨てられた街』
この地に赴いて生きて脱出できる星霜の民はほとんどいませんが、最近の冒険者の活躍などにより、この都市について様々なことが判明してきました。


ラッタウ――そは高き巨大な塔が連なりし都。塔は幾つもの薄い大地の層を貫き、宙空に掛かる無数の橋が塔と塔を繋げ、あまりの構造物の複雑さに、地上からは空を仰ぎ見ることは出来ない。蜘蛛の巣のように塔と塔の間を縫う小道は数多の巨大な広場へと繋がり、そこに至りて、初めて空を見ることができる。数多の摩天楼に切り取られた空を。

今は海に没したアルケナル帝国の首都と同じく、ラッタウソグティヴァナガラクジェム両文明期の偉大な遺跡で、〈人〉が建造した街だと言われています。巨大な何本もの塔と、それらを繋ぐ宙空回廊(橋)、そして無数の階層を持つ階層都市で、上空から見ると正九角形のその都市は巨人の背丈も数倍するほどの高い城壁で守られています。

歴史 Edit

ラッタウの名が初めて伝承に出てくるのは、〈竜〉時代の頃です。〈竜〉の破壊に対抗するべく〈人〉が築いた都市として、また、〈竜〉深淵に追われた人々を受け入れる護りの都としてその名が現れます。アルケナル帝国の首都などと同じく、大陸にありながらも奇跡的に〈竜〉の破壊を免れた都ですが、封印され深淵の森で周囲を閉ざされたためか、長らくその名は歴史から消えます。

次に登場するのは、アルケナル帝国の時代からです。帝国の初代皇帝は深淵の森を追い払うと、この都を開放し、帝国の北の守りとして活用しました。とはいえ、すぐ南にはアルケナル帝国の中心である『内陣』地方があるためか、この都の政治的・地政学的重要性はたいしてなく、守るのも多くの人員が必要な巨大都市なため、次第にその価値は低下していったようです。
帝国の歴史を通して、帝国第五騎士団が常駐する都でしたが、帝国の辺境が遠い大陸の奥深くまで広がり、アルケナル帝国の平和が何百年も続くうちに、そして『内陣』地方が発展するのに反比例して、この都は衰退していきました。様々な危険な品物を収蔵したり、犯罪者の流刑地などとしても使われたという記録も残っています。

そして、アルケナル帝国末期、帝国の広大な辺境が深淵の猛攻を受けて落とされていくさなか、ラストエンペラーの命により、この地の放棄が決定されます。『捨てられた街』という二つ名は、ここに由来しています。しかし、第五騎士団はその命令に反対し、迫り来る深淵との戦いを決断したと伝えられています。

その直後、アルケナル帝国の『内陣』地方は海の底に沈んで帝国に滅亡。勢いにのる深淵勢力はこの都まで迫り来ます。第五騎士団の戦いは激しいものでしたが、短いものでした。こうして、この都はガルクランのものとなったのです。

特徴 Edit

都市の構造 Edit

決戦の沼、そして背後の広大な深淵の森に囲まれたこの都は、この地方における深淵勢力の都で、ガルクランを筆頭に数多の深淵種族が住んでいます。今のラッタウは、都市の下層は霧に覆われ、上空は大抵は分厚い雲が掛かっている街で、都市構造は殆ど変わらず、ガルクランもそのまま使用しているようです。

ちなみに、この都の周囲には深淵の森はなく、この都にも、深淵の森らしきものはありません。とはいえ、今のこの都は明らかに深淵の領域であり、ここに星霜が訪れると、深淵の森にいるのと同じような悪影響を受けます。

都市に住む星霜 Edit

この都には、数多の星霜の民も住んでいます。帝国時代に住んでいた人々の末裔であったり、深淵勢力に攫われた人々、そしてその子孫たちのようで、ガルクランの奴隷として、深淵の森の影響を受けないように処置され飼われています。

地理 Edit

捨てられた町.jpg

戦侯領ベルアダームの首都「ベルアダーム」から、決戦の沼を抜け、徒歩で1週間ほど。なお、道中の危険は極めて高く、都市は深淵の森化しているため、命の保証はありません。

名所 Edit

無数の塔と階層 Edit

ラッタウを特徴付けるものが、この無数の巨大な塔と階層です。それぞれの塔は、層のようになっている大地で連結しており、高層はガルクランが利用します。中層は、ゴブリンオーガなどの深淵種族が多く使います。
下層になるほど目が行き届かなくなり、犯罪者や、レイブンメタモルスが作った実験モンスター、様々な生き物、逃げ出した星霜、それを貪ろうと入ってくるオーガなどが、そのダンジョンのような環境で過ごしています。

なお、無数の塔の中で最も巨大なものは「ガラクヴァの塔」と呼ばれ、重要なマジックアイテムが収蔵されています。

アリーナ Edit

この都にはいくつかアリーナがありますが、その最大のものは円形闘技場で、数万人の観客を収容する事ができます。
剣闘試合(グラディエイター)は、オーガボガードゴブリンなどの深淵種族にとっての最大の娯楽で、ガルクランたちも貴賓席から観戦する事が多いものです。
しかし、ルアーブルなど星霜大都市の上品なアリーナと違い、ここのアリーナのルールは「ブラッドサック」――つまり、どちらかが死ぬまで戦う――というものです。もちろん勝者の権利を行使して生かしておくことも不可能ではありませんが、そのような恩恵が敗者に下されるのは極めてまれです。
参加者はゴブリンボガードオーガなど血に飢えた深淵種族だけでなく、モンスターや、囚われたり牧場で育てられた星霜奴隷グラディエイターなどです。また、ガルクランの犯罪者が出されることもあり、腕試しのためにドラグなどが参加することもあります。

アタナトイの『牧場』 Edit

この都とその周囲には、アタナトイが運営する「深淵の牧場」があることが知られています。簡単に言うと、星霜・狭間種族の奴隷を育成し管理する施設です。詳細については「深淵の牧場」をご覧ください。
なお、この「牧場」を統括するのは、アタナトイ・サービスロード「アルカーヴィアス」で、その方面に非常に優れた才能と実績を持つと言われています。

竜の城 Edit

巨大な塔で、ラッタウにおけるドラグの本拠地です。ドラグ・グランドロード「ガンディリオ」が住む居城として知られています。

第十一の宮 Edit

都市内にあるスカイフック――空中宮殿――です。11番目と呼ばれている理由は不明ですが、ここはラッタウにおけるレイブンの本拠地で、レイブン・アークロードの「セレスライト」が住まう宮殿として知られています。

広場 Edit

中層階に複数あるもので、幾つもの大通りが集まる場所です。ここではよく「市場」が開かれます。
売っているものは食料や道具など様々ですが、星霜深淵の奴隷などが売りに出されることも、よくあります。

人物 Edit

この都は、アルケナル地方レングラート地方における深淵勢力の都であり、そのため、ガルクランの大物が多数存在します。

『偉大なる〈竜〉の五指』 Edit

レングラートアルケナル方面の深淵の森に住まうガルクランたちの中でも最高位の5人で、ラッタウに住まうドラグ・グランドロード「ガンディリオ」、レイブン・アークロード「セレスライト」、メタモルス・シェイプシフター・マスターピース「フィースメア」、アタナトイ・ステイシスロード「ネルファロス」と、ガルムドリングに住まうペトラ・レヴィエイター「ガウス」のことです。

彼らは深淵世界全体で見ても数人しかいない“ほぼ最高位の地位”であり、彼らより上位の存在はオーバーロードしかおらず、この地方では事実上の最高位です。この地方の深淵各氏族(クラン)のトップであり、かつて一致協力して様々な諸問題を解決した英雄譚で彩られています。

『拳を極めし者』ガンディリオ
ドラグ氏族/グランドロード
『星の揺り篭』セレスライト
レイブン氏族/アークロード
『混沌の迷い子』フィースメア
メタモルス氏族/シェイプシフター・マスターピース
『渇きし大河』ネルファロス
アタナトイ氏族/ステイシスロード
『黒の祭祀』ガウス
ペトラ氏族/レヴィエイター ※ガルムドリングに居を構えている

副官たち Edit

グレート・ファイブの副官として、各氏族の運営実務面を取り仕切る者たちです。全員がロード階級に属しています。
彼らと同じロード階級は、このレングラートアルケナル方面だけで見ても幾人もいますが、ここに挙げた者たちは『偉大なる五指』の副官であり、その権威・権力は同階級のものより抜きんでています。

『竜の牙』ベルガンムルド
ドラグ氏族/ウォーロード(サーヴィスロード)
『邪眼の指し手』ミュールストロフ
レイブン氏族/ロード(サーヴィスロード)
『千の仮面』イーシュトレルム
メタモルス氏族/
『牧場主』アルカーヴィアス
アタナトイ氏族/ロード(サーヴィスロード)
『神の刃』ツォルガ
ペトラ氏族/アビサルロード ※ガルムドリングに居を構えている

セッションソース Edit

ラッタウへの潜入 Edit

ラッタウに潜入することは、手引きするものがいればそう難しいことではありません。
その際、手引きするものとして一番可能性が高いのは、ガルクランでしょう。ガルクランの5氏族は政治的に微妙な問題を解決するために、星霜種族を使うことが稀にあり、それはレイブンロード「レリヴェシュトル」暗殺や、「神器騒動」などでも明らかになっています。

問題になるのは深淵の森の影響ですが、この都の深遠の空気は非常にムラがあり、濃厚なところを避ければ、対策が不十分な星霜深淵種族でもそれほど問題なく長期間過ごせると言われています。また、手引きするものがガルクランであった場合は、深淵の影響を受けないようなアイテムを貸し出してくれることもあります。

なお、巨大な都市のため、手引なしでも侵入することは不可能ではありません。ただその際、問題になるのは、ラッタウにどうやって近づくか、ということでしょう。ラッタウの周囲には、深淵の村が点在し、巡回がいることもよくあります。

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