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九大神

エンファータの星霜の民が信仰する九大神アル=グラムアグ=ヴァアグラ=イヴァナヴァル=ノレルクオ=ルートソル=パルティガ=タルナト=テルタレ=ティオン)です。ナインズとも呼ばれます。

なお、『星霜の者(特に人間)は、九大神の全員を信仰しており、信者です』。神々を持たない狭間の民ならともかく、実際に神々がおり、プリーストの奇跡が日常的にある世界において、無信仰であったり信仰心が極めて薄いというのは、異端な存在なのです。

ちなみに、その中でも特に特定の神に帰依し、テンプルに参る人を「〜〜神の信奉者」と呼びます。それぞれの神に仕える「神官」も、信奉者の中に含まれます。しかし、「信奉者」も、残りの8柱を信仰しないわけではありません。九大神は9柱で1つであり、信仰九大神すべてが対象なのです。

九大神の各柱 Edit

光の神「アル=グラム
「太陽」を象徴とする光の神で、「正義」「秩序」を司ります。信奉者貴族や役人が多いですが、一般の人々にとっても秩序や道徳と、それによる安定した社会は望むものですので、広く敬されています。
戦いの炎神「アグ=ヴァ
「勇気」を司る神で、「戦いの神」「炎の神」と見做されています。教えはストイックで、その厳しさから、一般からの広い信仰を受ける神ではありません。教え自体は人生全てにわたるものですが、信奉者は戦士などが中心となります。また、ドワーフがよく信仰します。
豊穣たる技術神「アグラ=イヴァナ
「技術」「豊穣」「結婚」を司る神で、アグラという男神と、イヴァナという女神の2人で1柱となっており、そのため、この神の神官は「結婚」の儀式も執り行います。農業神であり技術神であり結婚の神であるアグラ=イヴァナは、多くの人々に親しまれている神です。そのため、アグラ=イヴァナ信奉者は多く、その信仰は人々の日常生活に広く密着しています。
愛の女神「ヴァル=ノレル
「愛」を司り、人々に広く愛を与える美の神であり、生殖も司る神です。しかし、結婚の神とはみなされません。そのため、この神は娼婦などの家業を営む者達に信仰されることが多いです。若者を中心に信奉者がいます。
水と風の自由神「クオ=ルート
海の水と風から生まれたといわれる神で、「自由」を司っています。深淵の森から人々を守るために海に加護をしているとされ、そのため、乗りなどの多くが信奉者で、海に住むものから絶大な支持を受けています。また、フェンランクオ=ルート信仰しています。
無性の知識神「ソル=パル
世界が始まってからの歴史を記し続けているといわれる神で、「知恵」を司ります。学者やソーサラーなど、いわゆる「学のある人々」に信仰されています。信奉者数はそれほど多くありません。
幸運の神「ト=テルタ
「幸運」を司る神です。幸運を運ぶのは人と人との絆と交流である、との考えから、旅人や芸人、商人といった階層に信奉者が多いですが、幸運が欲しいのは人すべてに共通する願いです。そのため、ほとんど誰でも、幸運が欲しいときは、ト=テルタテンプルに詣でたり、ト=テルタの気を引くような台詞を言ったりします。
両性の芸術神「レ=ティオン
「芸術」「運命」を司る神です。信奉者の数は少なく、多くは芸術家や吟遊詩人・大道芸人などです。ただ、人々が求める娯楽を提供する存在でもあるため、他のナインズと同じく大事にされています。
生と死の女神「ティガ=タルナ
「生」と「死」を司る神です。特に「死」、つまり死者の魂を見守る神とされています。この神の信奉者は数が少ないですが、誰でも「死」は逃れられず、この神の神官が執り行う「葬儀」は個人・社会にとって重要なものです。そのため、大事にされ、尊敬されています。

九大神の設定 Edit

九大神神話 Edit

星霜の者に伝わっている「エンファータの神話」が、九大神神話です。この神話プリーストや熱心な信者なら必ず知っていますし、それ以外の人々も、内容をざっくりと知っているでしょう。というのも、この神話を題材にした劇や吟遊詩は無数にあり、折々のお祭りなどでよく触れるものだからです。

テンプルについて Edit

エンファータ九大神テンプルは、エンファータの各地にあり、レングラートにも様々な形で存在しています。エンファータの九大神は、神話で人に自助努力を命じており、そのため、テンプルの役割は人間社会のインフラを肩代わりすることではなく、人々のサポートをすることがメインとなっています。
また、どのテンプルも、(特に)奇跡などを使える神官は、中にとどまるのではなく積極的に外に出て人々を救い、〈竜〉に奪われた大地を取り戻す活動をすべきだとされています。そのため、ルアーブルのような大都市であってもテンプルは慢性的に人員不足であり、人々のサポートという仕事以外は、あまり手がまわらないのが現状です。

九大神信仰の「冠婚葬祭」 Edit

九大神信仰する種族、特に人間は、結婚する際にはアグラ=イヴァナ神に儀式を捧げ、葬儀の際にはティガ=タルナ神に儀式を捧げます。成人の儀式(冠)は九大神全員に感謝を捧げるのが一般的です。また、祭りは、それぞれの神に捧げるものが各地に存在します。

死生観 Edit

なお、人間社会では、人は死んだらその魂は空の彼方、黒きにある「ティガ=タルナの園」に赴くと信じられています。そこで先に赴いた魂とふれあい、ティガ=タルナに魂を癒され、そして、時が来たらまた新たなる命に宿って世界に戻るとされています。ただ、種族によって、九大神を信じていても違うことがあります。詳しくは「死生観」の項目を御覧ください。

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