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剣闘士

剣闘試合は、星霜世界・深淵世界の両方で大人気の娯楽です。
剣闘は、俗に、「酒、女、賭博、剣闘」と言われるくらい、庶民の心を掴んでおり、その剣闘試合を行う人達が「剣闘士グラディエーター)」と呼ばれます。彼ら剣闘士は、武器の扱いに長けており、多くのものは「グラディエーター技能」を習得しているのが普通です。

特徴 Edit

仕事内容 Edit

技能の習得と職場 Edit

リアルの地球の歴史で最も有名なのは、古代ローマ時代の剣闘士でしょう。ローマ帝国では、剣闘士は奴隷の職業の一つとされており、彼らは庶民から絶大な人気がありましたが、社会階層的には娼婦と並んで極めて低いものでした。もちろん、成功すればスターになれますし、収入も高いので、平民から剣闘士になる者も(ごく僅かですが)いました。

エンファータ世界のアーベ公国アルケナル十諸国など、多くの星霜の国々では、奴隷制度を採用していないので、剣闘士は立派な職業の一つです。しかし、借金などで事実上の奴隷状態であったり、ブリーダーが(人余りになった)開拓村で集めてくるケースもありますので、完全な自由意志ではなく、ある種強制されて、というケースは多々あります。

剣闘士の訓練 Edit

剣闘士を目指すことになった者たちは、アリーナがある大都市に連れて来られ、集うことになります。そこで、ブリーダー(トレーナー)と呼ばれる者たちによって選ばれ、集団生活を営みます。ここでの訓練の内容は多岐にわたり、肉体トレーニングと様々な武器の使い方に始まって、模擬戦による実戦経験などが主のハードなものです。

このブリーダーたちは、それぞれ独立しており、大抵は貴族・大商人などのオーナーやパトロンから資金をもらっているか、育てた剣闘士をそういった金持ちに売りつけます。彼らの教育方針や訓練の仕方は様々ですが、共通しているのは「一人前の剣闘士を、早く育てること」です。早く一人前になって金を稼いでもらわないと、見習い剣闘士たちの生活や訓練にかかるコストはかなりのものですから。そのため、ハードな訓練についていけず、脱落するものも少なくありません。

そして、剣闘士 Edit

剣闘士の職場 ―― つまり、アリーナ ―― が常設されているのは、かなり大きな都市にしかありません。レングラートでは、『大港』ルアーブル、『古都』ガルファードメギアスなどあたりで、アルケナル十諸国でも、ベルアダームイスタークローハルトエリンダムカイゼルなど、いくつかの国の首都くらいにしかありません。

こういった常設のアリーナ(大闘技場)は一度に数千人以上の観客を収容できる大きなもので、頻繁に剣闘試合が行われます。特に、ルアーブルアリーナは、レ=ティオンアグ=ヴァテンプルも併設されているだけあって、設備も非常に整っており、怪我をしても神官による手厚い治療を受けられます。

これら大アリーナの周辺には、ブリーダーたちの館があります。そして、そういった所の剣闘士は、「相手にあまり怪我をさせない武器の扱い方」や「観客に楽しんでもらうための試合の段取り」を徹底的に叩き込まれるのが普通です。ここがファイターなどと大きく違う所で、いくら武器の扱いに長けてる戦士でも、この2つが下手ならば、剣闘士としては失格となります。

そのことからも分かる通り、星霜世界の大アリーナでの試合は、いわばプロレスの興行のようなもので、試合で怪我をすることはあっても、死ぬことは極めて稀で、不幸な事故程度しかありません。剣闘士を雇ってるオーナーたちにとっても、多くのコストを費やして育てた剣闘士は「商品」であり、死んだり再起不能になってしまっては、元も子もないのです。

こういった様々な「魅せる戦い」を叩きこまれて、一人前になった者が、日々、アリーナで観客を沸かせる戦いを繰り広げます。主催者(プロモーター)による賭けも行われるので、試合は八百長も多く、ちょっとした細工がされることもありますが、最後にモノを言うのは戦いの技量ですから、腕が良くて運が良ければ、そのアリーナの王者ともなれるでしょう。ただ、成功した剣闘士であっても、いわばオーナーに飼われている身分ですし、試合や鍛錬もあるので、楽しみを満たすことは十分にできますが、あまり自由はありません。

とはいえ、こういった「成功者」たちはごく一握りで、しかも、怪我程度で住むのは、星霜大都市にある、いわば“お上品な”アリーナでの話です。もっと過酷な運命が待ち受けている剣闘士も、少なくありません。

モンスター/獣との戦い Edit

星霜世界の大アリーナで、モンスター/獣などと剣闘士が戦うことは、まずありません。もちろん、捕まえて運んでくるのが大変というのもあるのですが、それ以上の商業的な事情が絡んでます。
というのも、モンスターや獣との戦いは、阿吽の呼吸で合わせられる訓練された剣闘士同士と違って、予測がつかなく、何が起きるかわからないためです。オーナーたちが資金を費やして手に入れた金の卵の剣闘士をそのようなリスクに晒すはずもなく、マッチングが出来ないのです。

もっとも、時折はそのようなマッチングが組まれることもあります。ただ、そういう戦いを行う場合は、後述する「流れ馬」の剣闘士や、冒険者たちを使って組まれます。それなら、1回限りのファイトマネーで済みますから。

女性剣闘士 Edit

剣闘士は男の職場と思われがちですが、当然女性で剣闘士になるものもいます。とはいえ、訓練の厳しさは男でも女でも変わりません。また、紅一点であり、観客が喜ぶような装いをさせられたりすることもよくあります。

様々な闘技場 Edit

御前試合/祭儀試合 Edit

貴族の居城などで開かれる試合や、お祭りなど祭儀の際に開かれる剣闘試合です。これは、主催者の格や試合の重要性によって変わりますが、大アリーナの有名な剣闘士たちが呼ばれることが多くあります。
また、著名な冒険者騎士などが呼ばれることも結構あります。こういった所での試合は、互いに手ひどいダメージは与えないように留意しつつも、手に汗握るガチの勝負となるのが普通です(模擬戦みたいなものです)。

流れ馬 Edit

星霜大都市の著名なアリーナに所属できる剣闘士は、一握りです。
そのチャンスを掴めなかった者たちは、地方都市などで開かれる剣闘試合をめぐる生活になります。そういった剣闘士達は、俗に「流れ馬」と呼ばれます。そういった場所での試合は、死ぬリスクは心配するほどのものではないですが、怪我をしても神官治療士の癒しは期待出来ませんし、ファイトマネーも安いので、苦しい生活です。
こういった地方都市で開かれる剣闘試合は、その地の腕に覚えがある者や、居合わせた冒険者などが参加することもあります。ただ、そういった“素人”が参加する場合は、刃を潰した剣や模造剣などを使わせ、手ひどい怪我をさせないよう厳しく言われるのが普通です。

闘技場 Edit

闇といわれるだけあって規模は小さいですが、シーフギルドなどが主催する闇闘技場などは、レギュレーション(闘技の条件)によっては非常に危険にもなります。例えばモンスター/獣との戦いや、真剣による手加減なしの試合など、ファイトマネーも高いことが多いですが、その分リスクも高い場所です。さらに、観客次第ですが、高額の賭け金が動くことも多いため、色々仕込まれている場合もあり、油断出来ません。
生活に困った流れ馬が手を出したりしますが、大アリーナの“お上品な”レギュレーションは無いも同然の場所ですから、自分の腕だけが頼りです。そのため、ここでしぶとく戦い続けている剣闘士は、かなりの修羅場をくぐってきた猛者といえるでしょう。
こういった闇闘技場は外部に知られるのを嫌うため、冒険者が参戦するとしても、何らかの理由で身を偽って潜入したりなどとなるでしょう。ただ、ギルドと付き合いが深い冒険者や、冒険者くずれが、高額のファイトマネーと秘密厳守で誘われることもあります。

南バルバロスなど Edit

星霜世界でも、奴隷制度がある南バルバロスのような場所では、剣闘士はほぼ奴隷で、闘技場は死への片道切符のようなものです。真剣による手加減なしの試合は当然で、しかも満足な訓練も受けられませんし、安く買い集めた奴隷たちと獣/モンスターのマッチングなど、残虐なものも少なくありません。

深淵世界のアリーナ Edit

深淵世界のアリーナにいる星霜剣闘士は、捕らえられて奴隷になった者や、深淵世界で生まれた奴隷たちです。ただ、大抵はブリーダーのもとでしっかりと訓練を積まされます。とはいえ、レギュレーションはたいていブラッドサック ―― どちらかが死ぬまで戦う ―― というものですので、極めて過酷で敗者に残酷です。
また、深淵世界のアリーナには、オーガボガード、そしてモンスターなどが参戦することが多く、また、時折ガルクラン(特にドラグ)が参加することもあります。

冒険者との関わり Edit

剣闘士は、“上品な”大アリーナでも、ハードな仕事ですし、そういった出世コースに乗れなければ、尚更大変になります。なので、訓練で鍛えられた武器の扱いを生かして、冒険者になる剣闘士もいます。また、剣闘士として名を上げたあとに冒険者になるものもいます。
ただ、剣闘士として求められるものと、冒険者として求められるものは違うので、この転身がうまくいくとは限らないのですが。

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