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南バルバロス

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『暗黒都市』南バルバロス

  • 知名度:10
  • (セイラー、パイレーツは、必ず知っています)

概要 Edit

100年ほど前に作られた海賊たちによる街で、暗黒都市の異名を持ちます。街は常に建物の増改築が行われ、しかも無秩序なため、町並みは非常にごちゃごちゃしたものになっています。ここに所属する海賊は気性が荒く、何でも根こそぎ奪い取って持ってくるため、この町の「自由市」は、日常品から武器、毒物、そして人をはじめとする奴隷まで様々なものが売られています。
当然治安は悪く、この町では「奪われる方が悪い」という考えが横行しています。さすがに力ある海賊の庇護下にある者はそうそう襲われたりはしませんが、旅人が一人できたら、つかまって奴隷として売られてもおかしくないほどです。また、この街の裏には深淵の者が潜んでいるとの噂もあり、他の国からも危険視されています。

奴隷制度を敷いているのが特徴で、貧富の差は極端に大きくなっています。奴隷となるのはゴブリンなどの深淵の者や、罪を犯した罪人などが半数を占めています。もちろん、海賊によってさらわれた者や、金で買われて奴隷となった人もいるでしょう。それらの奴隷は、男であれば非常に過酷な労働が科せられることも多いですし、自ら望まずに海賊にされることもあります。女であれば、普通はその体での奉仕を求められることになります。

特徴 Edit

南バルバロス海賊 Edit

南バルバロスには海賊ギルドなるものがあり、その海賊ギルドがこの南バルバロスを仕切っています。ギルド長はジェルクエルフの男(レイオン)であり、この南バルバロスの方針を定めた人物でもあります。南バルバロス海賊たちは気性が荒いものが多く、東のラクナウ諸国からの貿易などを襲い、自らの糧としています。北バルバロスとはあまり良い仲とは言えず、常にイザコザが絶えません。

レイオン死後の体制 Edit

この街を創り、そして100年にわたって支配してきた『黒き血』レイオンは、数年ほど前に起きた大規模な暴動の最中、冒険者たちに討ち取られました。その後の南バルバロスは、大海賊たちによる合議制に移行しています。また、神器騒動邪竜騒動)でレイオン子飼いの大海賊たちが死んだため、独立志向の強い大海賊である『煉獄鳥』の力が強まりました。

さらにそれから時が過ぎ、大海賊『煉獄鳥』はラクナウの方に関心が向いたのか、南バルバロスはほとんど放棄するようになりました。もともと彼女(?)は、マジックアイテムコレクターで、レイオンのかつての居城を荒らし終わった後は、南バルバロスに未練などなかったと言われています。

こうして、南バルバロスは中小の海賊たちがひしめくようになりました。海賊ギルドもその統率力を失い、有名無実化しています。そして、どんぐりの背比べのような海賊たちのひしめき合いから、何人かの新たな海賊が、頭ひとつ抜け出し始めています。さらにその中から、『花の海竜』レイラという女海賊が威勢を強めており、南バルバロスの支配者たる大海賊になりつつあります。

なお、今までも、レイオンの死と復活はあったと言われており、何時の日かレイオンが戻って、この街を裏から支配するのではないかと噂されています。また、支配者がレイオンから大海賊たちに、そして有象無象の中小海賊たちに変わっても、南バルバロスとそこに属する海賊たちは、レイオンが支配していた当時とまったく変わらぬ悪徳に満ちた日々を続けているのです。

名所 Edit

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自由市 Edit

日常品から武器、毒物、そして人をはじめとする奴隷まで様々なものが売られている、まさに闇の市場です。南バルバロス海賊たちが略奪してきた文物や人々が競りにかけられます。この南バルバロスには、裏社会の商人や、深淵の代理人なども居るため、特に奴隷(さらってきた人々)の競りは非常に賑わっています。

魅惑街 Edit

大規模な歓楽街で、娼館が乱立しています。店によってグレードが違い、有力海賊から最下層の下っ端、この街を訪れる客まで、様々な客層の需要を満たしています。また、海賊はここで贔屓にしている相手を持っていることがよくあります。

暗闇通り Edit

酒場が乱立するエリアです。魅惑街で宿泊(娼館ということになります)するつもりがない客のために、たいていの酒場は宿としての機能も備えています。

肉片通り Edit

横に並ぶ建物は2階建てかと思ったら急に地面が陥没していたり、その隣にナナメになった5階建ての建物があったり、そこから橋が伸びていたりと、迷路のような区画です。肉片通りはその名の通り、強制労働者がひたすら雑事をこなす一帯。悲鳴やわめき声、泣く声などが絶えません。

一級市街地 Edit

有力な海賊の館が立ち並ぶ区画です。レイオンのかつての居城もここにあります。なお、レイオン死後、大海賊『煉獄鳥』によってその居城は"血の染みも残らぬほどに"家探しされ、今では誰も住んでいない場所となっています。
それ以外の館は、海賊たちの栄枯盛衰によって、居住者がどんどん変わっていきます。

闘技場 Edit

自由市のすぐ近くにあるアリーナです。南バルバロス闘技場深淵並と言われるほど残虐で、日々血なまぐさい戦いが行われています。

黒い森 Edit

森のなかには近づくと気分が悪くなる場所があったりする、危険な森です。また、アンデッドやモンスターなどが生息しています。そのことから、この森のなかには深淵が潜んでいるといわれています。

命の大灯台 Edit

数年前にレイオンが死んだ場所で、その時に、灯台は崩壊しました。なお、この地下には『門』があります。

組織 Edit

海賊ギルド Edit

南バルバロス海賊たちによって構成されるギルドです。レイオンが生きていた頃はこの組織を使って南バルバロスに鉄の支配をもたらしていましたが、彼の死後、ギルドの価値も薄れ、今では活動もほぼ停止し、その存在は有名無実化しています。

人物 Edit

『黒き血』のレイオン Edit

「全ては我が糧。贄。蹂躙されるだけのもの。」

南バルバロスを作り、そして数年前に死んだとみなされている男です。ジェルクエルフで高位のソーサラーだったと言われています。しかし、レイオンと戦ったものの話では、実際には、そのボディはゴーレムのような作り物で、それで寿命を欺いていたようです。また、7~8レベルの高位ソーサラーであるのは間違いなく、暗黒魔法も使用していました。詳しくは「レイオン」のページをご覧ください。

『百耳』のフォウルン Edit

「ワイ何もしらんらん。ただ声出しにきただけだ。ほなさいならー」

自由市場にいるハーフエルフの男で、南バルバロスに関することはなんでも知っていると言われています。ただし、情報料はべらぼうに高く、危険を察知する嗅覚も鋭いため、出会うのも一苦労という存在です。
なお、フォウルンは、ゲームに勝てば情報をただで提供することもあります。

レイオンの『七海賊 Edit

『黒鬼』ライオネルや、『ホワイトシャーク』アルブロなど、レイオンの子飼いを中心とした7人の大海賊です。レイオンの死後は彼ら7人が集団統治体制で南バルバロスを統治していました。しかし、レイオンの死の前後や神器騒動で全滅しています。(正確には『煉獄鳥』は生き残って南バルバロスから離れました)

『煉獄鳥』 Edit

ガルハドラの大海賊で、レイオンが支配をしていた頃から、独立心が強い存在でした。なお、彼女(彼?)がレイオンに従わなかったのも、その中に深淵の繋がりを感じたからだと言われています。『煉獄鳥』は、著名なマジックアイテムコレクターで、深淵を粉砕する強力な力を備えたマジックアイテムをあつめています。そのためには略奪し犠牲が出ようが構わないほど荒っぽく。
しかし、レイオン死後、特に彼の居城をあさったことで、南バルバロスには用がなくなったのか、この街から出て行きました。今ではラクナウの方に関心があると言われています。

『花の海竜』レイラ Edit

南バルバロス海賊レイオンや彼の七大海賊が消滅したあとの南で勢力を拡大している女海賊です。性格は火のような熱さと氷のような冷たさを兼ね揃えた存在で、海戦はめっぽう強く、『海竜』と渾名され恐れられるだけのものがあります。また、知略にも優れ、刻印戦争時にはうまく立ち回ることで北バルバロスの力を大きく減じることに成功するなど、油断ならない存在になっています。
今後南バルバロスを支配する存在になるとみている者もいます。

セッションソース Edit

(未記載)

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