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風呂

風呂(ふろ)とは、入浴を行う設備または、入浴行為そのものを指します。
ここでは、エンファータで一般的なお風呂および入浴行為の両方について記載します。

様々な入浴 Edit

体を拭く Edit

厳密な意味では入浴ではありませんが、沐浴すら出来ないような場所(例:遺跡の中など)では、体を拭いて身を清めるのは一般的です。この際には、単純に水で濡らした布をつかうのが一般的ですが、多肉植物(サボテン系、ウリ系など)の身や、フォルフラワーの花びら、また、珍しいところではクールスライムなどを使うこともあります。

シャワー Edit

フォッシャフォルフラワーなどのシャワー植物を使う、エンファータで一般的な入浴法です。特に、常夏のレングラート地方などを中心に広く普及しています。
レングラートにおける一般的な浴室は、水を張った大タライにフォッシャなどが置いてある小部屋で、ここでシャワーを使い、体を洗います。また、レングラート地方は気温が高いため、温めていない水を用います。

沐浴 Edit

簡単に言うと水浴びです。フォッシャフォルフラワーを使わずに済むため、シャワーと並んで一般的な入浴法です。
海沿いや川沿いの街や村などでは、外敵が侵入しないように囲いをつけた水浴び場があり、そこで水浴びをします。
ルアーブルにおいては、網の目のように張り巡らされている運河のあちこちから引き込まれた水浴び場があり、そこで水浴びをします。

サウナ Edit

元々は寒い地方や水が少ない地方、また、ドワーフなどが発明した入浴法です。
高温に熱した岩に水をかけて蒸気を作り、それで密閉した部屋を熱することで発汗させるというもので、燃料と水が少なくて済むという利点があります。また、沐浴などと違い、外敵侵入の危険がない場所でお風呂に入れるというのも大きな利点です。
また、発汗後に汗を落とすための水風呂や水桶が用意されています。

このタイプの風呂アルケナル帝国時代に人気だったため、アルケナル地方では一般的に見られます。
レングラートでも、水がそこまで豊かではない開拓村や街、ノース砦サウス砦などの軍事施設で見られるほか、グラゼルルアーブル穴蔵街など、ドワーフが住む場所でよく利用されています。

バスタブ Edit

バスタブに水またはお湯を溜めて入浴するのは、かなりの労力が必要なため、高級な設備に属します。
特に、レングラートなどの簡易な入浴方法が利用できる地域においては、貴族や上流階級の設備と言ってもよいでしょう。特に設備が整ったバスタブは、上水道などから水を引き込んだり、また、バスタブに張った水を熱する設備が備わっているなど、とても快適なものです。
ただ、ルアーブルなどの大都市においては、大浴場などの公共浴場に巨大なバスタブ式風呂が設置されており、一般庶民でも利用できます。

温泉 Edit

火山地帯や山脈の周囲には、温泉が豊富にあります。温泉は薬効があると認識されており、湯治などにも利用されます。とはいえ、温泉観光地などもない世界なので、そう簡単に利用できるものではありません。

レングラートにおいて有名な温泉地はグラゼルソーズシーズなどで、薬効も期待できることから、湯治のために長逗留する人もいます。また、英雄の頂周囲などにも温泉があり、冒険者などが利用することがあります。

その他、珍しい入浴 Edit

珍しい入浴法としては「砂風呂」などもあります。これは砂漠地帯におけるものですが、熱い砂に身を横たえて発汗し、体を洗います。全域がほぼ砂漠のツバル地方や、レングラート地方にある渇きの島などで行われることがあります。とはいえ、砂漠で(体内の)水分を失うのは危険ですので、地元住民はまず行わず、儀式の際などに身を清める時に使うようです。

レングラート入浴 Edit

健康維持の習慣 Edit

エンファータ全体で言えば、入浴という慣習がない地方(例:ツバル地方)や場所(例:渇きの島)もありますが、レングラート地方アルケナル地方においては、入浴は一般的です。特にレングラート地方は暑いので、水浴びをするのが気持ちいいという理由もありますが、主たる理由は、体を清潔にするのが病気予防になると広く認知されているからです。

また、冷水浴より温水浴のほうが効能があり、温泉はその中でも特に薬効があるというのも認識されているため、レングラートにおいても、サウナや温水バスタブ、温泉などは人気があります。

混浴の慣習 Edit

開放的なレングラート地方においては、混浴が一般的です。まあ、公共浴場や水浴び場では腰布くらいは巻きますが。これには、開放的な性質以外にも、男女で分けるのは(設備・維持運営で)コストがかかるという事情もあるようです。もちろん公共浴場などでも、場所によっては時間ごとに男女を分けたり、男女の設備が別になっていることもあります。

なお、文化的歴史が長いアルケナル地方では、混浴はそれほど一般的ではありません。それに影響を受けてか、レングラート地方でも、上流階級になるほど、混浴しない傾向があるようです。(まあ、混浴における事故を避けるという意味もあるのでしょうが)

入浴道具 Edit

体を洗うための道具ももちろん揃っています。一般的なものとしては、垢を落とすための海綿やスポンジ性の植物(ヘチマみたいなもん)、そして石鹸です。

著名な浴場 Edit

ルアーブルの大浴場 Edit

ルアーブルにある大規模な公共浴場施設です。複数のサウナルームや巨大な複数の湯に水風呂、別途料金がかかる個室風呂などがあり、市民の憩いの場になっています。また、広い休憩サロンや、室内遊技場、広場などもあり、入浴だけでなく様々な娯楽や語らいなど、一日中過ごせる場所となっています。

グラゼルの熱風呂 Edit

グラゼルは、火山という豊富な熱源を利用した入浴施設でもよく知られています。温泉だけでなくサウナなどもあり、ドワーフはそこで体を暖めながら酒を飲むのが大好きです。非ドワーフ、特にお酒や血管が弱い人は注意しましょう。

英雄の頂『諸精霊の泉』 Edit

英雄の頂には、『諸精霊の泉』と呼ばれる複数の温泉があることが知られています。これは、火の精霊や水の精霊、生命の精霊、精神の精霊(のなにか)など、温泉ごとに違う精霊力が強いのが特徴です。ご承知の通り、病気というのは精霊力の乱れによって発生するものですから、湯を選んで湯治することで、病気回復に効果があると言われています。

しかし、いずれの湯も、英雄の頂の中でも特に険しい場所にあるため、「行くだけで寿命が尽きる」と揶揄されるものです。この湯は飲用でも効能があるとされているため、貴族などや医師など、そしてティガ=タルナテンプルなどが、冒険者に採取を依頼することもあります。
ただ、険しい山の自然だけでなく、温泉を利用するモンスター深淵種族ドラグが使っていた例もあります)などとの遭遇も高い確率であり、腕に覚えのあるものしか挑めない温泉です。

ちなみに、似たような『精霊力が強い泉』というのは、英雄の頂以外にも人知れずあちこちにあると言われています。

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