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SandBox/ドルイド技能

(未採用事項。参考程度に)
ドルイド技能とは、狭間の神と呼ばれるものを崇めて、彼らに祈りをささげることで自らの肉体を変貌させたり、獣の霊魂を操り力を借りる魔術を使う技量を表します。自然と共に生き、信仰する狭間の神を崇め、契約することで目覚める能力であり、いわば、動物信仰によって得られる力です。シャーマン技能と高い親和性を持ちます。体系としては竜語魔法と似通っており、精霊魔法に近い能力も保有しています。

この技能を修得するには、自然と己が狭間の神を崇め、自然と共に暮らす必要があり、PCたちでは習得することはないでしょう。彼らは基本的に森で暮らし森を守る生活をしているため、人里へ出てくることもまずありません。そうしたこともあり、彼らの存在はレングラート地方ではほとんど知られていません。

ドルイドの特徴 Edit

狭間の神 Edit

狭間の神とは一部の狭間の者たちが崇めている神々のことです。しかし、神々といっても九大神ガラクヴァはおろか、その力はヴェルラグにすら到底及びません。狭間の神は深い森の奥でひっそりと生きる、永い年を経て神格に近いほどの力を得た動物たちとされています。

彼らは不老であり、そう簡単に死ぬこともありません。一説ではパスツェルを飲んだためとも、動物の王であるともされていますが、その実は定かではありません。

彼らは神聖魔法に近い、神通力のような力や精霊を使役する力が使え、その戦闘力も人間などでは決して太刀打ちできないレベルを誇っています。

また、己と同じ種の獣の霊魂を司り、その力を信奉する者達に分け与える力を持っています。それと同時に狭間の神は、力を与えたドルイドの目と耳を通して、ドルイドの周囲で起きていることを知ることができます。

ドルイドの歴史 Edit

ドルイドたちがいつごろ出現したかは定かではありません。おそらく知っているのは太古より存在する一部のセフィロトくらいのものでしょう。文献で最も古くに確認できるのは、<人>が大陸を追われた大失墜の時代です。追われた者の中に、自らの狭間の神が<竜>によって殺され、土地も破壊されて逃げざるを得なかったものがいたそうです。

彼らの話によると、遥か昔に奥地で暮らしていた彼らの祖先の前に偉大なる狭間の神が現れ、その存在に畏敬の念を抱いた祖先は狭間の神を祀り上げました。狭間の神はそれを了解し、自らの領域である森を守ることを条件に、彼らの祖先に力を与えたそうです。

比較的最近では、かつてリューンスを解放し狼の森から少女と共にドラグたちと戦い、追い払ったとされる狼は狭間の神ではないかとされています。もっとも、狼の森でドルイドは今のところ確認されていないため、不確実とされています。

ドルイドになれる種族 Edit

自然に生き、狭間の神を信仰すれば基本的にどの種族も目覚める余地があります。しかし、以下の種族は取得できません。

  • セージブロッサム
    セージブロッサムは神を崇めるという精神は持ち合わせておらず、理解し得ないため取得できません。
  • クラケット
    クラケットは魔術を使うことができません。その為、ドルイド技能も当然適性がありません。
  • テルミナスなど水中が生活基盤の種族
    彼らの生活基盤は水中にあり、彼らにとっての自然は水中です。どういうわけだか、海には狭間の神はおらず、彼らには馴染まない為取得は不可能です。

また、以下の種族は取得が制限されます。

  • ドワーフ
    ドワーフはもとより精霊使いとしての資質にかけており、その資質があるもの以外はこの技能を取得できません。シャーマン技能を持っている者のみ取得できます。
  • フェンラン
    フェンランたちの精神は特定の対象を信仰することに向かないため、狭間の神を信仰することはまずないでしょう。ただし、資質がないわけではありません。

ドルイドの役割 Edit

ドルイドたちは自然の保護者であり崇拝者です。彼らは基本的に自らの神が住む周辺の森を巡回し、森を破壊する、あるいは汚す者がいないか見回っています。

彼らは特に星霜種族に対して警戒を示すことも少なくありませんが、深淵に対しては基本的に敵対しています。深淵の森化されるということは、神の土地が汚されるということであり、彼らにとって決して許されざるものではありません。彼らは自分たちと神の力を持って戦い、他を頼ることはあまりしないでしょう。

狭間の神の強さは無類を誇っており、ガルクランたちといえども、そう太刀打ちできる相手ではありません。一説によると、ケルセット密林深淵の森がほとんどないというのは、深淵が狭間の神々や狭間の強力な力を持つ者たちと戦うのを避けたためとされています。

狭間の神々は基本的に閉鎖的であり、狭間の神を崇めるものたちも狭間の神の森を守るために、外に出ても決して自らの森について明かすことはありません。また、大抵そういった森は狭間の神によってメイズウッドがかけられており、迷い込むこともありません。

ただし、中には外に目を向ける狭間の神もいたり、様々な事情でドルイドたちを森の外の世界へ送り出すこともあります。ドルイドたちは契約の儀式により、狭間の神にとって文字通りの目と耳の役割を果たすことになるため、そう言った時は、狭間の神の命に従い例え人の街の中であろうと活動を行います。

獣の霊魂 Edit

狭間の神やドルイドは神と同じ種の動物の霊魂を操り使用できるとされています。
しかし、本当に霊魂なのかどうかは定かではなく、不可視な上に不死の精霊の反応もない為、ドルイド以外のものからは疑問視されています。しかし何らかの力が働いている事は間違いなく、ドルイド達は狭間の神の恩恵を受け、ドルイド魔法を使用します。

タリスマン Edit

ドルイド技能を持つ者は、儀式を終えた際に必ずタリスマンを取得しています。タリスマンは信仰する神の身体の一部(毛がほとんどですが、まれに歯や爪も)が使われた装飾品や、袋に入ったお守りの事です。

ドルイド技能による能力はこれを介していないと力が低下し、達成値(出目)から-2のペナルティーがかかるうえ、種別が<変身>の魔法を使うことができません(変身した後でならば<変身>の魔法は継続しますが)。

その為、ドルイドはタリスマンを常に身に着けて放すことはしません(ましてや信仰対象の体の一部があるのですから)。

ドルイド技能取得の儀式 Edit

ドルイド技能の取得には3つの条件があります。

  • 心から自然を慈しみ、一定以上の期間自然的な暮らしをして来ている。
  • 信仰する狭間の神がいる。
  • 狭間の神から直に契約の儀式を受け、成功する。

ドルイドたちは狭間の神から力を授かることでドルイドとしての力を得ることができます。しかし、いくら狭間の神に気に入られたとしても、森で自然的な生活を長期間暮らしていなければならず、そのものが狭間の神を心から畏れ敬う必要があり、その条件を満たしていなければ儀式は成功しません。

儀式は秘匿とされ、どのように行われているかは知られていません。しかし、過酷なものであることは間違いないようで、失敗する者も多く、時には死んでしまう者も(稀ではありますが)いるそうです。

ドルイド技能の剥奪 Edit

ドルイド技能は極々稀にですが、技能が剥奪されるケースがあります。それは以下の2つのケースがあります。

  • 信仰する狭間の神が死ぬ。
  • 狭間の神が許容出来ない程の害を森に与えた。

前者は、まずあり得ませんが、信仰する狭間の神が死んだ時です。これによりドルイドは力の根源を失う為、一切のドルイド技能が使用不可能になります。しかし、力を扱う技量が消えるわけではないので、新たに信仰する狭間の神を見つけ力を授けられた場合、かつて所持していたドルイド技能Lvまでは必要経験点は半分になります。
後者は狭間の神の許容量にもよりますが、基本的に狭間の神の領域かどうかに関わらず、森や自然に対して故意に害をなそうと(止められるのに見逃そうとした場合も同様です)した場合に、一時的、或いは恒久的にドルイド技能が剥奪されます。また、特に酷いと狭間の神が判断した場合、呪いをかけられ、一切の精霊魔法、ドルイド技能を剥奪と共に再度の取得が出来なくなります。

ドルイド技能のルール Edit

基本ルール Edit

  • 1500点ベースの経験点を必要とします。
  • シャーマン技能を所持している場合、シャーマン技能レベルと同等のレベルまで1000点技能となります。
  • ドルイド魔法、ドルイド技能アビリティを使用できます。
  • ドルイド魔法の使用装備制限はシャーマンに準拠します。
  • ドルイド技能を使用するには「タリスマン」が必要であり、所持していない場合は達成値(出目)に-2のペナルティーがかかり、種別:<変身>の魔法が使用できなくなります。
  • ドルイド魔法には種別:〈変身〉が存在します。この種別の魔法が使用されている間は使用できる魔法に制限がかかります。
    また、ドルイド技能レベルを使用して戦闘を行うことができます。
  • ドルイド魔法の行使には精霊語を使用します。その為ドルイドはシャーマンと同様に取得時に精霊語を取得します。
  • 呪文の発動条件は種別:〈変身〉は念じることのみ。それ以外は発声が必要となります。

ドルイド技能アビリティについて Edit

  • ドルイド技能の保持者は、レベルが1Lv上昇するごとにアビリティを取得できます。
  • アビリティは1Rに一度行動を消費せず行使することができます。ただし、アビリティを行使したRは如何なる魔法を使用することはできません
    また、アビリティの使用に専念する場合、同時に二つのアビリティを使用することができます。
  • アビリティは心に念じることができれば発動することができます。
  • アビリティはアビリティを行使する行動の代わりに解除することができます。

ドルイド技能アビリティ Edit

Lv1 Edit

ハードスキン:18R、基本消費5、肌質を硬化させ物理防御に対して+1の防御を得る。ただし種族特性で同様の効果を持っている場合、効果はない。
ハンターアイ:1時間、基本消費4、目の構造を野生動物のそれに変化させ、知覚が増光になる。種族特性で増光を持っているものに効果はない。
シャープノーズ:1時間、基本消費3、一時的に嗅覚が鋭くなり、嗅覚に関係する判定を+2する。種族特性で同様の効果を持つものには効果はない。
サイレントフット:18R、基本消費3、一時的に両手両足が肉球のついた獣の脚となり、素足で歩行する場合、4足移動が可能になり、ドルイド技能Lv+敏捷Bで忍び足を行うことができます(すでに忍び足を別の技能で取得している場合は、その判定に+2のボーナスを得ることができます)。
ハンティングアイ:18R、基本消費3、一時的に目の構造を変化させ、遠くの距離でもはっきりと視認することができるようになります。遠視判定には+1の判定を得ることができます。種族特性で同様の効果を持っている場合、効果はありません。

3Lv Edit

ビーストマッスル:18R、基本消費12、一時的に筋力を大幅に増強させ、筋力を+6する。
ワイルドセンス:寝るまで、基本消費6、野生の勘を働かせ危険を察知します。ドルイド技能Lv+知力Bの判定で危険感知を行なう事ができます。ただし、このアビリティが発動している間は休息などの効果は一切得る事ができません。
ウィークサイト:18R、基本消費12、敵の弱所を看破する鋭い目へと変貌させる。ドルイド技能Lv+知力Bの判定を振り、対象の精神抵抗を突破した場合、使用したキャラクターの物理攻撃はその対象に対してクリティカル-1(固定値の場合はダメージ+2)する。

5Lv Edit

ナイトアイ:1時間、基本消費10、完全な暗闇においても見通せる目へと変貌させる。知覚を五感(暗視)に変更する。種族特性で暗視を持っている場合は効果はない。

ドルイド魔法 Edit

  • ドルイド魔法は霊魂を操り肉体や精神、或いはその場に顕現化させる事ができます。
  • ドルイド魔法の詠唱は精霊語を用いて詠唱します。
  • ドルイド達が使用できるのは信奉する神の司る動物の魂だけです。どの神を信仰するかは技能を取得する際に決まります。

1Lv Edit

スピリットショット
基本消費:3 距離:30m 抵抗:消滅 霊魂のエネルギーを顕現化して攻撃する術。R0の威力。視認でき、30m内にいる対象ならどこにいても攻撃が可能。そのため誤射はありません。
コール・ビースト
基本消費:4 距離:術者 効果範囲:4㎞ 抵抗:消滅
霊魂の力を借りて、遠吠えして信仰する神の種別の獣を呼ぶ術。どれ程の時間がかかるかはGM判断だが、術の有効範囲に獣がいる場合、最大でも18R以内にはやってくるでしょう。
シンパシー
距離:術者 効果範囲:半径4km以内の獣 効果時間:1時間
範囲内の霊魂と同じ種別の生物をの数や大まかな位置を察知し、反応を友好に変える。抵抗された場合は察知もできずなんの効果もあげる事ができない。

2Lv Edit

キラーファング
基本消費:8 持続時間:18R 対象:術者
一時的に顎と歯が変化し、その牙で1h武器として攻撃として行うことができます。命中はドルイド技能Lv+器用B-1威力は筋力+5R+筋力B+ドルイド技能Lv、クリティカル値10で計算されます。
このアビリティを使用している間は、通常の会話が不可能になります。(精霊語は使用が可能です)
ストロングラングス
基本消費:6 持続時間:1時間 距離30m 対象:個人
霊魂の力を借りて体内の呼吸器を強化し、呼吸が止めるか、止められるなどした場合でも、18Rの間までは苦しまず、ペナルティーや悪影響を受けません。
スピリット・ファイア
基本消費:10 持続時間:6R 距離30m 対象:個人 威力:R0 抵抗:消滅
霊魂のエネルギーを対象に纏わせて燃焼させる呪文。対象に6Rの間遅延タイミング時にR0(クリティカル無し)のダメージを毎R与える。

3Lv Edit

シェイプ・シフト
精神消費:3 対象:術者 持続時間:18R 種別:目標値、<変身>
術者の肉体を半獣姿に変化させ、強力な力を得る。信仰する狭間の神によって、異なる姿、能力をとる。ただし、いくつかの欠点もある。
バイタリティ
距離10m、対象個人、基本消費12。対象に霊魂を降ろし、生命の精霊を活発にする。生命点+6。
サーバント
基本消費:9 距離:接触 対象:獣一体 持続時間:1日
霊魂と同じ種別の生物に降ろして簡易契約し、一日の間忠実な従者となる。サーバントの視界を見る事もできますが、その間は術者の視界は何も見えなくなります。同時に最大ドルイド技能レベル÷2(端数切り上げ)まで従者を契約できます。

4Lv Edit

ビーストロアー
基本消費:16 距離:術者 効果範囲:半径3m 持続時間:R終了時まで
獣の咆哮を上げ、効果範囲の相手を怯ませる。抵抗に失敗した対象はこのRの間能動行動をとれなくなる。
トラベル・シフト
基本消費:12 対象:術者 持続時間:術者が解除するまで 種別:目標値、<変身>
術者の肉体を移動に適した半獣の姿に変化させます。術者の信仰する狭間の神によってその形態は様々です。
サモン・トークン
基本消費:8 距離:10m 持続時間18R
獣の霊魂を集約することで、狭間の神の種別の動物を象ったエネルギーを生み出します。戦闘能力を持ちますが、ダメージを受けるとあっという間に消し飛んでしまいます。データの詳細はビースト・トークン?をご覧ください。

5Lv Edit

ジェネレートペイン
基本消費:25 対象:術者 持続時間:3R
名もなき生命の精霊の力を引き出して生命力を回復する。3Rの間、毎R魔力と同じ点数のHPを回復する。
メンタルジャミング
基本消費20 距離:30m 対象:個人 持続時間:18R 種別:精神
対象の精神に獣の霊魂を無理やり降ろし、頭の中を滅茶苦茶に掻き乱します。魔法の達成値(出目)に-2のペナルティが、一時的に知力が-6されます。種別が、妖精、妖魔、巨人、動物、人間にしか有効でありません。

6Lv Edit

シェイプ・チェンジ
基本消費12 対象:術者 持続時間:18R 種別:目標値、<変身>
術者の肉体を戦闘に向いた完全な獣の肉体に変化させる術。シェイプ・シフトの上位に当たる術で、姿だけならば信仰する神と同じそれになることができる。完全に獣の体型になり、知能も特に低下するため、武器戦闘は一切行えず、衣服や鎧も身に着けていた場合は破壊されます。

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