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SandBox/プロフィット技能案

プロフィット（予言者） †

歴史 †

遠い昔、破壊衝動にからかれるあるバードの一団があった。
彼らは自らの声を、呪いの歌を、より強大なものにしようと研鑚していた。
やがて彼らは力をつける。
それはすでに呪歌などとよべるようなものではない。
炎を呼び、冷気で引き裂き、雷鳴を轟かし、風で切り刻み、光を、闇を、音を操るそれは、もはや『災歌』とさえ呼ばれた。
彼らは災いを歌によって顕現させる自らをこう称する。
『プロフィット（予言者）』と。

現在に至ってもなお粛々と受け継がれ、何処かで静かに発展を続けているという。

習得方法 †

力を求める者の前に、その素質あらば師が現れる。
声の操り方から災いの特質にいたるまで、一対一での教育がなされる。

取得制限 †

なし

バードとの関連 †

ソーサラーにおけるセージと同じように、プロフィットとバードは深い関連性がある。
キャラクターがプロフィット技能もバード技能も持っていない場合には、2000点の経験点を使うことで、プロフィット技能とバード技能の両方を1レベルずつ修得できる。

呪楽器について †

バード技能のものと全く同じルール。
また、バード技能において既に使用している呪楽器がある場合は同じものを使用可能とする。
然し、笛やラッパなど、声を扱うことができないような楽器だった場合、災歌を使うことはできない。

経験値テーブル †

ソーサラーと同じものを適用する。

災歌について †

呪歌の亜種。
魔力に使われる能力値ボーナスは精神力であり、災歌の行使による精神点の減少もない。
その他のルールに関しても大体は呪歌と同じものとする。
なお、災歌はすべて抵抗消滅としてあつかう。

1Rに一つ災歌を歌い、その組み合わせによって効果が現れる。
災歌はプロフィット技能レベルが一つ上がる毎に二つ取得できるが、アイタップンとオタプテュのみ最初から取得しているものとする。
また、災歌は『アイタップン』から始まり、『オタプテュ』で終わらなければならない。
以下に例を示す

ダイアーツェ・フェライを歌う場合
1R目
アイタップン
2R目
ダイアーツェ
3R目
フェライ
4R目
オタプテュ
→ダイアーツェ・フェライが発動

また、ブグィによってダイアーツェ系統の災歌を強力にできる。
歌う順序としては以下のようになる。

ダイアーツェ・イークをブグィによって一度強化して歌う場合
1R目
アイタップン
2R目
ブグィ
3R目
ダイアーツェ
4R目
イーク
5R目
オタプテュ
→一度強化されたダイアーツェ・イークが発動

ダイアーツェ・トレドナーを三度強化して歌う場合
1R目
アイタップン
2R目
ブグィ
3R目
ブグィ
4R目
ブグィ
5R目
ダイアーツェ
6R目
トレドナー
7R目
オタプテュ
→三度強化されたダイアーツェ・トレドナーが発動

また、災歌にアミィを織り込むことによって、災歌の達成値を上げることができる。
アミィを一回歌うごとに達成値にプラス１するものとする。
アイタップンの次に歌われるものとする。

また、イェール、及びエドネトクスを歌うことで、ダイアーツェ系統の災歌を範囲攻撃にすることができる。
その場合は、　距離＝30メートル、効果範囲＝半径10メートル　のものとして扱う。
なお、ダイアーツェ・イェール・エドネトクス・トレドナーの場合のみ距離＝50メートル、効果範囲＝20メートルとなる。
以下に例を示す

A
1R目
アイタップン
2R目
ダイアーツェ
3R目
イェール
4R目
エドネトクス
5R目
フェライ
6R目
オタプテュ
→距離＝30メートル、効果範囲＝半径10メートルの範囲内にいる目標すべてに、打撃R6(クリティカル10)のダメージ。

B
1R目
アイタップン
2R目
ブグィ
3R目
ブグィ
4R目
ダイアーツェ
5R目
イェール
6R目
エドネトクス
7R目
フェライ
8R目
オタプテュ
→Aと同じ効果範囲にいる目標すべてに対し、打撃R18(クリティカル10)のダメージ。

C
1R目
アイタップン
2R目
ブグィ
3R目
ブグィ
4R目
ダイアーツェ
5R目
イェール
6R目
エドネトクス
7R目
トレドナー
8R目
オタプテュ
→距離＝50メートル、効果範囲＝半径20メートルの範囲内にいる目標すべてに、打撃R15(クリティカル10)のダメージ

災歌一覧 †

ブグィ
大きいものを示す災歌。災歌を強力にする。この災歌に関してはプロフィット技能レベル分だけ重ね掛けできる。
アミィ
照準を示す災歌。災歌を正確にする。この災歌に関してはプロフィット技能レベル分だけ重ね掛けできる。
ダイアーツェ
破壊を意味する災歌。災歌に破壊的性質を与える。
イェール
空間を意味する災歌。災歌に空間の概念を与える。
エドネトクス
広がりを意味する災歌。災歌に広がりを与える。
ルクニ
繋がりを意味する災歌。災歌に繋がりを与える。
フェライ
熱を司る災歌。
イーク
冷気を司る災歌。
ウドナイ
風を司る災歌。
トレドナー
雷を司る災歌。
キャール
土を司る災歌。
ネスィオ
音を司る災歌。
ルズガイ
光を司る災歌。
ドクラ
闇を司る災歌。

災歌の組み合わせ一覧（なお、b＝災歌の中でかけたブグィの数とする） †

ダイアーツェ・フェライ †

距離＝10メートル　効果範囲＝個人　持続時間＝一瞬　種別＝ダメージ（炎系）
仇名す者に業火が迸る。
目標に打撃R6×b+1（クリティカル10）のダメージ。

ダイアーツェ・イーク †

距離＝10メートル　効果範囲＝個人　持続時間＝一瞬　種別＝ダメージ（冷却系）　
刃を向ける者に冷気の塊を浴びせかける。
目標に打撃R3×b+1（クリティカルなし）のダメージ。
更に目標の敏捷度を18Rの間12下げる。

ダイアーツェ・ウドナイ †

距離＝10メートル　効果範囲＝個人　持続時間＝一瞬　種別＝ダメージ（かまいたち系）
抗う者を風の刃で切り刻む。
目標に打撃R4×b+1（クリティカル9）のダメージ。

ダイアーツェ・トレドナー †

距離＝30メートル　効果範囲＝個人　持続時間＝一瞬　種別＝ダメージ（電撃系）
敵対者に雷の槌をふりおろす。
目標に打撃R5×b+1(クリティカル10)のダメージ。

ダイアーツェ・キャール †

距離＝10メートル　効果範囲＝個人　持続時間＝一瞬　種別＝ダメージ（地震系）
許しがたき者の地盤を揺るがす。
目標に打撃R3×b+1（クリティカルなし）のダメージ。
また、この災歌によってダメージを受けた目標は転倒する。

ダイアーツェ・ネスィオ †

距離＝10メートル　効果範囲＝個人　持続時間＝一瞬　種別＝ダメージ（物理系）
喧しき者に超音波を送る。
目標に打撃R5×2b+1（クリティカル10）のダメージ。
なお、この災歌は鎧による防御が可能である。

ダイアーツェ・ルズガイ †

距離＝10メートル　効果範囲＝個人　持続時間＝一瞬　種別＝ダメージ（純エネルギー系）
闇に紛れる者に光線を放つ。
目標に打撃R3×b+1(クリティカルなし)のダメージ。
更に目標の攻撃・回避を18Rの間1ずつ下げる。

ダイアーツェ・ドクラ †

距離＝10メートル　効果範囲＝個人　持続時間＝一瞬　種別＝ダメージ（純エネルギー系）　抵抗なし
己を否定する者に重力弾をぶつける。
目標に打撃R8×b+1（クリティカル11）のダメージ。

とりあえずは途中まで。

管理人のコメント †

• 不採用：PCが運用するには不向きなシステムなので不採用。
• 備考：世界設定部分を作りなおして、ガルクランなどの敵NPC専用技能にするなら、有用なセッションソースになるかもしれません。

面白いアイディアだと思いました。しかし――まずもって、フリーセッションの、かつオンラインセッションでは、このプロフィット技能が発動する前に戦闘が終わりますね。大抵、３ラウンド以内に決着がつきますから。
そして、歌の組み合わせで効果を発揮するという仕組みで、かつ、この歌の名前が素敵なくらい日本人に馴染みの薄い名詞なので、セッションでの円滑な運用はムリだと判断します。GMも他PLも、戦闘中の１PCの宣言をそこまで追いかけられません。

設定的には、「災いの歌」というものをPCが使うことに違和感があります。ですので、世界設定部分を作り替えて、ガルクランなど敵種族用のNPC技能に作り変えるなら、有用なセッションソースになるかもしれません。

以上です。ちなみに、細かいことですが、「預言者」はプロフェットですよ！

その他のご意見欄 †

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