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SandBox/南バルバロスガイド

  • このページは、すてふGMがセッションで使った主な南バルバロス考察及び、使えるようなNPCを掲載しています。
  • 他GMが使う際、気になった事等があればご相談ください

南バルバロス及び海賊の海で遊ぶ際に Edit

悪人が多い、怖い等の理由で敬遠されがちな南バルバロスですが、一つのルールを踏まえておくと非常に遊びやすくなります。

この街には傷ついたもの、隙を見せるもの、弱いものを徹底的に叩き、自らの糧にするという原理があります

基本的に南バルバロスは自らの利益を最大化させようとする海賊達の住処と言えます。
海賊というだけならば北バルバロスでもいいのに態々南バルバロスという土地にいるのですから。
彼らは弱者を求めます。人身売買ビジネス等がその最たるものでしょう。弱者から徹底的に毟り取る事は海賊騎士道を持つ北バルバロスでは行えないからです。
傷ついた者や隙を見せた者、弱い者を徹底的に叩こうとするのはここでしか出来ない事です。
強いもの同士で徒に戦うと自らが弱まり、北やアセット、更には南の他の海賊からの標的になります。
つまり強い者はより強く、弱い者は死ぬというのが南バルバロスの自然な流れとなります。
弱肉強食と言うと自然界では行われていますが、人間が行おうとすると嫌われる。そして嫌われる事もこの街の意義なのです。

北バルバロスとの違いからみた南バルバロスの本質 Edit

海賊騎士道という秩序のある北と比較すると無法がまかり通る代わりにより自由なものです。

北バルバロスの魅力を最低限の道徳的なもので保たれる、国家的な秩序とするならば、
南バルバロスの魅力は彼らの力関係や経済が支配し、ドライな市場の構造が人を支配する形での秩序となります。

彼らにとって力は武力、及び金、そして名声となるでしょう。それらの本質は当然レイオンや煉獄島の者達が去った今も失われてはいません。首が変わる事はあっても、体の本質はそう変わらないのですから。
逆に、レイオンや煉獄島の者達が去った今こそ、この場所で遊びやすいのではないでしょうか。

セッションにおける南バルバロスでの事件解決の肝 Edit

南バルバロス海賊達は犠牲者を常に求めています。それは別に一般人や外部の人間に限りません。
彼らは同じ海の海賊や、果ては深淵ですらも自らの欲望の餌食とすることがあります。
つまり、彼らを納得させるには生贄、または利益を用意すればよいのです。
たまたまそれがPCの側から見たより許せない悪や深淵であることも、メタ視点でみればそう珍しくはないでしょう。

南バルバロス深淵 Edit

深淵にとっても南バルバロスは魅力的な土地です。ですが、必ずしも安全な土地とは限りません。
深淵は勿論星霜の者と対立するため、深淵であるとバレた以上攻撃される大義名分を与える事になるからです。
従って、深淵との付き合いを持つものは無茶なリスクを背負ってでもリターンを求めようとするものでしょう。
となると深淵に手を出そうとするものは大体が焦りを感じている落ち目の海賊ということです。
海賊はそれを知っているので、深淵を擁する者を標的とします。落ち目だとわかるのですから。
又は大きめの海賊深淵と付き合う場合には、そのような隙と見られないための工夫が凝らされているでしょう。
もっともセッションとして取り扱う場合、大体そういった海賊がババを掴まされてPCや他の海賊の犠牲となってくれるわけです。
それでも、深淵からするとこの南バルバロスという土地は魅力的です。他の地方よりも自らの居場所と利益は作りやすい所に見えるのですから。

北バルバロスアセット南バルバロス Edit

徹底した弱肉強食を人間が行っているので当然ですがどこの地方からも嫌われています。
ですが嫌われている、ということに南バルバロスの意義があります。
アセット南バルバロスが手強い敵だからこそ海軍として行動出来ています。また、北バルバロスは南よりも手綱を握りやすいと思われて居ることと南バルバロスと敵対している事で海軍から標的とされにくくなっていたり、人気が出ている面もあります。
海賊の海という地方を考える際にはそれぞれの立場にクローズアップするとセッションを組みやすくなるのではないでしょうか。

停滞と再編 Edit

(編集中)力が均衡すると徐々に諍いが減る南バルバロスですが、定期的に傷ついた巨大な獲物を見つける等した場合に大乱戦が起こる事があります。
それにより犠牲者を糧に痛みを支払い、再び、この街は活気を取り戻すのです。

中立 or 敵 Edit

『花の海竜』レイラ Edit

「―――― シィィィィっト! 低能の馬鹿どもはまとめてガラクヴァの元に送るべきだな!」

  • 南バルバロスの女海賊
  • 人間/女性/20代後半くらい?顔の右側に大きなやけどの跡がある(ビジュアルイメージ:バラライカ)。
  • ファイター、ガンスあたりを高レベルで所持

南バルバロス海賊レイオンや彼の七大海賊が消滅したあと、どんぐりの背比べのような南の海賊の中で、頭一つ分抜け出てきた女海賊です。性格は火のような熱さと氷のような冷たさを兼ね揃えた存在で、海戦はめっぽう強く、『海竜』と渾名され恐れられるだけのものがあります。キャスパールと付き合いが結構あり、南バルバロスらしい海賊といえるでしょう。
なお、握手はしない主義です。好きな酒はアセットのきのこ酒。

『凌ぎの』ジョニー Edit

「――。いやぁ、いい話があるんだけどね」

南バルバロスの巨大な勢力の中の一人。『花の海竜』レイラと並ぶ名を持っています。
気の良さそうな青年であり、一見すると南バルバロスに対する『怖い』イメージとは逆に見えます。
何故なら彼は基本的に「自分が苦戦しそうな相手」とは対立しようとしません。下手な威圧は自己満足にすぎない事を彼は弁えています。ですが自分より弱い者、使う価値の無いと判断した者からは淡々と毟り取ろうとします。

『凌ぎ』の2つ名の通り逃げまわる事や自分が不利な戦況で生き残る事、強大な敵の急所を突く事が得意です。
また彼は一流の手配師であり、深淵にも繋がるほどのコネや協力させるための儲け話のタネを持っています。
彼の儲け話は語り口もありとても魅力的に見え、かなりの確率で実現します。が、もし運が悪ければ彼の犠牲となり全てを失います。もっとも騙された者は消えるので彼が世間で信用を失うことはあまりありません。
また、凌ぎという2つ名は彼が犠牲となる弱者を求めて日常を凌ぐとともに、破滅を求めつつも紙一重の強敵から凌ぎ続ける事を求める所でもあるのです。
小細工を好む冷徹な頭脳を持ちながらも破滅的な炎に煽られる。

目的のためならどんな手段も犠牲も厭いません。勿論、冒険者深淵含めてどんな相手とも取引をしますが、その目的とあわなくなれば裏切る可能性もあります。

『花の海竜』レイラに対しては「あらゆる意味で有害な女なので関わりたくない」というスタンスを持ち、
碇亭の冒険者であるPC達に対しては「敵対したら面倒」という理由であからさまに敵対はしないでしょう。
ですが、下に出るような態度をとる事を自分が相手に許してやる、と決めているに過ぎません。
誇り高い彼は自分の納得の行かない形で絶対に相手に頭を下げません。
特に深淵が彼を侮辱した場合、彼は必ずその相手の敵に周り、勝つ事を求めるでしょう。

彼は極めて計算高い男ですが、感情の部分を徹底的に切り離す事が出来ません。したがって生命以外の全てを失う隙を晒す事もありえます。
従ってGMは彼を大海賊として登場することも無一文な状態で登場させる事も可能です。
その場合ギャンブラーとして生きるか、じきにどこかの団を乗っ取るり再び海賊となります。
彼の体となる海賊達は何処にでも居るのですから・・・

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