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SandBox/模擬戦拡張ルール/アドバンスド・ルール

投稿者:老犬

 本投稿は、いわゆる模擬戦と呼ばれるセッション外における対人戦闘を対象とした拡張ルールです。
 遊びのスパイス程度で考えております。
 なお、拡張ルールの設計ベースは「1vs1の近接戦闘」、「魔法の使用なし」としておりますので、お含み置きください。

模擬戦拡張ルールの構成 Edit

模擬戦拡張ルールは、以下3つの種類に分かれています。

  • アドバンスド・ルール*1
  • エキスパンション・ルール*2
  • マスター・ルール*3

アドバンスド・ルールが基本的な拡張ルールとなり、段階的に拡張ルールの内容を追加・改編しています。
この投稿は、アドバンスド・ルールの解説となります。

アドバンスド・ルールの概要 Edit

基本的な拡張ルールです。
ルールブックに則った戦闘行動を基本に、次4種類のルールを導入します。

  • イニアシチブ判定
  • スタンス・ルール
  • ノックバック判定
  • ショック判定

イニアシチブ判定と行動宣言制 Edit

ラウンドのはじめにイニアシチブ値を計算し、そのラウンドの主導権を争います。
イニアシチブ値の計算式は[2D6+冒険者レベル+知力ボーナス]です。
イニアシチブ値の小さいPCが敗者となり、敗者側からそのラウンドの行動宣言を行います。

スタンス・ルールの導入 Edit

スタンス・ルールは、例えば『攻撃に重点を置いて行動する。但し、防御が若干疎かになる』といったような行動を数値化するものです。

  • 毎ラウンド行動宣言時に以下6項目から、いずれか1つを選択することができます。
    スタンスの選択は行わなくても構いません。
    選択したスタンス項目による+修正を得る代わり、同項目に定められたペナルティを負います。
    この修正値は、1ラウンドの間のみ適用となります。
    また、後述のノックバック状態、ショック状態となった場合、ラウンド中でも効果が無効化されます。
項目名修正値ペナルティ
オフェンシブ攻撃点+1打撃点-2、または回避点-1
アタッカブル打撃点+2攻撃点-1、または回避点-1
ディフェンシブ回避点+1攻撃点-1、または防御点-2
ガーダブル防御点+2攻撃点-1、または回避点-1
クイックリィ行動速度+6打撃点-2、または防御点-2
リ-ディング次ラウンドのイニアシチブ判定+1打撃点-2、または防御点-2

ノックバック判定 Edit

攻撃を受けたことにより態勢を崩して、充分な運動機能を発揮できなくなってしまったかを判定します。

ノックバック判定の方法 Edit

攻撃が命中した際、攻撃点と回避点の差が[防御側の冒険者レベル]以上であった場合に発生します。
防御側のPCは[攻撃点]を目標値とした生命抵抗ロールを行い、失敗するとノックバック状態となります。
ノックバック状態となったPCは、全ての判定に-1点、及び打撃点・防御点に-2点のペナルティを負います。
また、前述のスタンス・ルールが無効化され、ノックバック状態から回復するまで使用できません。

ノックバック状態ペナルティの累積 Edit

ノックバック状態のまま再度攻撃を受けた場合も、通常と同様、もう一度ノックバック判定を行います。
この生命抵抗ロールに失敗した場合、ノックバック回復時の判定に-1点のペナルティを負ってしまいます。
元からペナルティを負っている場合は、これに累積していきます。

ノックバック状態からの回復 Edit

ノックバック状態から回復するには、回復判定が必要です。
この判定は[毎ラウンド行動宣言後]に行い、判定方法は[ノックバック状態になった際の目標値に対する生命抵抗ロール]となります。
なお、この目標値は、ラウンド経過毎に1点ずつ減免されていきます。
また、回復から復活したラウンドはスタンス・ルールを使用することができません。

複数のノックバックペナルティを負っている場合、[発生している目標値の中から最も高い値」を目標値します。
但し、一度の判定ロール成功で、全てのノックバックペナルティから回復します。

ショック判定 Edit

ダメージを受けたことにより、その衝撃や痛みで充分な運動機能を発揮できなくなってしまったかを判定します。

ショック判定の方法 Edit

一度に負ったダメージが[防御側の冒険者レベル]以上であった場合に発生します。
防御側のPCは[基準値7+ダメージ]を目標値とした生命抵抗ロールを行い、失敗するとショック状態となります。
ショック状態となったPCは、全ての判定に-1点、及び打撃点・防御点に-2点のペナルティを負います。
また、前述のスタンス・ルールが無効化され、ショック状態から回復するまで使用できません。

ショック状態ペナルティの累積 Edit

ショック状態のまま再度攻撃を受けた場合も、通常と同様、もう一度ショック判定を行います。
この生命抵抗ロールに失敗した場合、更に同様のペナルティを負ってしまい、このペナルティは、元から負っているペナルティに累積していきます。

ショック状態からの回復 Edit

ショック状態から回復するには、回復判定が必要です。
この判定は[毎ラウンド行動宣言後]に行い、判定方法は[ショック状態になった際の目標値に対する生命抵抗ロール]となります。
なお、この目標値は、ラウンド経過毎に1点ずつ減免されていきます。
また、回復から復活したラウンドはスタンス・ルールを使用することができません。

複数のショックペナルティを負っている場合、[発生している目標値の中から最も高い値」を目標値します。
但し、一度の判定ロール成功で、全てのショックペナルティから回復します。

アドバンスド・ルールに則った戦闘の流れ Edit

①模擬戦開始

②イニアシチブ判定

③行動宣言 ← スタンス宣言追加
↓   ↓
↓   ③-2 ノックバック回復・ショック回復判定追加
↓   ↓
④行動速度が速いPCの行動 ← ノックバック・ショック判定追加

⑤行動速度が遅いPCの行動 ← ノックバック・ショック判定追加

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作成者メモ欄 Edit

完了

作成:老犬

  1. *1 アドバンスド・ルール: SandBox/模擬戦拡張ルール/アドバンスド・ルール
  2. *2 エキスパンション・ルール: SandBox/模擬戦拡張ルール/エキスパンション・ルール
  3. *3 マスター・ルール: SandBox/模擬戦拡張ルール/マスター・ルール

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