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ガルクラン のバックアップ(No.2)


ガルクランとは、「〈竜〉の氏族」を意味しています。神話に出てくる大いなる破壊神ガラクヴァ〈竜〉の血が“パスツェル”を染めたことによって生み出されたと言われています。ガルクランの各氏族は、〈竜〉のさまざまな特徴の一部を引き継いでいるといわれており、各人が強い力を備えてきます。

ガルクランたちが住むのは、大陸の深部を覆う巨大な「深淵の森」と呼ばれるところです。そこは、ガラクヴァが作り出したといわれ、それ以外の土地に生きる者たち(人族や、狭間の種族たちなど)にとっては、そこに長くとどまると、きわめて不可思議な変化が起きる危険な土地でもあります。

しかし、ガルクランたちはそこを「世界を癒す地」と呼んでいます。その深淵の森こそ、ガラクヴァが世界に与えた癒しの地、少なくともガルクランたちにとってはそうなのです。
ガルクランは外にも行けますが、外の世界に長くいると、彼らは遅行毒に侵されたようにじわじわと体が弱まります(森に戻ってしばらくたてば回復します)。それなのになぜ外に出てくるのか?それは、ガラクヴァの森が世界すべてを覆うとき、世界は癒され完全なものになるとガルクランたちは信じているからなのです。そのために、ガルクランは森の外に出て、森を広げようとします。外の世界を飲み込み、世界を完全なものとするために。

ガルクランの各氏族

ガルクランの各氏族は、現在のところ、ドラグレイブンメタモルスアタナトイペトラの5氏族が知られています。氏族によって外見・能力は大きく変わりますが、彼らは〈竜〉の子といわれています。ただ、それぞれの氏族は、仲がよかったり悪かったりもします(敵対はしません。敵対的中立くらいはあるでしょうが)。

また、ガルクランたちを統御する王などはおらず、各々のガルクランは、自分の判断や氏族の判断に従って行動しています(その中でも強力な個体が勝手に王を名乗ることもあるでしょうが、他のガルクラン達にとっては、従うも従わぬも自分の気が向けば、です)。

ドラグ

別名を「ドラゴンの種族」といいます。生物であるドラゴンと神である〈竜〉は別物ですが、最も竜の氏族らしいともいえるでしょう。外見はドラゴンの翼と尾をもつ人間型で、体のあちこちに牙のような棘がついています(あれとはちょっと違いますが、ダイの大冒険の竜魔人ビジュアルに近いです)。彼らは〈竜〉の強大な物理力を受け継いだといわれ、ソーサラーシャーマンプリースト魔法は使いませんが、その力は強大です。また、竜語魔法を使用でき(3レベルまでの竜語魔法は、サモン・レプタイルを除きすでに常動となっています)、一般的なドラグは、ブレスや咆哮を使うこともできます(つまり、基本的に竜語魔法5レベルということです)。

ドラグは、力を磨くのに熱心です。それは、ガラクヴァの世界を完成させるという目的もありますが、それ以上に、力を磨けば、ドラゴンになって生まれ変われるからでもあります。

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レイブン

黒銀の翼、ダークな髪、ねじれた角をもつエルフフェンランに近い外見の氏族です。片目の瞳は金色に輝き、その体の一か所からは蛇が生え、足や腕などに巻きついています。レイブンは、〈竜〉の知恵を受け継いだといわれ、きわめて強力な魔法を使う氏族です。必ず、ソーサラーシャーマンプリーストガラクヴァ)のいずれかを使いますし、複数を使用できる個体も存在します。稀に竜語魔法を使えるレイブンすらいるようです。

レイブンとは、神話で、人族の英雄アルガトムを策謀によって倒した黒い蛇のことで、彼らはその強力な魔力を使い、その蛇のように、人族の世界を滅ぼそうと策謀しています。また、最も人族に近いともいわれ、レイブン人族人間エルフハーフエルフ)の間には子をなせるという噂もあります。これによって生まれた種族がガルハドラといわれています。

メタモルス

メタモルスがどんな姿をしているのかわかるものはあまりいません。というのも、彼らは〈竜〉の混沌を受け継いだといわれ、まさに、古代語の「変容」と名付けられたとおり、犠牲者の特徴を吸収し、自分の力を増すという特徴があるからです。とはいえ、彼らはその姿をずっと維持できるわけではなく、寝る時や吸収時には本当の姿をあらわにするといわれています。その姿は、銀色の無数の触手が絡み合う人のような姿をしているといわれています。

メタモルスは、キメラやマンティコア、バジリスクなどを生み出した存在といわれ、毒や視線、石化などのさまざまな特殊能力を使用します。

メタモルスは、ドラグとの関係は良くありません。レイブンとは相性は良いのですが、メタモルスの「変容」という特殊能力をレイブンは警戒しているといわれています。

アタナトイ

アタナトイとは、古代のソグティヴァナ文明までさかのぼる言葉で「不死」を意味するといわれています。彼らがガラクヴァのどんな特徴を受け継いだかは定かではありませんが、彼らは、生きる者の血を吸い、そうして自分の存在を保っている者たちなのです。彼らの中でも強力な者たちは、別の名で呼ばれます。そう…「ヴァンパイア」と。

アンデット?に属するため、アタナトイドラグとの仲は最悪です(生まれ変わることでドラゴンに変われる可能性があるドラグは、その円環が止まる不死を嫌っているのです)。また、レイブンメタモルスとの仲も良くありません(両者とも生きていますしね)。ですが、アタナトイは、「死にすら破壊をもたらすのが、ガラクヴァの教えである」と考えています。永劫の停滞こそが彼らが得た・そして他の者に与える恵みなのです。

そのため、アタナトイがほかの3者と組むことはほとんどありません。不死であるがゆえに、そして人の命を啜るがゆえに、アタナトイ深淵の森の外でも全く弱まらずに活動できます。ひそかに、人族の命をすすり、人族の大樹をガラクヴァの不死に染めていく、それが彼らの動きなのです。

ペトラ

ペトラは様々な鉱石がパスツェルの力を受けて生命を宿したもので、ゴブリンやトロールと岩石の間の子のような姿をしています。個体種によって微妙に性質は異なりますが、共通して言えることは非常に強固な皮膚を持っていることです。刃を持つ武器による攻撃は目立った成果を上げることはないでしょう。
またパスツェルを自分達の神として同一視し、非常に信心深いため、暗黒神官としての技能を持つ個体が多いようです。

普段は地中でのみ活動し、太陽光の下に出てくることはありません。彼らはその性質故にいかなる暗闇でも完全に見通すことができますが、反面光には非常に弱いためです。また深淵の大地から遠く離れると力が急激に弱まることもあり、そのような場所では決して日の光の下には出ようとはしません。最悪、凄まじい速度で身体が崩壊してしまうからです。

ガルクランの他四氏族とはどれも良好な関係を保っています。ドラグレイブン、からはパスツェルを供給し、優秀な後衛、あるいは盾前衛となってくれるため。メタモルスとはその性質故に興味深く思われているため。アタナトイからは警戒されにくい良好な手駒として。(ペトラは鉱石種族ゆえ、生命に対する概念が通常とはやや異なり、アタナトイに対して不死であることによる警戒を抱きません。アタナトイからしてもペトラは食べれないため、普通に付き合えるというわけです)

その外見から頭が良くなさそうに思われがちですが、落ち着きのある思慮深い知性と、並大抵のことでは動じない力強い精神を併せ持っています。決して侮ってはいけません。

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