ホーム > ソーサラー専攻

ソーサラー専攻 のバックアップソース(No.6)

[[SandBox/ソーサラー専攻]]

#contents
#style(class=rule)
-制作者:cf
#style(end)

賢者の学院には現実の大学がそうであるように、いくつもの研究室が存在します。
魔法の知識とは深遠なるものであり、一人がすべてを修めるということは、個人の得手不得手もあり容易ではないという言葉を超えて不可能に近いものがあります。 そこで多くのソーサラー、特に魔法の研究者・探求者としてのソーサラーは、特定の方向性に特化した研究を行います。
古代語魔法は今でこそ「ソーサラーなら誰もが覚えている呪文」というものが大半ですが、それは古来と比べると圧倒的に呪文が少なくなってしまったからこそであり、古代語魔法の最盛期に存在した十の系統、そのひとつひとつに多くの呪文が存在していた頃は、いずれかの系統を専攻して習得していくのが基本だったと言われています。
今日、魔法の研究者たちはその失われた呪文は勿論、魔法研究の華とも言えるオリジナルスペルの開発、そしてゆくゆくは各々の系統が目指す真理への到達を目指し、手分けして探究に励んでいるのです。

*メジャー専攻とマイナー専攻 [#d67d55e8]
メジャー専攻は、下記6つのカテゴリに大別される主流な魔法系統の専攻およびその学問です。
取得することで、そのキャラクターがソーサラーとしてどの系統の研究に傾倒しているかを示します。
マイナー専攻は、いうなればその系統の研究を行っている導師が開いている研究室などです。
研究室ごとに同じ系統の研究でも方向性が異なることや、より詳細な専門化を行っていたりします。
勿論、個人で探究を行うこともできます。

*専攻のルール [#feac6318]
#style(class=rule)
-専攻はソーサラー技能を取得しているキャラクターのみが取得できます。
-専攻の取得にはXXX点(まだ未定)の社会点が必要です。
-1キャラクターが取得できる専攻はひとつのみです。
-専攻を取得する場合、キャラクターはメジャー専攻からひとつを選びます。PCは選んだメジャー専攻が持つ追加呪文を自身のソーサラーレベルに合わせて習得していきます。また知識判定の際に、PCが取得しているメジャー専攻に関係があるとGMが認めるなら、その知識判定に+1のボーナスを獲得することができます。
-選んだメジャー専攻を変更することはできません。
-PCは必要があれば、選んでいるメジャー専攻に属するマイナー専攻から一つを選び、取得することができます。このマイナー専攻は世界観や設定に照らし合わせて適当であるならば、PLがオリジナルのものを作成しても構いません。
#style(end)

*基本魔術/純粋魔力学 [#i4c902d0]
純粋魔力学とは、魔力とは何か? という真理を探究することを命題とした魔法学問です。
エンファータにおいて、魔力は白き月「ウエル」が司るものであり、かの月が存在することによってソーサラーは魔法を行使できる、ということは少なくともソーサラーの間では当たり前に知られていることです。
しかしながら、ではその魔力がどのような力なのか、白き月はどのようにしてソーサラーに力を与え、それがいかなる作用によって呪文として実体力を持つのかについては、有力と言える説こそ幾つか発表されていますが、確定的と言える説はまだ存在していません。
わかっていることは、魔力とは液体における純粋な水のようなものであり、しかし同時に、規律ある混沌のような一見矛盾した性質を持っているということです。その量に応じて指数関数的に増大する無謬の力を持ち、特定のベクトルを与えてやれば素直に従い、一定の手順に従えばあらゆる性質に染めることができ、過敏でありながら大雑把です。総じて言えば、非常に効率が悪いながらも、術者の意志の力によく従い、様々なものを操作・変質させる力、それが魔力です。
精神力と具体的にどのような関係があるのか、なにゆえ様々な力を操作でき、あるいに比較的簡単に変質するのか、そもそも操作や変質という言い方が正しいのかどうか、原初にして究極の呪文と伝えられる“願い”と魔力の性質、ひいてはソーサラー魔法そのものとの関係とは――多くのことが未だなんら分かっていないに等しい状態なのです。

**取得する追加呪文 [#ia05c0f8]
''――ある呪文を知るに当たり、最も手っ取り早い方法は、それを受けることである。''
|120|||||||||c
| 名前 | 呪文レベル | 消費 | 距離 | 対象 | 時間 | 種別 | 拡大 | 抵抗 |h
| 《ディスティングイッシュ・マジック》 | 1 | 5 | 術者 | 術者 | 1時間 | ― | 持続時間 | ― |
|~|>|>|>|>|>|>|>| この呪文は、自身が対象となった魔法の効果を識別することができます。識別できるのは、実際に消費された精神力、魔法の最大射程、実際の持続時間、実際の効果、種別、抵抗、達成値や目標値を持つ場合にその実際の数値についての項目です。既に自身が何らかの持続性のある魔法を受けている場合、この呪文を唱えた瞬間にその効果を知ることができます。ただし、呪いなどの場合、それを解く鍵まではわかりません。 |

''――己の思うがままに魔力を操れてこそ、魔術足り得る。''
|120|||||||||c
| 名前 | 呪文レベル | 消費 | 距離 | 効果範囲 | 時間 | 種別 | 拡大 | 抵抗 |h
| 《エネルギー・ライトニング》 | 3 | 18 | 術者 | 上下横幅1m、長さ20mの空間内の任意の対象 | 一瞬 | ダメージ(純エネルギー) | ライトニングに準じる | 効果減少 |
|~|>|>|>|>|>|>|>| この呪文は、《ライトニング》の変化形であり、《エネルギー・ボルト》の応用呪文でもあります。最大20mに達する幅広のエネルギーの雷をもって敵を攻撃します。この呪文が《ライトニング》に比べて優れている点は、魔力の操作性と破壊力の指向性がそのまま生かされている点であり、味方を巻き込むことがなく、また構造物の破壊などにおいて効果を発揮します。ただし、より多くの精神力を消費します。 |

''――知識は武器になる。だが心せよ、適切に装備せねば何の役にも立たぬ。''
|120|||||||||c
| 名前 | 呪文レベル | 消費 | 距離 | 効果範囲 | 時間 | 種別 | 拡大 | 抵抗 |h
| 《センス・パワー》 | 5 | 20 | 術者 | 術者の視界内 | 18R | 探知 | 持続時間 | なし |
|~|>|>|>|>|>|>|>| この呪文は、《センス・オーラ》の上位互換呪文であり、魔力や精霊力の働きだけでなく、その力強さを知ることができます。具体的にはソーサラーやシャーマン、プリーストの姿を直視した時、その魔力を知ることができます。また古代語魔法や精霊魔法、神聖魔法がかけられている人や物体、空間に対しては、それらの魔法の達成値や目標値、その魔法をかけた術者の魔力を知ることができます。 |

**マイナー専攻 [#h014f46d]

*四大魔術/自然魔法学 [#t7669c85]
自然魔法学とは、精霊力とは何か? という真理を魔法・魔力の観点から探究することを命題とした魔法学問です。
エンファータにおいて、自然のあらゆる現象は精霊たちの働きによって起こっているということは、一般人にさえ童話や寓話のレベルで古くから知られている常識です。
しかしながら、では例えば風の精霊《シルフ》がいかようにして風という精霊力を発生させているのか、という部分について答えられる者は、多くはありません。勿論、当のシルフたちにとっては呼吸をするのと同じようなことでしょうが、精霊の体内解剖図(構造図)が存在するわけでもなく、精霊に直接尋ねても正確な回答は望むべくもないので、あくまでも観測による予測を行い、それを魔術で再現し実測するということを積み重ねることになります。
例えば、火球の呪文《ファイアボール》で発生させた炎は炎の精霊たちの生み出す炎と近似のものことが分かっていますが、では精霊たちも魔力を使って炎を――精霊力を発生させているのか、それは火打ち石で火を付けることと何がどのように違うのか、ならば火打ち石で火を付けることは精霊・精霊力にとってどのような働きなのか、そこに魔力が介在しているのか否か、精霊力と魔力の違いは、魔力で精霊力を操作しているのだとすれば一部の呪文が精霊の存在しない場所で使えるのはなぜか、といったようなことなど、身近にある現象でも確定的に分かっていると言えることはそう多くないのが実情です。
そして身近なところに分からないことがあるという事実に我慢がならない研究者は、少なくはないのです。

**取得する追加呪文 [#d0429fc1]
|120|||||||||c
| 名前 | 呪文レベル | 消費 | 距離 | 効果範囲 | 時間 | 種別 | 拡大 | 抵抗 |h
| 《ウェザー・プロテクション》 | 1 | 3 | 30m | 個人 | 1時間 | ― | 対象数、持続時間 | なし |
|~|>|>|>|>|>|>|>| この呪文の効果を受けている対象は、雨や雪により衣服が濡れるのを避けられるだけでなく、それにより視覚や聴覚が妨げられることや気温変化からある程度まで身体を守ることができます。ただし、この呪文で防げるのは「ちょっとした異常気象」程度までであり、明らかに個人や複数人を狙い撃ちにしたような異常気象や、《ブリザード》のような殺傷力を持つレベルの攻撃呪文または自然現象に対しては無力です。 |

|120|||||||||c
| 名前 | 呪文レベル | 消費 | 距離 | 効果範囲 | 時間 | 種別 | 拡大 | 抵抗 |h
| 《コントロール・コンバスティオン》 | 3 | 12 | 30m | 半径5m以内の発火点とそれを起点とする炎 | 精神集中の限り | 集中 | 目標体積 | なし |
|~|>|>|>|>|>|>|>| この呪文は、既に発生している自然の炎を対象とし、その燃焼・伝播速度を調整することができます。素早く、勢い良く燃え広がらせることも、逆に消してしまうことも可能です。具体的には1Rかけるごとに、効果範囲内から発生する炎の燃焼・伝播速度を10%ずつ上昇・縮退させることができます。ただし、適切な燃焼源が存在しない場合、この呪文で調整することはできません。 |

|120|||||||||c
| 名前 | 呪文レベル | 消費 | 距離 | 効果範囲 | 時間 | 種別 | 拡大 | 抵抗 |h
| 《クリエイト・ランド》 | 5 | 20 | 10m | 地上に面した1mの立法空間 | 1R | ― | 距離、目標体積 | なし |
|~|>|>|>|>|>|>|>| この呪文を唱えると、指定した土の地面の上に約10秒かけて1m四方の土の塊を作成することができます。出現した土はその真下の土とほぼ同一の組成分を持っており、適度に押し固められています。ただし、この方法で作成した土の中に金属は含まれていません。また、効果範囲内に何かが存在する場合、この呪文は効果を発揮しません。 |

**マイナー専攻 [#g9657cdd]

*創成・拡大・付与魔術/物質魔法学 [#ffc13ec0]
物質魔法学とは、魔力にとって物質とは何か? という真理を探究することを命題とした魔法学問です。
魔力が様々な性質を持つということは純粋魔力学の項で語った通りですが、その中でも注目されていることとして、魔力が物質に及ぼす変化という現象があります。
魔力が様々なものに様々な変化を与えることは、よく知られているようで、その理論については不明な点が数多く残されています。非物質的な存在である魔力が、術者の意志の力によって物体の有り様まで変えてしまう――時には魔力そのものが物体に変じるという現象は、謎が謎を呼ぶ神秘の中の神秘と言っても差し支えありません。
魔力にとって物質とは何なのか、両者はどのような位置づけにあるのか、どのような作用で魔力が物質を変化させるのか、そもそも魔力が非物質的なものであるという考えは正しいのか――新物質の発見によりこれまでの説が覆されることも多く、日夜様々な発見と、それによる“手のひら返し”が相次いでいます。
魔力が魔力のまま可能なことというのは限られており、その奇跡の大半は近精霊力的な作用を持たせるか、あるいは物質や空間の性質を変化させることで成し遂げられてきました。世に語られる英雄の大半は伝説の武器や防具といった魔法のアイテムに身を固め、魔法的な効果を身に帯びることで超人的な活躍をしているのです。
勿論、輝かしいことばかりではありませんが、魔力、ひいては魔術の真髄がこの学問にあると疑わないソーサラーは相応に存在します。彼らは魔力が物質に及ぼす影響の全てを解明することや、魔力とは何か、という純粋魔力学の命題を解決する手がかりが得られるという可能性に目を輝かせているのです。
**取得する追加呪文 [#babb0feb]
**マイナー専攻 [#y32d6925]

*死霊魔術/生死・霊魂魔法学 [#o612e5f7]
生死・霊魂魔法学とは、生と死とは何か? という真理を魔法・魔力の観点から探究することを命題とした魔法学問です。かのネクロマンサーの出発点となる学問でもあります。
古来より生死というのは謎に包まれてきました。エンファータにおいては、死者はティガ=タルナが定めた理に従い、黒き月「タルナ」に存在する園へと旅立ち、そこで現世において傷付き疲労した魂を癒やした後に再び現世へと舞い戻り、新たな生命として生まれるという輪廻転生のシステムがあることは、誰もが当然のように知っています。しかし、それが具体的にどういうことなのか、そもそも真実なのか、いやそれ以前に「死ぬ」とはどういうことなのか――それらは体験することはできても、その後に正確な報告ができた者はいません。
特に、アンデッドという存在が、生死に対する探究をより深遠なるものとしています。その名の通り、未だ死んでいないもの。生きていないはずなのに死んでもいないと名前で語る彼らは、存在そのものが世界の生と死に関する神秘の一端と言い切っても過言ではありません。生とは、死とは一体いかなる状態のことを指すのか、精霊使いが言う「不死の匂い」「不死の精霊」とはなんなのか、魂とは一体――? それらに関する答えを探るため、同じく世界の神秘であり、物質に様々な影響をおよぼすことができる魔力・魔法の力を参考にしているのが、この学問を修めるものです。
この学問の原動力は、ティガ=タルナに対する信仰、世界の神秘に対する探究、アンデッドに対する憎悪などですが、それ以外に「死から逃れたい」という定命の者が多く持つ欲望が中心となっています。またその性質上、死体を操るなどの一般常識に照らし合わせて禁忌的な領域と隣合わせであり、過去には魂を左右する呪文を編み出したことでティガ=タルナからそれを禁術とする直接の神託を受けたという嘘か真かわからない逸話が存在するなどの事情があって、この学問を極めて高いレベルで修める人物の多くは準要注意人物と見なされています。
**取得する追加呪文 [#s4194abd]
**マイナー専攻 [#fd8d4c60]

*幻覚・精神魔術/幻惑魔法学 [#l3fcacc5]
幻惑魔法学とは、心とは何か、ひいては現実とは何か? という真理を魔法・魔力の観点から探究することを命題とした魔法学問です。
魔力が生物に与えることができる影響は様々ですが、その中でも特筆すべきもののひとつとして、五感や精神に与える影響があります。現実に存在しないものを、あたかもそこにあるかのように感じさせたり、あるいは実体とはまるで異なるものであるかのように知覚させることや、通常感じ取ることができない敵意や心の声を感じ取ることができるというものです。
物質魔法学で言われるような物質的な変化とは異なり、影響下にない他者から明確に観測できるわけではないこの変質は、その作用の解明が一段と難しく、また精神の精霊がもたらすような効果と近似のものがあることから、特殊精霊研究の観点からも重要な学問となっています。
魔力が様々なものを操作・変質させる能力に長けた力であることは純粋魔力学で触れた通りですが、では、かつて編み出され今に残るこの領域の呪文は一体全体何を操っているのか。生死・霊魂魔法学で言うような人間の様々な性質の根源とされる魂を操っているとすれば一部は説明がつきますが、存在自体が明確になっていないものを対象にとり操るということが果たして可能なのか、そもそもそれでは自分にかける偽装呪文が体系から外れてしまうことになり説明がつかない、更に高位の幻は“幻影の獣”《イリュージョナリー・ビースト》のように物理的に影響を及ぼしたり、更に上位は魔力だけで無から有を作り出すことに限りなく近い行為をやってのける呪文が存在したという逸話があるなどの理由で、道理が通る説がそう多くないのが現実です。
誰が言い出した「この系統の魔法は総合的に言って世界に定められたルールを騙す術である」などという荒唐無稽な説をいくらか信じているソーサラーもいる辺りに、この学問の難しさ、そして深遠さが窺えます。
**取得する追加呪文 [#pa8069cb]
**マイナー専攻 [#ac1e6ee6]

*召喚魔術/空間・契約魔法学 [#p99e9464]
空間・魔法契約学とは、世界とは何か? という真理を探究することを命題とした魔法学問です。
世界、という概念と認識が登場したのは、そう最近のことではありません。世界は古くから精霊界と密接な関係にあり、またいつからかは不明ですが、デーモンの干渉があったことにより、「エンファータ世界の外には様々な世界が存在する」という説はかなりの昔から存在していました。
とはいえ、世界、というものが一体いかなるものなのか、その時点ではまだ分かっていませんでした。しかし空間を操作するということは大きな危険があったものの、それと引き換えに過去には考えられなかったような壮絶な利便性をもたらすものが多く、そのため分からないなりに様々な研究や実験が行われ、“瞬間移動”《テレポート》などを皮切りに、エンファータ世界内で空間を操作する呪文がいくつも生まれたと言われています。そしてそれは、やがて異界からの召喚魔法へと発展し、ついに生み出されたのが伝説の“大悪魔召喚”《サモン・グレーターデーモン》だと言われています。そう、この空間・契約魔法学は、かのウォーロックの出発点となる魔法学問でもあるのです。
しかしそこまでの成果をもってしてなお、世界というものが一体どのような仕組みになっているのかは、未だよく分かっていません。勿論、かつてこの分野で大成したソーサラー、ウォーロックたちがその最盛期が過ぎるごとに消滅してしまっている(※アルケナル王国の知の断絶など)ということもありますが、それ以上に世界という存在は、一人で把握するにはあまりにも茫洋としており、それは一匹の魚が世界の海を知りつくそうとする行為に等しいものだからです。
また、この学問に付随する重要な要素として「契約」があります。魔法によって対象、あるいは己の存在そのものを書き換えたり、世界に新しいローカルルールを追加するに等しいこの呪文は、往々にして空間を操作する際に、己や相手を見失わないために利用されてきました。それが発展して相手を支配したり、邪な強制力を植え付ける呪いが生み出されたりもしています。この契約も根源的には世界を操作する呪文であるとする説があり、高い関連性を持っているとされています。
**取得する追加呪文 [#p44fe02c]
**マイナー専攻 [#kdc46079]

ページ新規作成

新しいページを投稿できます。

TOP