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シーフギルドを利用する の変更点


#contents
*概要 [#r4242a0e]

ここでは、ルアーブル市にある「キャスパール(陸)」「トリュアート(海)」の両シーフギルドと、盗賊たちをセッションで使う際の「よくある形」を紹介します。セッション構築の参考にしてください。
また、ルアーブルには2つのシーフギルドがあり、そのためセッション運用が便利になっています。どういうことかというと、片方のギルドに属するシーフが敵でも、もう片方のギルドにとっては赤の他人であり知ったことではありません。ですので、PCたちは、もう片方のギルドから情報などを購入できるということです。
「キャスパール」「トリュアート」の縄張りと関係性

ルアーブル市にある2つのシーフギルド「キャスパール(陸)」「トリュアート(海)」は、それぞれ陸方面と海方面を縄張りにしてます。街の中も、大きく分けて、港や倉庫街、港周辺の繁華街などはトリュアートの縄張り、もっと陸側の繁華街などはキャスパールの縄張りと考えればいいでしょう。また、スラムのうち、シースラムはトリュアートの縄張です。
ただ、キャスパール、トリュアートともに、トロウシーフギルドのように街の裏側を強力に制する力はありません(だから2つに分かれているのです)。
*2つのギルドの関係はどうなってますか? [#gbaccf58]

両ギルドは、表向きは協調姿勢をとってますが、隙があればお互いの足をひっぱることなどなんとも思っていません。ですから、片方のギルドに属するシーフが敵でも、PCたちはもう片方のギルドから自由に情報を購入できるのです。もちろん、情報を売る以上のサポートはよほどのことがないとしてくれないでしょうが。
*ギルドメンバーの犯罪行為とセッション [#k632fddc]

#style(class=rule)
キャスパールとトリュアートの正式メンバーをセッションの敵として出す場合、「ギルドの仕事ではなく、そのNPC独自の仕事」とするのが最善です。
#style(end)

実際、ギルド本体が行っている“仕事”といえば、情報を集めてそれを売ったり、盛り場などからお金(ショバ代)をあつめたり、賭場や闘技場を開いたり、さほど害がない品物を密売したりなどが主です。そういったアガリがギルドの収益の柱となっています。それ以上の犯罪的な仕事は、個々のシーフ独自の仕事としたほうが、官憲とも“なあなあ”の関係を保て、ギルド本体に傷がつかず安全だという判断があります。上納金は手に入りますしね。
ですので、ギルドは、儲かりそうな“個々のシーフの仕事”には、情報を優先して出したり、仕事に必要な手下を“紹介”したり(※雇うのはその仕事をするシーフです)、また、官憲などが下手に嗅ぎ回らないようにしたりはしてくれますが、実際に仕事をする(失敗したときの責任を取る)のは、個々のシーフです。

ずいぶん緩い形態ではありますが、こういう形をとるのは、セッション進行とその後をスムーズにするためでもあります。
シーフギルド本体が動いている大きな仕事を冒険者(正式メンバーになってるシーフPCを含む)たちが甚だしく妨害したら、ギルドも報復せざるをえなくなります。そして、いくらトロウシーフギルドよりずっと小さいとはいえ、「キャスパール」「トリュアート」の規模のギルドに報復されたら、ルアーブルにはいられません。

固定メンバーで行っているセッションで、PCたちがあちこち旅をしているのでしたら、ギルドと真正面から対立するシナリオもいいでしょう。ですが、フリーセッションで、これからもルアーブルにいるPC相手には、そのようなシナリオはその後のことを考えると向かないのです。(最悪、そのセッションの参加PCを、強制引退させてしまうことになりえます)
そのため、「敵はギルドメンバーで、ギルドの支援は受けているが、そいつら独自の仕事」とすれば、それをPCたちが妨害しても、ギルドに対して角は立ちません。
**ギルド高位メンバーは敵として出さない方がいいです [#i7125abf]

あまりに高位のギルドメンバーを敵に出すと、いくらそのNPCシーフの独自仕事としても、ギルドと正面衝突するのとほぼ変わりない結果になりうるため、そういうNPCは敵としては使わない方が無難です。
そのような高位のNPCは、「依頼主」や「情報提供者」、または「仲裁者」として扱うとよいでしょう。
*PCサイドにもギルド正式メンバーがいる場合 [#da7de508]

#style(class=rule)
PCたちにも敵にも自分のところの正式メンバーがいる場合は、一方に肩入れすると内紛の火種を抱えうるので、ギルド本体は原則不介入を貫きます。ただし、PCの側の方がギルド内地位が高い場合は、その限りではありません(逆もしかりです)。
#style(end)

PCたちにも敵にも自分のところの正式メンバーがいる場合は、一方に肩入れすると内紛の火種を抱えうるので、ギルド本体は原則不介入を慎重に貫きます。もちろん、ほとんどのシナリオでは、敵NPCたちの仕事のほうが儲かるはずで、ギルドにとっては邪魔されると上納金などを損するでしょう。そのため、「かぎまわってるやつがいるぜ」と、こっそりNPCに情報を流したり、人手を強化できるよう密かに人員を紹介したりはするでしょうけど。
もちろん、PCの側の方がギルド内地位が高い場合は、その限りではありませんので、社会点を費やしてギルド内の地位をあげておくのは意味があります。
*ルアーブル市以外のシーフギルド [#tb6e6b8e]

ルアーブル市以外の町(海岸線沿いや島々の小都市国家群など)にも、シーフギルドはあります。規模はその町の規模によって変わりますが、多くても数十人規模で、実力もトップでシーフ5〜6レベルといったところでしょう。

もちろん「キャスパール」「トリュアート」の傘下ではないため、そういったシーフギルドは、海賊団や山賊団などと同じく、PTたちの敵集団として使いやすい存在です。PCたちが正面衝突しても、報復しにくいですしね。

*関連カテゴリ [#l5684676]
-[[シーフギルド]]
-[[トリュアート]]
-[[キャスパール]]
-[[セッション運営>Category/セッション運営]]
-[[セッション運営>Category/セッション]]

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