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レリヴェシュトル の変更点


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&size(16){''『残忍なる魔眼』レリヴェシュトル''};
-知名度:14
-役職:レイブン・ロード
-役職:レイブン・サーヴィスロード
-属性:レイブン、男性、30代(外見年齢)
-備考:星霜の冒険者達に討たれ、死亡

「我らが神の願いを叶えられぬのは、分かれているからだ。私が、この石を使い、すべてを束ねる」

ラッタウのアークロード「セレスライト」に仕える副官で、レイブン・ロードだった彼は、極めて野心的な人物で、ガルクランの秩序に挑戦した男として知られています。しかし、志半ばにして星霜の冒険者達によって討たれ、その野望は途絶しました。

** 詳細(知名度:18) [#tc3560e7]

彼は九大神の神器の一つ「アル=グラムの光の玉」を使い、その光の力をもってアタナトイとペトラを恫喝し、支配を及ぼしました。その究極的な目標は、ドラグ及びメタモルスも支配し、ガルクランを束ね、星霜の世界を完全に打ち滅ぼし至高の地位に至ることであったと言われています。

レリヴェシュトルが暗殺された事件において、ドラグのウォーマスター「シルベストリ」とペトラが星霜の冒険者達に助力し、彼らがラッタウに侵入するのを手引きしたと言われています。

* 深淵におけるレリヴェシュトル [#q2bc2fbc]
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- 下記情報は、マスタークラス以上のガルクランか、そのクラスのガルクランに教えてもらう以外の方法では、知ることができません。なお、下記情報は知名度10(マスタークラス以上のガルクラン)です。
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** 来歴 [#j7570405]
評価が別れる人物であるレリヴェシュトルの人生は、死後の評価と同じく起伏の激しいものです。
彼はレイブンの名門クールーライトの出身ですが、過去の大いなる恥辱にまみれ、数代にわたって鳴かず飛ばずであったこの名門は、レリヴェシュトルが育った頃には完全に落ちぶれていました。そのため、彼は、自らの庇護者・師匠を獲得するため、レイブン・チャイルドでありながら森の外に出るという禁を犯しました。

身をやつし、星霜の魔術師に私淑することでその知識を盗み、機が熟した時にその生命も盗んだレリヴェシュトルの活躍は、彼の期待通りにレイブン・マスターたちの目に止まり、「秘宝の守護者」たるレイブン・マスター「メァレヴァーテ」に拾われ、そのアプレンティスとなりました。
メァレヴァーテは「秘宝の守護者」の一人であり、九大神の神器の一つ「アル=グラムの光の珠」など、様々な秘宝をその居城に保管していたことで知られています。それら強力なマジックアイテムの研究を通して深い魔法知識を収めていたメァレヴァーテに師事することで、レリヴェシュトルはその魔法才能を開花し、将来を嘱望されるまでになりました。

メァレヴァーテは順調にレイブン・ロードに昇格。レリヴェシュトルもその引立てに預かり、前途洋洋と見られていましたが、その幸運も長くは続きませんでした。メァレヴァーテが星霜の冒険者に倒され、彼女が代々保管していた秘宝が奪われたのです。30年ほど前のことでした。
レリヴェシュトルはその庇護者を失っただけでなく、状況は彼にとって極めて悪く、処刑の危険もありました。そこで、レリヴェシュトルは星霜の者たちの世界に逃げることにし、遁走します。

その後の消息は定かではありませんが、後の大いなる野望を醸成したのは、この時期なのは間違いありません。彼の日記には、人間世界の見聞を深めることで、自らの野心を満たすプランを構築した過程が断片的に記されています。

レリヴェシュトルは、数年をかけて奪われた秘宝の足取りを探り、ついにそのひとつ「アル=グラムの光の珠」を盗んだ男の消息を掴みます。彼は、ドラグ・バトルマスター「シルベストリ」の協力を得て、クルル=ラケィト付近でその男を補足し、その宝珠と生命を奪い取ることに成功し、凱旋しました。

** 暗殺 [#ld73d811]

レイブン・マスターに昇格してからの彼は、「アル=グラムの光の珠」への研究を深め、ついに野望の実現に使う方法を編み出し、その計画を実行します。まずガルムドリングに赴いた彼は、その力を使ってペトラを屈服させ、パスツェルを供出させました。その後、ラッタウの牧場主からも譲歩を勝ち取ります。
ペトラとアタナトイの力を我が物にしたレリヴェシュトルの権力は増大し、ついにはレイブン・ロードの一人をその座から失脚させ、ロード階級に昇格。そしてラッタウにいるレイブン・アークロード「セレスライト」の副官として推薦され、その地位につきます。

しかし、彼の手法は良く評しても急進的なものであり、「5氏族を統合する」という彼の目的とは裏腹に、その野望はガルクランを致命的なまでに分裂させかねないものでした。レイブンの統治についても、セレスライトは実務すべてを副官に任せるのが常であることをいいことに、好き勝手な振る舞いが多かったと言われています。

最終的に、レリヴェシュトルは、かつて窮地を救ってくれたシルベストリと、シルベストリが手引きした星霜の冒険者達によってパゴダで暗殺されますが、彼らがラッタウに入れるよう取り計らったのはガルムドリングのペトラたちであり、アタナトイも暗殺の障害を取り除くべく動いたと言われています。
また、彼が単身でパゴダに赴いた経緯には不可解な点が多く、彼の後任であるミュールストロフの関与も噂されています。

** 評価 [#u8c7ee8d]

レリヴェシュトルが自らの野望のために「レイブン氏族による支配」を推し進めたのは疑う余地はありません。しかし、彼がそれほどのフリーハンドを得られたのは、ザールの脅威に対処するため、という大義名分があったためでした。そのため、彼は、メタモルスとドラグも従えた後に、人間世界に大規模な侵攻を実施する計画も立案していました。

とはいえ、これは、深淵社会の今までの実績ある戦略である「浸透戦略」を真っ向から否定するものであり、博打以外の何物でもありません。彼の計画が成功し、ザールの脅威が取り除かれれば、その時こそ彼は「偉大なる征服者」として至高の地位につき、その評価は完成されたことでしょう。
ですが、その機会は失われました。永遠に。そして、その後の評価は「自らの野心で危機を引き起こした無能者」で確定したのです。
* ステータス [#wa38194b]
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- 技能:ソーサラー7、セージ7、その他不明
- 能力:未記載
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* 関連カテゴリ [#fc48b1ce]
- [[エンファータの地理>Category/地理]]
-- [[深淵の森]]
- [[人物>Category/人物]]

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