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この項では、エンファータ世界において採用されている主な社会制度について解説しています。
世界全体で同じ制度が採用されているわけではなく、主に種族、また国家、都市ごとに社会制度は異なることがあります。

*封建制 [#tc351521]
人間社会で貴族制、都市国家制と合わせて広く用いられている身分/統治制度です。
要点はリアル世界における封建制と同じであり、土地を媒介とした国王・領主・家臣の間の緩やかな主従関係により形成されています(参考:wikipedia)。
「臣下の臣下は臣下でない」などの言葉もそのまま適用可能です。そのため、非中央集権的であり、権力構造も単純ではありません。
一方で地方や現場での即応力は高く、星霜世界を深淵から守るにあたっては有効な社会制度です。
「貴族」「騎士」などの項も参考にしてしてください。
採用例:アーベ公国など

*組合議会制 [#c7c8101e]
ドワーフの都市国家では、往々にしてこの統治制度が採用されています。
基本的には議会制と同じく、社会を代表するそれぞれの集団の頭が会議を行って、国家または都市の方針を決定します。
この制度においては、その集団がドワーフらしく、それぞれの職人組合が中心なのです。
主に採掘組合、鍛冶組合、農業組合の3つの長に加え、市軍の司令官が加わって会議を行います。
採用例:山岳都市グラゼルなど

*神権統治制 [#d3b9c62d]
王をその国家の国教の主教として定め、国家を運営する――のではなく、国教の主神からその声を十分以上に聞くことができる者を政治の主体に据えて国/都市を運営する方法です。つまり、ある神への信仰においてプリースト技能が高い者達による会議で国/都市/集団の方針を決定します。
採用例:宗教国家、またはペトラの支配する都市

*部族議会制 [#we2229bf]
ひとつの種族の中での複数の部族の長による会議を行い、その地域内での種族全体の方針や、種族が主権を握っている都市の運営を決定する制度です。
都市の執政者の上にこの議会がある場合、その議会は長老会や元老院などと呼ばれたりします。
採用例:エルフ系またはレイブンが支配する都市など

*族自治制 [#va3f8c5f]
部族・氏族自治制度のひとつです。
端的に言えば、部族や氏族の中のみで起きた問題に対しては、外部が自発的に干渉してはならないというものです。
部族、氏族が種族構成の中で基本単位となっている種族のそれぞれの独立と権益を守るためのものです。
採用例:エルフ系または複数の深淵種族

*族等級管理制 [#m6913c65]
身分/統治制度のひとつです。
種族や部族、氏族ごとに「国/都市への貢献」などという形で一等、二等、三等などの等級分けを行うものです。この制度が採用されている範囲内において、この等級分けに従って制定されている法や制度の範囲内ではそれに従うことが要求されます。ひとつの例としては、下位のものが上位のものに逆らうことは許されない、などです。
深淵世界では採用されている地域は多く、大抵はガルクラン五種族が一等、オーガ、ゴブリンなどが二等、奴隷などそれ以外が三等となっています。
採用例:深淵世界の広い領域

*決闘制 [#y69a4738]
統治制度の一つで、合意下でのあらゆる決闘を許可、保証するするものです。
この制度に保証された決闘の結果、合意した者達の間で起きた殺傷沙汰などは、法、政治的には全て不問とされます。
深淵世界では採用されていない地域はないといっていいほど、普遍的な制度です。
採用例:星霜、狭間の一部、深淵世界全般

*奴隷制 [#p91503c0]
身分制度のひとつで、名前の通り、奴隷身分について定義するものです。
基本的には自身の負債を返済できない場合に、まさに「身体で返す」ことを目的とし、保障する制度です。
このため、殆どの奴隷制においては主人といえど奴隷に不当な扱いをすることは禁じられています(とは言え、違反があってもよほど酷くなければ注意程度で済まされることもあります)。
採用されている場所にも寄りますが、首輪などを主として奴隷の証が制定されているのが普通です。
採用例:星霜世界の一部、深淵世界全般

**深淵世界での奴隷制 [#hd528812]
星霜世界における経済的な奴隷とは異なり、奴隷は主人に対して絶対服従であり、奴隷になったものがその身分から脱するには、主人から解放される(物理あるいは法的に)以外にありません。
ただし例外として、深淵種族でない奴隷(星霜種族、狭間種族など)はその主人でも奴隷身分から解放することが認められていません。

*ガルクラン軍に付属する特殊な社会制度 [#c6a279f0]
ガルクラン軍は深淵世界では特殊な存在であり、ガルクラン五種族の中にあるそれぞれの制度をある程度無視して成り立っています。これは星霜の軍や狭間の大規模勢力に対抗、あるいは深淵内の内乱騒ぎを鎮圧し、ガルクランの力と名誉を守り、また深淵世界に一定の秩序を齎すために許されているもので、その行動を保証するために様々な特例制度群が存在しています。

**軍管区都市統治制 [#c50d6822]
これはガルクラン軍の軍事行動に必要不可欠である大、中規模都市を管理するための統治制度です。
具体的には、大、中規模の都市にはその地域を支配するガルクラン方面軍の将を都市の軍事執政官として置くというもので、ガルクラン軍がその都市の付近で活動する場合、その軍事執政官が都市に対しガルクラン軍へあらゆる融通を利かせる権力を持つ、という制度です。
通常の執政官はまた別に存在しますが、この制度の存在により、都市自治軍などはガルクラン軍に対して法、政治的な抵抗力を持ちません。ガルクラン軍に対し、中規模以上の都市は否定的な態度を許されないということです。もしこれに反するようなことがあれば、ガルクラン軍はその都市への正当な攻撃権を得ます。

**徴兵・徴発制 [#ye3e427f]
ガルクラン軍が必要だと考えた需要に対し、それを供給するための制度です。
ガルクラン五種族以外の存在に対し、無条件でそれをガルクラン軍の管理下にあるものとして編入することができます。
補償が行われるかどうかは編入を行った軍の司令官の匙加減次第です。抵抗する場合、ガルクラン軍はそれに対する正当な攻撃権を得ます。

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