ホーム > SandBox > cfGMのモンスターリスト > ローパー

SandBox/cfGMのモンスターリスト/ローパー

ローパー Edit

概要 Edit

ローパーの基本種です。
スタンダードな性能を持ち、触手による複数回攻撃は脅威です。

外見 Edit

ローパーの肉体は、基本的に本体と触手から成り立ちます。
本体は、毒々しい色をした1~2mほどの太い肉の柱です。上部に牙などのない口が開いています。
触手はその本体から無数に生えており、5~10mまで伸び縮みします。触手の先端には小さな口があり、こちらには牙があります。
本体をくねらせることによる反動と、触手を使って這いずるように移動します。
全身が体液でてらてらと潤っており、その跡によって移動の痕跡が明らかになることもあります。

生態 Edit

ローパーは魔法生物ですが、その製作概念はよく分かっていません。
一説では拷問器具と捕縛器具を兼ねる肉の牢屋であるとされます。Roper(Rope-er、縛るもの)という語源にも合っています。
さておき、ローパーは体内が空である場合、まず適当な犠牲者(体長1~2m程度の活動的な生命体)を捕まえ、その全身を潤す体液に含まれる麻痺毒を喰らわせて動けなくした上で体内に取り込もうとします。
ローパーの主食は生物の体液などであり、それを効率的に捕食するにはその体内に生物を生かしたまま捕らえておくのが最も効率的だからです。
そうして体内に持続的な食料を確保すると、次はその食料を活かすために活動します。定期的に相手を触手で捕まえ、引き裂き、触手の先端に付いている口で咀嚼して、体内の食料に食べさせるのです。
そのため、本体の肉柱が膨らんでいるローパーは、そうでないローパーよりも凶暴です。
体液は麻痺毒であると同時に、体内の犠牲者をより生かすためか、様々な健康的成分を含んでいます。それを軟膏などの素材として使用するため、冒険者に討伐が求められることもあります。

戦闘データ Edit

ML4
知名度12
敏捷12(移動:6)
知能低い
反応命令による または 暴力的
知覚ソナー
攻撃12(5)x4
打撃10x4
回避10(3)
防御6
HP/抵抗22/14(7)
MP/抵抗14/13(6)
言語なし

ML4 敏12 攻12x4 打10x4 回10 防6 生22/22(14) 精14/14(13)
特殊能力:触手 麻痺毒

特殊能力の説明 Edit

  • 触手:5~10mほど離れた距離の相手でも触手で攻撃が可能です。
  • 麻痺毒:ローパーの攻撃が命中する毎に、その対象に生命抵抗10の魔法毒抵抗を行わせます。対象が抵抗に失敗した場合、対象は攻撃回避に-1の修正を受けます。この効果は何回でも蓄積します。

デザイナーズノート Edit

攻撃力が高く、厄介な敵です。HPは多いものの、防御性能は良くはありませんので、集中攻撃で倒すことが求められます。
一度麻痺毒を喰らい始めると♥お祭り♥状態になるので、早期にディスペル・マジックで解除しましょう。魔法毒です。
ローパーからの攻撃の際は、一人に集中させるのではなく、前衛に二~三発ほど振り分けておいて、残りの一発を後衛に当てる、などというやり方がお勧めです。

エキストラクター Edit

概要 Edit

ローパーの亜種です。
ローパーより攻撃的に進化を遂げており、触手、そしてダメージ毒による複数回攻撃は大変な脅威です。

外見 Edit

外見はローパーとそれほど変わりがなく、ローパーと一目で見分けるのは困難を極めます。
しかしながら、その性質はローパーよりも遙かに凶暴であり、それを知らずして立ち向かうと思わぬ痛手を受けることになるでしょう。

生態 Edit

普通のローパーは上にあるとおり、先ず犠牲者を生かしたまま捕らえ――食料を確保し、その後はそれを生かすために活動します。
何故なら、ローパーは肉などを直接消化することが出来ず、他の生物の体液などを啜ることによって食料としているからです。安定した食料確保のため、獲物をすぐに殺すことはしないのです。
この亜種は異なります。その体液には麻痺ではなく強力な致死毒を持ち、それと触手によって獲物をすぐさま殺すと、口に入れたあとに、身体を絞るようにして死体をミンチにし、体液を一気に搾り取るのです。
進化したのか、はたまた最初からそのように作られているのかは分かりませんが、通常のローパーが拷問、捕縛器だとすれば、このエキストラクターは処刑器だと言えるでしょう。

戦闘データ Edit

ML5
知名度14
敏捷12(移動:6)
知能低い
反応命令による または 暴力的
知覚ソナー
攻撃13(6)x4
打撃11x4
回避11(4)
防御7
HP/抵抗22/15(8)
MP/抵抗14/14(7)
言語なし

ML5 敏12 攻13x4 打11x4 回11 防7 生22/22(15) 精14/14(14)
特殊能力:触手 ダメージ毒

特殊能力の説明 Edit

  • 触手:5~10mほど離れた距離の相手でも触手で攻撃が可能です。
  • ダメージ毒:エキストラクターの攻撃が命中する毎に、その対象に生命抵抗12の魔法毒抵抗を行わせます。対象が抵抗に失敗した場合、対象は8点(R10+5)の毒属性魔法ダメージを受けます。抵抗に成功した場合、ダメージは6点に減少します。

デザイナーズノート Edit

打撃力にはレベル分の変化しかありませんが、毒がダメージ毒に変化しています。
そのため、セージチェックに失敗した時、ディスペルマジックがあるから、金属鎧で物理ダメージぐらいはほぼ弾けるから、と油断していると痛い目を見ることになるでしょう。
PC一人に触手の攻撃四発全てを集中させると、酷い場合にはその四回で全てのHPを失ってしまいます。標的PCのレベル、回避、生命抵抗値、生命力を検討の上で攻撃を割り振りましょう。

アブダクター Edit

概要 Edit

ローパーの上位種です。
非常に特殊な進化を遂げており、精神攻撃を得意とします。
その性質からデーモンの一種であるマインドフレイヤとの関連を疑う者もいます。

外見 Edit

外見はローパーとそれほど変わりがなく、ローパーと一目で見分けるのは困難を極めます。
しかしながら、その性質はローパーよりも遙かに凶暴であり、それを知らずして立ち向かうと思わぬ痛手を受けることになるでしょう。

生態 Edit

アブダクターは普通のローパーと見た目の生態はそれほど変わりません。
異なるのは、ローパーが獲物の体液などを啜るだけであるのに対し、アブダクターはその精神をも喰らうことを好むのです。
捕らえられたもののすぐに助け出された者の話によれば、耳から触手が侵入し、頭の中を掻き回されるような極めて不快な感覚の直後、まるでそれらが嘘であったかのように、極めて幸福な感覚に包まれるのだそうです。助け出した者の話によれば、その犠牲者であった者は助け出した直後、アブダクターの死骸に縋り付き、泣き喚いたと言います。
上記の話を聞けば、アブダクターがローパーよりも恐るべき、そして唾棄すべき敵であることは、自ずと理解出来るでしょう。

戦闘データ Edit

ML6
知名度16
敏捷12(移動:6)
知能低い
反応命令による または 暴力的
知覚ソナー
攻撃14(7)x4
打撃12x4
回避12(5)
防御8
HP/抵抗22/16(9)
MP/抵抗24/17(10)
言語なし

ML6 敏12 攻14x4 打12x4 回12 防8 生22/22(16) 精24/24(17)
特殊能力:触手 麻痺毒 精神略奪 精神波

特殊能力の説明 Edit

  • 触手:5~10mほど離れた距離の相手でも触手で攻撃が可能です。
  • 麻痺毒:アブダクターの攻撃が命中する毎に、その対象に生命抵抗14の魔法毒抵抗を行わせます。対象が抵抗に失敗した場合、対象は攻撃回避に-1の修正を受けます。この効果は何回でも蓄積します。
  • 精神略奪:アブダクターの攻撃が命中する毎に、その対象に精神抵抗14の魔法抵抗を行わせます。対象が抵抗に失敗した場合、対象は9点(R10+6)の精神ダメージを受けます。抵抗に成功した場合、精神ダメージは7点に減少します。対象に与えた精神ダメージ分、アブダクターの精神点が回復します。
  • 精神波:アブダクターの精神点10点を消費した上で、強力な精神波を前方30m範囲に照射し、精神ダメージを与えます。対象は精神抵抗14(7)の魔法抵抗を行い、抵抗に失敗した者は9点(R10+6)の精神ダメージを受けた上で、次のラウンドの終わりまで攻撃回避に-2の修正を受けます。抵抗に成功した場合、精神ダメージは7点に減少し、攻撃回避の減少はありません。

デザイナーズノート Edit

物理的打撃力は低めですが、極めて強力な精神攻撃を行います。PCによってはすぐに昏倒してしまうことになるため、非常に手強い相手です。カウンターマジックを行った上で慎重に戦闘を行いましょう。GMはPCが精神点に余裕を持てるよう気を配ってあげるといいでしょう。

このページを共有:
  • このページをはてなブックマークに追加 このページを含むはてなブックマーク
  • このページをlivedoor クリップに追加 このページを含むlivedoor クリップ
  • このページをYahoo!ブックマークに追加
  • このページを@niftyクリップに追加
  • このページをdel.icio.usに追加
  • このページをGoogleブックマークに追加

このページのURL:

ページ新規作成

新しいページを投稿できます。

TOP