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●構造
構造については一般にはほとんど知られていません。
外観は湖の上に突き出ている2本の塔で、互いに最上層が逆Uの字に繋がっています。
二つの塔には水路が通されており、その水の流れによって人の運命が測られていると見られているので『クレプシドラ』の名が付きました。
右側の水を上へ向けて汲んでいる塔が未来の塔と呼ばれており、左側の水を湖へ落しているのが過去の塔と呼ばれています。

・未来の塔
未来の塔の内部では、侵入者の未来に関わるものと出会うといわれます。
塔内部にさしかかる霧が幻影を築きあげ、未来に起こる災難や幸福に出会うといいます。
成長・老成した自分に会ったとか、自分の子供を名乗る者に会ったという証言もあります。
中にはここで出会った人物の幻影とうり二つの人物に数年後殺害された事件まで起きています。
塔の最上階では「立ち入った者が望む幻影を見せる」力があるとみなされており、
歴代ラクナウ国王は政策などに行き詰ると護衛をともなってここにやってきて「未来のお告げ」を見にくるといいます。
その結果幻影で見せられた反乱が起こる前にその禍根を断ったり、お告げに応じて王家の助けになる者を探し出したりと様々な面で役立てられています。
ただしその幻影は抽象的だったり断片的だったりすることも少なくなく、まだ事件を起こしていないのにお告げの内容から捕えられた冤罪事件や、見せられた幻影が現実になるのに数十年かかったというケースもあります。

・過去の塔
過去の塔の内部では、侵入者の過去に関わるものと出会うといわれます。
塔内部にさしかかる霧が幻影を築きあげ、過去に起こった経験や宿業に出会うといいます。
過去に倒したはずの敵に出会ったとか、自分の先祖と思われる者に出会ったという証言もあります。
「死者に出会える」という噂が立っているのはこの塔の存在があるからなのです。
未来の塔と同じく、過去の塔の最上階では「立ち入った者が望む幻影を見せる」力があるとみなされており、
歴代ラクナウ国王は何らかの事情で過去を知らなければならない状況になると護衛をともなってここにやってきて「過去のお告げ」を見にくるといいます。
例えば、重罪を起こした罪人が過去に本当に罪を犯したのか調べるために立ち入ったり、過去に隠匿された秘宝を探すための手がかりにしたりなどです。
ただしその幻影は抽象的だったり断片的だったりすることも少なくないのはここでも変わりありません。得られた情報が断片的だったせいで役に立たなかったことも多くあります。

・現在の葬祭殿
未来の塔と過去の塔の間に挟まれるようにして存在する神殿です。
ティガ・タルナを中心にレ・ティオン、ト・テルタ、クオ・ルートの神像が安置され。床には時計の文字盤を模した意匠がほどこされています。
それぞれ生死、運命、運勢、流動を司っており、クレプシドラを象徴する神と見做されています。
有事の際(特に葬式や生誕)や年の始まりにはラクナウ国王はここに参拝し、それぞれの神を祀ります。
ラクナウ王国では他地域と比べてティガ=タルナの信仰があついですが、その原因の一つがこの葬祭殿の存在だといわれています。

・クレプシドラの地下迷宮
未来の塔、過去の塔両側の地下に存在する大迷宮です。未来側ではところどころ水が地下からくみ上げられており、過去側ではその逆といった具合です。
それぞれ分断されたダンジョンとなっており、人の目が届いている地上から上の部分と違い、ほとんどが未解明のままです。
ただそれぞれ未来から、過去からやってきた遺産や現象が現れるといわれており、両側に存在する機構が連動するといったケースがあることも知られています。
時間や運命にかかわる仕掛けが多くあるといわれており、ここに立ち入ってから幸運続きに見舞われる人物が現れたり(その逆も)、体が幼児化してしまったり、
ここでトラップに巻き込まれた人物が帰還すると、半年以上も経過していたといった報告が存在します。
ここに存在するガーディアンもかなりの力量を持ちますが、それ以上に恐ろしいのがこの時間・運命を操作するトラップの数々でしょう。
最下層には時間や運命を自在に操作できる機構があるといわれていますが、未だにそこに至った者はいません。
もしここを踏破することが出来ればガルクランとの戦いをかなり優位に運ぶことができるとラクナウ王家は見做しており、高レベル冒険者を募ってここを探索させる機会は多いです。

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