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傭兵

この項では、エンファータ世界における「傭兵」について解説します。
現実世界の中世ヨーロッパなどに存在した傭兵とは少々異なる存在ですので、留意してください。

概要 Edit

エンファータ世界においても、傭兵とは「傭される兵」であり、即ち国や都市が持つ正規兵ではない、雇われ兵であることは変わりません。現実の世界の傭兵と異なるのは、エンファータ世界が星霜深淵という状況にあり、その関係上、傭兵達もその延長線上に位置する存在であるということです。
彼らは言わば「荒事専門の冒険者」であり、冒険者とはややスタンスが異なるものの、人々に歓迎され、期待される存在なのです。

傭兵とは Edit

常備軍というものは国や都市において大変維持費が掛かるものであり、財庫の天敵と言える存在です。出来れば置いておきたくない存在ですが、かと言って、国や都市付きの戦力が僅かしか存在しない都市というのはとても危ういものです。
そこで、必要な時だけ必要な量だけ戦力を確保する手段として、冒険者から応急の戦力を募るという方法がエンファータ世界では一般的です。ですが冒険者というのは自由人でもあり、冒険やちょっとした退治物がメインで、戦争で組織的に組み込まれてまで戦うのはちょっと…… という者も少なくはありません。
そこで登場するのが傭兵という存在です。彼らは元兵士や、戦うことだけを選んだ冒険者などで構成され、国や都市にとって有事の際には戦力として冒険者よりも優先的に数えられていきます。勿論、傭兵としてもそれらのことを了承している者だけが傭兵となるのです。
勿論、傭兵の雇い主は国や都市だけではありません。国や都市にとって傭兵が必要とされる大規模な戦いが無い時には、彼らは冒険者と同じように、退治物や護衛物といった戦闘行為が想定される依頼を受けて日々を過ごしています。
性質上、冒険者よりは荒っぽい性格の者が多いとされていますが、彼らは基本的には人々の味方です。

仕事内容 Edit

  • 期間を設けて個人、組織に雇われ、その意向に沿って戦闘行為を行う。
  • 戦闘行為が想定される依頼を受け、それを遂行する。

傭兵 Edit

先述した通り、傭兵は主に星霜深淵の大規模な戦いの際に重用されます。
こういった戦いは個人の戦闘力よりも軍隊の統率力が重要になり、個々人で活動している傭兵も全て一定の指揮系統の下に組み込まれ、組織的な戦いを行うことを要求されます。傭兵達はそういった事を了承済みで傭兵になっているわけですが、それでも全く見知らぬ者の指揮下で戦うことには不安を覚えるものです。
そこで傭兵達はしばしば「傭兵団」というものを結成します。リーダーとなる団長に有能な者を据え、その下で戦闘を行うのです。これによって、国や都市としても傭兵団長に適切な指示を与えるだけでよく、また「傭兵団を雇用」することによって、一度の交渉で纏まった傭兵を確保出来るため、有難がられています。
傭兵団によっては、団専用の鍛冶職人や、団内で仕事の斡旋、交渉を行う係などを設けている団も存在します。仕事の取得や報酬交渉を不得手としている者にとってはありがたい制度のようです。

冒険者との関わり Edit

傭兵にとって、冒険者は近しい存在です。
冒険者傭兵の違いは、基本的に戦闘以外の雑事でも引き受けるかどうかという「引き受ける仕事の内容の違い」なので、基本的には傭兵だが、冒険者もやっている(傭兵団に身を置いており、主に戦闘が想定される依頼を引き受け、有事の際には駆けつけるが、冒険者のように雑事の依頼でも引き受けないことはない)という者も存在します。
そういうこともあってか、冒険者から傭兵に転身することもありますし、傭兵から冒険者に転身することもあります。

補足 Edit

しかし、冒険者の中にも一般的らしからぬ者がいるように、傭兵の中にもそういった者達が存在することは確かです。
レングラート地方アルケナル地方など、星霜深淵の構図が確定的であり、深淵の脅威が身近である場所では、傭兵はその延長線上に存在する者であるだけに、一般の人々の味方であることが殆どです。
ですが、そのような脅威とは縁遠い――深淵の森から大きく離れた「安全圏」では、星霜同士で争っていたり、星霜と狭間の種族問題が起こっていたりします。そのような場所で活動する傭兵達は、やはりその延長線上に存在する者であるだけに、同族に対しても粗暴であったり、雇い主の意向に添って略奪を働いたりもします。

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