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ト=テルタ
九大神の一人であるト=テルタは、他の神々と違い、姿の定まっていない神として知られています。エンファータの神話でも、その姿に関する描写はなされていませんでした。
レングラートの人間社会では、仮面をつけマントをたなびかせて踊る性別不詳の姿で描かれています(別の地方では、まったく別の姿で描かれています)。なぜ姿が一定していないかですが、“幸運はあらゆるところに存在するため”と理解されています。ただし、どの姿でも、必ず右手の小指だけは綺麗な装飾を施されます。
幸運を司る神 †
ト=テルタの右手の小指は幸運の証とされているため、ト・テルタを信仰する者達は、右手の小指に必ずト=テルタの指輪をつけます。また、信者たちは、笑顔を自然に振り撒ける幸運と、その笑顔を際立たせる美を求めます。さらに、ト=テルタは狂気も司っていますが、これは、『幸運を追い求めすぎてはいけない』と戒めるものだと考えられています。
本質 | 幸運 |
司る側面 | 幸運・美・狂気 |
誓い | 幸運を信じよ、幸運は追求するものなり。 |
戒律 | 全てを美しく、華やかにせよ。楽しみを味わい、常に楽しめ。人々に幸運を与え、笑わせよ。 |
- 本質:その神の本質である属性です。
- 側面:その神が、〈人〉の世界でどのようなものを司っているかを記載しています。
- 誓い:その神の教えの根本であり、信者の誓いです。
- 戒律:信者が、神の教え(誓い)を実践するための具体的な行動指針などを記したものです。
聖印 †
ト=テルタの印は、この神らしく、決まっていません。しかし、右手の小指に金色の指輪をつけます。
ト=テルタの小指 †
ト=テルタの右手の小指は幸運の証とされているため、ト・テルタを信仰する者達は、右手の小指に必ずト=テルタの金色の指輪をつけます。なお、諸事情により右手が欠損している場合は左手の小指でも構いませんし、両手が欠損している場合は、指輪をネックレスにつけて、首からかけます。
エンファータでの信仰 †
幸運を運ぶのは人と人との絆と交流である、との考えから、旅人や芸人、商人といった階層から特に信仰されていますが、幸運が欲しいのは人すべてに共通する願いです。そのため、ほとんど誰でも、幸運が欲しいときは、ト=テルタのテンプルに詣でたり、ト=テルタの気を引くような台詞を言ったりします
テンプルについて †
人々に広く幸運と笑顔を与える神であるト=テルタは、人々から広く愛されています。ですが、それが神の司るものではないにせよ、「商業の神」とも認識されているため、ト=テルタのテンプルは、経済活動が活発で人々の交流が活発な都市にしか存在しません。
当然、レングラートの中で最も大きい港町であるルアーブルには、大港近くの商業区画の中に大テンプルがあります。他の都市では、人口が5桁に達している都市には間違いなくあります。人口が4桁の場合、その町の経済力次第です。
ト=テルタのテンプルは、それぞれ独立しています。ルアーブルのテンプルには高司祭がいますが、彼女でも、他所の都市のテンプルには口を出せません。もちろん、「助言」はできますが。そして、どのテンプルの司祭が最高司祭や高司祭となるかは、テンプルがある都市の経済力によって左右されます。また、テンプル間の交流は活発です。
また、ト=テルタのテンプルは、人々に幸運を与えています。大抵の場合、喜捨に応じてお守りをあげたり、幸運になるというパンをあげたり、富クジを売ったり、、、。そんなわけなので、幸運が欲しい時は、みんな、ト=テルタさまのとこにお参りに行きます。
追加魔法 †
ト=テルタのプリーストは、「プリースト追加魔法」ページにある、プリースト共通追加魔法および、ト=テルタ追加魔法を使用できます。
関連カテゴリ †
更新履歴 †
- 15/02/18:追加魔法について記載。
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