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レ=ティオン
レ=ティオンは、華麗な装いに着飾った姿の神です。その像ではあまり描写されないことも多いですが、両性を持つといわれています。
エンファータの神話で語られているように、ソル=パルとは双子の神であるといわれています。ソル=パルが人間の知性を司っているのに対し、レ=ティオンは人間の感性を司るといっても良いでしょう。
運命を司る芸術の両性神 †
この神の信者は、芸術を好みます。僅かな時間だけその場に留まる砂絵や、数百年の人々に感動を与える銅像など、どんなものでもです。レ=ティオンの信者は、「題材を得て、表現する」ことを奉じており、この神の神官たちが旅をしたり冒険に参加するのも、その経験を自らの芸術のインスピレーションとするためとするのが一般的です。そのため、報酬にはあまりこだわらなかったり、多少の無理も厭わなかったりします。
そこからさらに進んで、「運命を記し残す」ことを意識するレ=ティオン神官もいます。彼らは、レ=ティオンが司る“運命”に美を感じたものたちとも言えるでしょう。彼らが様々な場所に赴く冒険者となるのは、人の、物の、様々な運命を、残すべき価値ある運命を捜し求めるためです。
中には、自分を完全に傍観者と位置づけるものもいますが、実際問題としてそれでは(特に冒険者として)信頼は得られないため、このような神官が冒険者をする場合は、仲間たちの生存に全力を尽くすのが常です。
本質 | 芸術 |
司る側面 | 芸術、運命 |
誓い | 題材を得、表現せよ。芸術を広め、繁栄せよ。 |
戒律 | 運命は同じとも、その過程には大きな隔たりあり。よき題材を求め、よき姿を残しことを努めよ。 |
- 本質:その神の本質である属性です。
- 側面:その神が、人の世界でどのようなものを司っているかを記載しています。
- 誓い:その神の教えの根本であり、信者の誓いです。
- 戒律:信者が、神の教え(誓い)を実践するための具体的な行動指針などを記したものです。
レ=ティオンの聖印 †
レ=ティオンの聖印は、半円状の同じ形を2つ組み合わせて円形にしたもので、PL世界の蟹座のマークによく似ています。
これは、レ=ティオンが司るとされる「運命」を表すものであり、また、創造を意味するものと言われています。
エンファータでの信仰 †
芸術は、見る人がいなければ無価値ですが、芸術家自体は数が少ないもの。それを反映してか、レ=ティオンの信者はとても数が少なく、信者数は九大神の中でも最低といってよいでしょう。もっとも、レ=ティオンの信者の多くは、吟遊詩人など、人々が求める娯楽を提供する存在でもあるため、他のナインズと同じく大事にされています。
テンプルについて †
この神に仕える者は、かなり個人主義的な者が多く、テンプルも自分の作品を見せる場と考えていたりと、テンプルとしての体をなしてないことがよくあります。ええ、芸術家ですから…。当然、テンプルは大都市にしかありませんし、ソル=パルやト=テルタよりさらに組織化されていないため、ルアーブルのような大都市以外でテンプルを見かける事は殆どありません。
ルアーブルでは、劇場や闘技場としてつかわれるアリーナにある塔の一つにテンプルがあります。レ=ティオンは運命も司る神であり、人の様々な運命に美を感じるプリーストが、劇として広く人々に提供しているのです。なお、このルアーブルのテンプルを統括する人は、高司祭です。
在野の、つまりレ=ティオン神官/修練者はソル=パルと同じく、レングラート人間社会のあちこちに見受けられます。吟遊詩人であったり、または、劇団を率いて村々などを回ったりと、旅をして題材を得ながら、自分(たち)の作品を広く人々に伝えています。芸術は、見る人がいなければ無価値ですから。
追加魔法 †
レ=ティオンのプリーストは、「プリースト追加魔法」ページにある、プリースト共通追加魔法および、レ=ティオン追加魔法を使用できます。
関連カテゴリ †
更新履歴 †
- 15/02/18:追加魔法について記載。
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