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ティテュス地方

ティテュス地方は、エンペラーズロスト海の東側に広がる地方です。
この地は、かつて、アルケナル帝国の時代、「外陣」と呼ばれていた豊かな地方でした。しかし、帝国の中枢である「内陣」と呼ばれていた地方が、帝国分離の大儀式の失敗で海に沈み、エンペラーズロスト海となった余波で大津波に洗われて、今では巨大な浅瀬の海となっています。

ティテュス地方の大陸部分は、ポート・ガルハザードから東に延びる広大な深淵の森に覆われており、乙女の竪琴など、海岸部のわずかな土地のみが深淵の森に覆われていない地となっています。現在は、星霜ティテュス地方を占める巨大な浅瀬海に依って、深淵と激しいゲリラ戦をしています。

一時は浅瀬海とその南側の地も含めて多くが深淵の手に落ちていましたが、七剣連合が、深淵を浅瀬海の北側まで押し返しています。

地図・地勢 Edit

ティテュス地方は、全体としては「コ」の字型をしています。
今では浅瀬海となっている所は、山がちだった部分が沈んで海が広がったため、いわばリアス式海岸のような地勢になっています。南側の、今では半島となっている部分には平野部も多く広がっています。

かつては帝国の豊かな地方でしたが、帝国滅亡時の大地震・大津波やその後の深淵の制圧により、帝国時代の基盤はほぼすべて破壊されました。そのため、ティテュス星霜たちがこの地を取り戻してからは、開拓村が数多くつくられ、農業生産なども盛んにおこなわれています。

Tethys_s.jpg

七剣連合 Edit

深淵に抗するべくティテュスの諸勢力が集まってできた同盟です。そのため「剣」をモチーフにしています。
有力な7つの勢力がそれぞれ対等の立場で組んでおり、その旗も7つの剣を円形に均等に配したものとなっています。

剣の集いし地/ Edit

帝国皇帝家の傍流でこの地で王族となっていた一族の末裔が支配しています。
周辺の諸都市や、大渦近くの港町も影響下に置いており、ツバルの王族などともつながりがあります。
なおこの地は帝国の騎士団を源流とする『ラウンド騎士団』を擁しており、星霜が取り戻したティテュスの地を護っています。

海の森/獣の母ウヴェーリ Edit

「獣の母」と呼ばれる高位のラジャス調律師・魔術師が治めている地です。
高位の魔術師でもあるウヴェーリは、レングラートアルケナルなど他の地方の賢者の学院ともつながりがあり、ティテュス各地の学院/テレポート拠点も多くが彼女の管理下にあります。

彼女の元には、「母の子」と呼ばれる有力なラジャス戦士たちがおり、ティテュスの浅瀬海に依って深淵とのゲリラ戦を最前線で展開をしています。

百牙砦/百獣ハンドレッド Edit

強大な力を備えるラジャス戦士が率いる軍団が駐屯しています。
砦の主である「百獣」ハンドレッドは、かつては深淵の奴隷で、百勝をあげたものとして、その記念に百獣のラジャスを全身に刻まれました。彼の部下全員がラジャス戦士というわけではありませんが、非常に強力な精鋭たちの軍団で、深淵との戦いを繰り広げています。

自由の翼(自由なる翼)/ Edit

海と各地の港町を支配しており、ティテュスの物流に大きな影響を持っています。
率いるのは元海賊テルミナスで、人間などだけでなく、海洋種族も率いて強力な海軍を構築しています。

厳岩城/ Edit

ドワーフを中心としたグループで、高度な技術力を備えています。
この地にいる軍団は、山からの深淵の侵入を抑えるべく、警戒を続けています。

知の庭園/ Edit

安定の帝国時代から、知・芸術を蓄積している場所で、セファイトおよびジェルクエルフを中心とした賢者たちがその役割を担ってきました。現在でも彼らは帝国時代からの『次代に残すべきもの』を集め、護っています。

乙女の竪琴/ Edit

かつて帝国末期、この地が深淵の森に飲み込まれようとしていた時に、とある聖女が奏でた歌が森を押しとどめたと言われています。島にある高い塔からは今も竪琴の音色が流れ、潮風に乗って、遠くの島々や海岸にもその音色が届くことがあると言います。

ティテュス地方深淵 Edit

ティテュスの浅瀬海やその南側の地を星霜・狭間に奪い返されましたが、ガルクランとて、この地を星霜たちに自由にさせておくつもりはなく、海に強いモンスター深淵種族などを使役し、浅瀬海の制圧に動いています。
もともと、この浅瀬海の元となった大地には、帝国時代に、深淵が密かにパスツェルを埋めて深淵の森化する準備を整えていた場所も多くおり、また、浅瀬だからか、そこに浮かぶ島なども深淵の森に適応するところもまだまだ数多くあるのです。

ただ、大陸部に広大な森があるとはいえ、深淵にとって本質的にはこの地は後背地です。さらに、ドラグ・グランドロード・ガンディリオたちが立身した「オーガ大乱」の中心舞台となって消耗した地でもあります。そのため、星霜と狭間の激しい抵抗を一挙に制圧する十分な戦力がなく、それが、いたちごっこのようなこの地方の戦乱にさらに拍車をかけています。

かつて、今ではラッタウに居るレイブン・サーヴィスロードのミュールストロフがこの地に赴任してきた際には、その作戦により星霜や狭間にも激しい被害が出たそうで、今なお「デルストークの死の手」と呼ばれ恐れられています。
現在は、この地方に、ドラグ・グランドロード・ガンディリオ配下の、4人いるドラグ・ウォーロードの一人がいますが、効果的な作戦は出来てはいません。ただ、最近、新しいウォーロードが赴任したそうで、深淵の動きに変化が出るのではないかと、警戒されています。

アヴェンズール Edit

山を丸ごとくりぬいたような階層都市で、深い地下から高い山の頂上まで5層に分かれています。
かつて〈人〉がつくったが放置され、その後は深淵の手に、そして、帝国時代に「外陣」の有力な都市として再建されたと言われています。帝国滅亡時に、再び深淵の手に落ちました。
かつて、ドラグ・グランドロード・ガンディリオたちが立身した「オーガ大乱」の中心地となった場所でもあります。

暗黒の塔デルストーク Edit

巨大な塔で、こちらもかつて〈人〉が作ったものと言われています。
この塔の最上部にある『目』は、広い範囲を見渡す事ができ、その力をもって、星霜の動きを監視しているといいます。
かつて、ラッタウレイブン・サーヴィスロードであるミュールストロフがこの地の司令官となった際は、ここから様々な陰謀の手を張り巡らし、「デルストークの死の手」と恐れられたと言われています。

竜爪城 Edit

ドラグ・ウォーロードの直属の部下が治めている、ティテュスにおける深淵の最前線の城です。

地理・気候 Edit

四季ある温暖な気候 Edit

ティテュス地方は温暖で四季があります。とはいえ、冬の寒さはそこまで厳しいわけでもなく、平地に雪が降ることはほとんどありません。ただ、巌岩城近くの高い山々が連なる山脈では、結構な雪が降り積もるようです。

創命の炎 Edit

ティテュスの浅瀬海の大きな島にある火山です。現在では星霜深淵の勢力圏の境界線上にあります。帝国時代から、この山は再生の力を持つといわれ、炎の強力なモンスターたちが生息していると言われていました。

帝国時代には伝説でしたが、帝国滅亡後は実際にそういったモンスターたちが姿を現すようになり、周囲に被害をもたらすこともあります。ただ、ここのモンスタードラグなどにも従わないようで、ために、星霜深淵かかわりなく襲う存在です。

滅びの街 Edit

かつて帝国時代に魔法研究が盛んだった街で、帝国滅亡時に、自分たちの街を異界に逃そうとしましたが失敗、滅びました。今では滅びた街中を様々な魔物やデーモン、アンデッドなどが跋扈し、街からさまよい出てきたりする危険な地となっています。
ただ、帝国時代の様々な魔法研究の遺産が今なお残る地でもあり、貴重なマジックアイテムなどを求めて、命知らずの者たちが探索に赴くこともあるようです。

繋がりの大渦 Edit

ティテュス地方とシリルの大砂漠を隔てる海峡にある巨大な大渦です。
なぜ「繋がりの大渦」と呼ばれているのか、その由来を知る者はおりません。しかも、「繋がる」という名とは裏腹に、実際にはこの大渦により東西の海の接続などに大きな支障をきたしています。この大渦を超えて東西にを進ませるには、体の頑丈さ、長と員の技量などが高いレベルで求められ、多くのはあえて大渦を超えようとはしません。ですので、口さがない乗りたちは「隔絶の大渦」と呼んでいる者もいます。

なお、ティテュス側の岬には港町があり、東西の海それぞれに港を用意しています。
や修理のドッグなどもあるほか、かなり金はかかりますがを東西に陸送することもできるため、それを利用する長もいるようです。

他地方との交流 Edit

ティテュス地方は、けして隔絶しているわけではなく、パンドラム地方との交流は深く、多くの交易がされています。
また、アルケナル地方との交易も行われています。ただ、間に横たわる巨大なエンペラーズロスト海には港が少なく、メルドラポート・ガルハザードなど真っ当な星霜商人にとっては使えない港ばかりなので、交易路は太くありません。

さらに、ティテュス地方に入ってからも試練は続きます。横たわる浅瀬海は、水路に詳しくない者のをすぐに座礁させてしまいますし、海の上や諸島などで繰り広げられる深淵星霜の戦いに巻き込まれる可能性も高いものです。浅瀬海を熟知する水先案内人の力が不可欠でしょう。

このように困難が多いため、エンペラーズロスト海と浅瀬海を超えてティテュスとの交流を担っているのは、命知らずの大胆な長・商人・そして海賊などばかりです。

ただ、「獣の母」ウヴェーリなどのティテュスの魔術師は、ラジャス技術などでアルケナルルアーブル学院とも接点があり、学院間のテレポートなどによる交流も行われています。

周辺地域 Edit

砂の国エリハプ Edit

ツバル地方にある王国です。「繋がりの大渦」あたりの突き出た半島部分も領地として治めています。
大砂漠が広がる地ですが、エリハプの諸都市は灌漑によって水と緑を維持しており、農業も盛んです。
ティテュス七剣連合の王族などともつながりがあるようです。

更新履歴 Edit

  • 22/01/10:SandBoxの内容を正式に採用しました
  • 23/05/28:主要NPCにリンク
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