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〈竜〉に大地から追われた後、星霜の人々は海を基盤に生活するようになりました。そのため、エンファータでは、古くからの技術が進んでいます。ここでは、エンファータ(特にレングラート地方)のに関する様々な情報をまとめています。
航海に関する情報は「航海」のページをご覧ください。

エンファータの一般的な Edit

エンファータの一般的なは、木造帆で、大型のものから小型のものまで、様々な種が存在します。
種によって、必要な人員や用途・性能が違います。

遠洋航海用帆 Edit

遠洋航海に使われるのは、全長数十メートル以上の大型の帆です。複数のマストがあり、後ろからの風を受けられる四角帆と、横風をうけて進める大型三角帆を備えています。形状は、PLの世界の大航海時代に登場した「キャラック船」や「ガレオン船」などのようなものです。

このタイプの帆は(PLの世界では)操するために多くの人員を要しますが、エンファータの帆は長らく続いた技術発展により、帆などをある程度集中管理できるようになっているため、さほどの人数は要しません。
もっとも、24時間動き続けるですから、操のための交代要員が必要ですし、それに料理人や鍛冶・大工職人、医者など員のメンテナンス要員、それにの護衛も加わるため、数十人規模の人員になるのが普通です。

の構造 Edit

一般的なの場合、体内部は3~4層に分かれており、一番下の層は倉として使われます。大容量のため、多くの荷物を運べ、それが遠洋交易には必要な要素なのです。また、荷積みや荷降ろしを容易にするため、甲板から倉に直通する大きな吹き抜けが用意されるのも一般的です(その運搬口は、航海中などは閉鎖されます。落ちたら危険ですので)。

また、内設備もかなり充実しており、調理室には大型の石窯があって、火をつかった料理を安全に行えるようになっていたりします。食堂などに使われる広い部屋なども作れますし、シャワールームなどを備えているのも一般的です。
なお、長室などは、首や尾の楼の部分に設えられることが多いようです。

近海用帆 Edit

近海航行に使われるのは、大型三角帆を備えた、小回りの効く小型帆です。PLの世界でいう「キャラベル船」などのようなものです。
このタイプのは小型だけあって操縦にもさほどの人員を要さず、また、毎日何処かしらの港に寄港するのが一般的なため、少人数で運用できるというメリットが有ります。

の構造 Edit

内はだいたい2~3層構造で、夜はすぐに港に寄港できる前提で運用するためか、調理室やシャワールームなどの設備を備えていない場合もあります。ただ、近在の諸都市間の重要な足ですので、荷物の運搬に特化した構造のというのは少なく、旅客を運ぶための室などを備えているのが普通です。

なお、このタイプのでも遠洋航行は可能です。大型帆に比べれば積み込める荷物量は圧倒的に減りますが、操縦の人数が少なくて済みますし、大型の帆をつければ速度もでます。そのため、冒険海賊などにも使われます。
例えば、浮雲の碇亭が所有するイカリクラッシャー号もこのタイプのです。また、倉容量を減らして居住性能を高めたものは大型ボートハウスになります。

河川用ハイブリッド型 Edit

ファニュール川など水量が大きい巨大な川は、近海用帆がかなり内陸まで航行できますが、そこまで水量が豊かではない川向けに、底が平たく喫水が極めて浅い帆(ボート)もあります。河川用といえばそういう底が平たいで、一般的なボートハウスなどで使われるは、概ねこのタイプです。
大抵はガレーと帆のハイブリッドで、風を受けて進めない場合はオールで川をのぼります。

なお、このような底が平たいでも、近海航行などはできるのですが、甲板上に部屋を作ったり荷物を積むことから、どうしても重心が高くなり、横波に対する安定性が落ちるようです。そのため、遠洋航海には適してません。

ガレー Edit

帆の力ではなくオールの力で進むのが「ガレー船」です。どうしても喫水が浅いため、風波が安定しない遠洋航海には不向きな種です。航海する場合は近海が中心となるでしょう。
また、このは、その構造上、相当な人員を必要とします。そのオール操スペースと人員に体のかなりの部分を取られるため、物資もたいして積めませんし、長期間航行もできません。

このような欠点があるため、レングラートなどでは、ガレーは風向きが安定しない場所や、港での帆の出し入れなどに限定されています。
ただ、アーべ海軍などは、ガレーを多数保有しています。オールで進めるため風がなくても機動性は安定していますし、オールを漕ぐ人員も兵士のため、いざというときの余剰戦力にもなります。そのため、海賊などの戦いや港の防衛、重要な要人の護衛などに活用しています。

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