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エンファータ世界の歴史

エンファータの歴史は、エンファータの神話と密接な関わりがあります。神話は、現在のエンファータ大陸に住まう人々にとって無縁な「物語」ではなく、世界を位置づける「歴史」なのです。
神話時代の人々である〈人〉は、今よりもはるかに魔力などに優れており、高度な文明を築き上げたと言われています。しかし、その偉大な文明は〈竜〉ガラクヴァ神−によって破壊され、失われ、人々は海に追われました。こうして、世界は星霜深淵に塗り分けられ、全ては始まりました。

現代は、その神話時代から長い時が過ぎており、その間に幾度もの興亡がありました。ですが、神話時代からの星霜深淵の戦いは、今も続いています――。

神話の時代 Edit

創世期:ソグティヴァナ文明 Edit

神話時代の人々である〈人〉は、今よりもはるかに魔力などに優れており、寿命も極めて長かったといわれています。
エンファータの神話:第五節には『〈人〉は、知を蓄え、技を蓄え。〈人〉は、5つの月が与える力に気づき、その力を使う術を学んだ。〈人〉はさらに発展をとげ、壮麗な建物や詩や絵画を作り、神々を彩った。 』という記述があります。そこで記されている文明が、現在「ソグティヴァナ」と呼ばれている過去の偉大な文明です。

ソグティヴァナの御代では、〈人〉は極めて長寿で(一説には不老不死だったとすらいわれています)、強力な魔法をつかい、壮大な文明と建物を作っていました。ソグティヴァナという名前自体が、ソル=パル(知識)、レ=ティオン(芸術)、アグラ=イヴァナ(技術)の3神を由来とする名前であり、この時代の始まりには、〈人〉は神々の弟子として、師から偉大な技と知識を教え授けられていたといわれています。

この時代には世界を彩る偉大な奇跡が数多く行われ、また、今も世界に残る数々の謎が生み出されたと言われています。その一つが空中大陸と、ルアーブルにある大迷宮です。それ以外にも、エンファータ各地にはこの時代とされる遺跡が今もなお、いくつか残っています。

争いの時代:ガラクジェム文明 Edit

どんなものも、始まりがあれば終わりがあるもの。不滅に輝くかに見えたソグティヴァナ文明ですが、長い年月がたつにつれ輝きが薄れ、やがて、神話:第6節にある『〈人〉が相争う時代』となっていきました。この時代については、九大神神話エンファータの神話)や、幾つかの吟遊詩・伝承にわずかに残るばかりであり、争いの詳細については定かではありません。そして、ついにはその争いが頂点に達し、ついには破壊と混沌の神ガラクヴァ〈竜〉)を大地に呼び寄せることになりました。

なお、この時代でも〈人〉の文明は進み、今では失われたアルケナル地方の「永遠の都」などの〈人〉の都が作られたと言われています。その文明をさして「ガラクジェム」と呼ばれています。

大失墜の時代:レ=クォルテ Edit

ガラクジェム時代でも文明は進んで行きましたが、〈竜〉により文明は滅び、〈人〉は大地から一掃されることとなります。今では、「大失墜(レ=クォルテ)」と呼ばれる時代です。
この時代には、さまざまなことが起こったといわれています。不老不死であったとされる〈人〉と神である〈竜〉、そして創造の力を秘めた黒い宝珠〈パスツェル〉によって、さまざまな種族が登場したといわれています(いくつかの種族はその神話を信じていませんが)。

また、大地も大きく変わり、一個の巨大な大陸だったエンファータが、幾つもの巨大な島を持つ今の形になったのも、この時代だといわれています。さらに、ガラクヴァの子と呼ばれるガルクランたちが登場し、〈人〉の子らである人間たちと激しい戦いを繰り広げたのもこの時代です。そして、最後には人々はガルクランとそれに従う者たち、そして深淵の森によって大陸から追われ、海と島々を基盤に生きることになりました。

暗黒の時代 Edit

大失墜(レ=クォルテ)直後からの混乱の時代を指します。知識も技術も消え去った時代ですが、星霜の人々は逞しく生き延び、次第に文明を立て直します。今の時代に続く萌芽を養った時代といえるでしょう。

揺り籠の時代:ルトピア Edit

神話が終わり、人が海に追われた時代を「大いなる海の揺りかごの時代(ルトピア)」と呼びます。揺り籠と呼ばれるのは、海に逃れた人々が、神話にある「クオ=ルートの庇護」を受けたことに由来しています。

この時代、大地の多くは深淵の森が制し、それに飲み込まれなかった大自然は狭間の者たちの楽園でした。星霜の者たちは、大地のほんの一部にしがみついていましたが、多くは大島や島々に逃れ、そこで生活していました。ソグティヴァナガラクジェムの文明は崩壊し、知識も技術も消え去った時代です。

ですが、星霜の者たちは九大神の加護を受け、精霊・奇跡・ルーンの3つの魔法を元として、わずかに残った知識・技術の灯を消さず、次第に復興し始めました。

隔絶の時代:フェスム Edit

暗黒時代のエンファータは、交流の隔絶した時代でした。星霜の者たちは幾つもの大島や諸島群に住まい、そこを基盤に復興し始めましたが、互いの交流はなかった ―― できなかった、と言われています。しかし、近い島々などでの交流が次第に始まり、星霜の者たちは、次第に大きな繋がりを作って行きました。
今に残る「地方」は、その時代の名残と言われています。

復興の時代:リオドラ Edit

隔絶の時代を過ぎた星霜の者たちは、次第に大きな繋がりとなり、幾つもの地方で力を育てて行きました。この時代は、各地で様々な王国が誕生し、歴史や伝承にその名を残します。

ですが、多くは実際に存在したかどうかの信憑性は定かではありません。それに、この時代には〈人〉の作り上げたソグティヴァナガラクジェム両文明の残滓はまだ色濃く残っており、それらを遺跡や遺物などを基盤にした国々は、「〈人〉の御代から続く〜」といわば歴史をでっち上げたりしたため、なおさら正しい歴史を追うのは難しくなっています。
下記に述べる王国フェンなども、そのひとつです。

大いなる王国フェン Edit

リオドラ時代の伝説の国の一つで、レングラート地方を治めたと言われています。ゆりかごから出た人たちが、だんだんと大陸に戻って行った時代。人はハーフェンの碇を発見し、そこに都市を造ったといわれています。これが、今のルアーブルの基です。ここを中心に、人々は次第に大地に広がり始めたそうです。
この王国について詳しいことは殆ど知られていませんが、レングラート地方貴族たちは、この王国から爵位を得たと称しています。

歴史の時代 Edit

リオドラ時代から様々な歴史・伝承が残されるようになりましたが、歴史の時代とは見做されていません。歴史の時代とは、ソル=パルのある偉大な神官『大歴史家』クアードゥス)が「白紙の聖書」という形で時代を記し始めたその日から始まります。

その偉大な神官が記す時代 ― いまでは歴史 ― は日々の記録でありながらそのまま一個の読み物となる作品であり、その観察力と描写力は、読むものの心を震わし知を刺激するものでした。彼は、もしかしたら生まれた時と場所が良かっただけなのかもしれません。ですが、それでもこの時代に、星霜の人々は立ち上がり、彼はそれを記したのです。

そして、彼の教えを受けたソル=パル神官たちは、彼に習って「白紙の聖書」に日々と時代のうねりを記すようになり、こうして歴史の時代は今もなお続いています。

大航海の始まり:バルバロス Edit

リオドラ時代から帆の造技術は飛躍的に進化し、人々は大海を渡れるようになりました。大航海の始まりです。エンファータの星霜の地は互いに交流するようになり、大地で深淵と戦い、無数の島々と海を冒険するようになりました。

そうして大海賊バルバロス」が登場します。古代フリーオン』を駆り、ついには世界の七つの海をも制覇したと伝えられている男です。(一説によると、空中大陸ハーフェンにもたどり着いたらしいのですが、眉唾物だと語られています)そのため、バルバロスの名はレングラート地方を中心に世界中に知れ渡っており、さらに彼は、七つの海に様々な宝を残したとも伝わっています。

バルバロスが死んだあとも、星霜の者たちは海を駆け巡り、深淵に対する力を育てて行きました。
そうして、アルケナル帝国が登場します。

光の帝国:アルケナル帝国 Edit

今のアルケナル地方およびエンペラーズロスト海(その頃はここは大陸の一部だった)を中心とした帝国で、初代皇帝は空中大陸ハーフェンからかの地に降り立ち、〈人〉の遺産と光の軍勢をもって深淵の森を大陸奥深くに追いやり、〈人〉の失われた技にて偉大な文明を築き上げたと言われています。いわゆる『星霜の勝利の時代』です。

このアルケナル帝国は、星霜の者たちの統合の象徴として、世界中にその力をあまねく伝えたと言われています。各地で共通に使われるルクス貨幣や、度量衡、言葉、などは帝国の文化に由来しており、今のエンファータ世界の文明や文化にも大きな影を残す存在です。

そして、大陸の広い範囲と海を制したこの帝国は、星霜世界に長い平和と繁栄を与え続けました。
かつての〈人〉の遺産の上に建ち、『永遠の都』と謳われたその首都には、数百万という想像を超える人々が住んでいたといわれ、ナインズの最高新官たちが集っており、最高の魔法学府による技と叡智が蓄えられていました。また、古代の失われた技術も復興し、活用していたと言われています。

しかし、永遠の都が光り輝くほど、衰退の影はその足元に忍び寄っていたのです。
長らく続く平和の時代は、その首都に人材や技術を集まり続け、それに反比例するように、辺境からは力が知恵が、そして技術が失われていきました。そして、ついに、深淵の大逆襲が始まります。その勢いは凄まじく、日に日に辺境は深淵の森と化していきました。

光の帝国の滅亡 Edit

深淵の森を大陸の奥深くに追いやり、『星霜の勝利の時代』を築いた帝国ですが、長い年月を雌伏し牙を研いできた深淵の猛烈な反撃にあい、ついには今から300年前に、大儀式の失敗により唐突に海の底に沈んで滅びました。その劇的な勝利の歴史と滅亡の歴史はあまたの吟遊詩に歌われています。

アルケナル帝国の滅亡により、星霜の民は再び雌伏を強いられました。
また、帝国は数多の貴重な歴史・知識・技術・品物と人材を、その首都である「永遠の都」に抱え込んだまま一夜にして海の底に沈んだため、いわゆる「知の断絶」が発生したと言われています。今では次第に明らかになっていることですが、これにより、星霜深淵の森で安全に動くための魔法具や、様々なマジックアイテム・工芸品の製造技術、知識などが失われたことがわかっています。

現在:冒険の時代 Edit

アルケナル十諸国の成立 Edit

大陸の奥から侵攻し、星霜の世界をすべて飲み込むべく動いていた深淵の軍勢が停止を余儀なくされたのは、アルケナル帝国の遺児たちが作った「アルケナル十諸国」の力によるものと、星霜世界では言われています。アルケナル帝国の皇子、航海王と呼ばれたローハルト王が中心となって作ったこの諸国は、迫り来る深淵の大軍勢との激戦に耐え、それを押し戻すことに成功しました。

ただ、深淵の森の拡大が止まった実際の理由は定かではありません。その後の深淵との接触によって得た断片的な情報をつなぎ合わせると、深淵世界にも急激な拡大に伴う諸問題が発生し、また、主目標であったアルケナル地方の大半が海に没したことによる被害も深刻だったと言われています。

冒険者たちの復権 Edit

いずれにしても、深淵の森は拡大をやめ、星霜世界は帝国を失った痛手から立ち直る猶予ができました。
社会秩序が整い繁栄していた帝国時代では影が薄かった冒険者という者達が再び輝きを取り戻したのも、この頃からです。そして、帝国という支えを失ったことで、生き延びた星霜の民たちは、より緊密に力を合わせていくようになりました。
今から百数十年前にルアーブルを中心として成立したアーベ公国は、その動きの一つの結実といえるでしょう。

アーベ公国の成立 Edit

著名な冒険者フェンタールが興したこの国は、レングラート地方の大陸への入植で力をつけ、瞬く間に、その地方を束ねる存在となりました。その成立には、主にガルファード諸島に住む貴族たちの思惑や、フェンタール自身の力量と人脈によるものが大きいですが、星霜の世界 ― 特に人間種族 ― の、一つに纏まろうとする力、未来へと進む力に支えられたものでした。

実際、アーベ公国が成立する以前、レングラートの諸島は人口増加による諸問題に悩まされていました。それらの人々は、積極的に大陸への入植に参加し、時には深淵との戦いを繰り広げながら、現在に至る大地を切り拓いてきたのです。

こうしてアーベ公国が成立して100年を迎え、その首都であるルアーブル市は、十数万人という人口を抱える大都市へと成長しました。様々な謎と神秘、そして危険に満ちたこの地方、そして流動性が高く活力に満ちているこの国は、冒険者たちに様々な機会を提供することとなります。まさに、アーベ公国は、冒険者たちの止まり木となったのです。

神器騒動/邪竜騒動 Edit

神器騒動とは、アーベ公国歴104年のクオ=ルートの月~アグ=ヴァの月~アグラ=イヴァナの月に起きた、レングラート地方を揺るがす大事件です。とはいえ、この騒動の全体像を知るものはごくわずかです。一般的には、ルアーブルの広範な地域が破壊された「邪竜騒動」という事件で知られています。

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