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ハーフェン
概要 †
空中大陸ハーフェンは、相当離れているはずですが、極めて天気の良い時にはルアーブル市やレングラート地方の海岸近くや海の大半から見ることができます。といってもルアーブルなどからは、巨大な雲の広がりにしか見えません。また、つねに中心部や大陸の下部は厚い雲で覆われています。
「始まりの島」までいくと、巨大な雲とその上の黒っぽい影が見え、天気が良い時には森のような緑の色合いが、雲間に見えたりすることもあるそうです。そのことから、この巨大な大陸の存在が明らかになったと言われています。
この大陸は、極めてゆっくりですが、ルアーブル市を起点として振り子のように動いていることが、長年の観察で明らかになっています。その理由は不明ですが、ルアーブル市にある『ハーフェンの碇』という巨大な塔が起点とされ、『大迷宮』にその秘密があるといわれています。
邪竜騒動以後 †
今まで未知の存在とされてきた空中大陸ハーフェンですが、邪竜騒動以降多くの事が明らかとなりました。
空中大陸外縁には古代の血を強く引く人々が暮らす街『フェルスターン』があり、彼らは地上では失われた魔術に関する技術や知識を継承していました。この街はかつて〈竜〉から逃れてハーフェンへやってきた〈人〉が建造した街であり、建物や一部の領域には高度な魔術がかけられています。
ハーフェンは中心から渦潮のような流れで大小さまざまな浮き島が浮いており、その中心部は厚い雲に覆われ、空中大陸に生息するドラゴンやロック鳥すら弾き飛ばされる猛烈な暴風が吹き荒れており、伝承によるとその先には九大神がいる神の座があるとされています。
未踏破域も多く、フェルスターンの人々が調査できたのは今現在は2割程度です。
現在、ハーフェンへの渡航方法はテレポートの呪文のみであり、交流は学院の導師クラスなどに限定されて行われています。ハーフェンの存在する高層域と地上のある低層域との間には何らかの障壁があるらしく、魔法などは無効化されるため、フライトなどの魔術を用いても渡航は不可能であり、その他の渡航手段が模索されています。
ハーフェンの玄関口『避難港』フェルスターン †
かつて〈竜〉の破壊から逃れるために空中大陸へとやってきた<人>が作り上げた街です。
街の至る所に〈人〉のルーンが走っており、様々な防護魔法や環境適応魔法の他、高い利便性の魔法などが施されています。しかし、かなりの高度の為に魔法がかかっているとはいえ、ルアーブルと同じ格好ではかなり寒い事は間違いないでしょう。
フェルスターンの街の建築物はほとんどが〈人〉により造られたもので、フェルスターンの住人達は一般的な製鉄や製錬の技術や建築技術は、資源の少なさと相まってほとんど発達しておりません。農産業などは、環境適応の魔法がかかった場所で作物を育てており、それにより街の住人の食料を賄っています。
また、フェルスターンの街の土地は浮島というスペースに限られているため、土地を広げることは難しく、ある程度は出生制限などがあります。
ですが、フェルスターンには地上では既に遺失となった技術や知識が多数存在していました。特に魔法やミスリルの製錬再製錬や製造技術等は目覚ましく、失伝した魔法もいくつも残されています。
また、ハーフェンに住む独自生物の一部を飼い慣らしており、他の浮島への探索が可能となっています。
しかし、フェルスターンの住人は決して多くない人口の為、ソーサラーの素質が高い者が非常に多いにもかかわらず、現在では冒険者のように他の島々を積極的に探検するものはありません。その為、冒険者たちが地上から呼び寄せることで、開拓や探索を進めています。
ハーフェンの生物 †
空中大陸ハーフェンの外縁では、地上では見られない、あるいは非常に珍しい生物が生息しています。
空くじらや空イルカなど、宙をどのような原理でか飛ぶ生物がおり、フェルスターンの人々はこれらの生物を飼い慣らして島々を渡る際などに用います。
他にもその島々により多様な生物が生息していますが、ハーフェンを探検する際に気をつけなければいけないのは、空を飛べる幻獣、特に地上ではまずお目にかかる事はないドラゴンやロック鳥すら生息しており、まず戦って勝てる相手ではないでしょう。
また、ある浮島にドワーフ族が生息していたことが現在確認されています。彼らの話によると、遠い祖先、神様によってこの地へ運ばれやってきた、ということです。
もしかすると、他の島々にも他の種族が生息している可能性もあるかもしれません。
NPC †
ザール・アウザストラ †
- 役職:フェルスターン評議会員
- 属性:人間、男、年齢不明
- フェルスターンの評議会員の一人であり、実質的統治者。見た目は30歳程に見え、壮健な体つきをしています。
非常に複雑なヴィサルガからわかるとおり、地上では誰一人として到達していないと思われる10Lvのソーサラー技能を持ち、大陸では失伝した遺失の魔法も使用できます。
古来より脈々と受け継がれる〈人〉の血脈の中でも特に濃く血を受け継いでいようです。
アトリー・アウザストラ †
ザールの1人娘であり、利発的な女の子です。冒険心が強く、何度か探検隊に参加したこともあり、戦士としては1人前の実力も身に着けています。
邪竜騒動以後、アーベ大公の息子であるベインと婚約を結びました。アトリー自身は彼の事を子供扱いしていますが、その見方は何れ変わってくるかもしれません。
※PL情報:アトリーは実のところはアーベ大公の娘であり、ザールの実の子供はアーベ大公の息子とされていたベインです。この事は公表されてはいませんが、一部のものには知られています。
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