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リューンス

『雨と獣の国・リューンス
知名度:10

リューンス国は都市アンバッサを首都とする、小都市国家群の1つです。
国の規模としては小さく、北はパンタームより南、南は狼の森より北まで。東はアーファスの盾までです。北西にある2つの島まで領地に入ります。
この国の特徴として、一年の半分以上が雨で覆われていることです。その理由は、東のアーファスの盾に流れ着く水の精霊が大きく留まり、それを山を吹き抜ける風の精霊がリューンス国全土にばらまくことに起因しています。
普段は霧雨程度ですが、時折、この雨は異様に激しくなることがあります。(いわゆるスコールです)この現象が起きた時、それ以前までは存在していなかった川が突然発生することもあるのです。
この国のもう1つの特徴として、街中に獣がうろうろしていることです。これは、この国の設立に、獣たちが大きく関わった事から、『獣を友とする』習慣が国中に根付いているからなのです。
ちなみに、この国の名物として、家畜である水牛の大行列があります。この行列は長さ1kmにも及ぶことがあり、道が塞がれることもしばしばあります。そして、怒った水牛は極めて危険なのです。

歴史 Edit

この国が興された年代は定かではありません。ただ、フェンタールルアーブルの代官についてから後だと伝わっています。
元々この国には深淵の者が住み着いており、特に強大なドラグが支配していました。1つのパスツェルを元に、深淵の森に包まれていたのだそうです。
そのドラグを打ち破り、パスツェルを破壊したのが、五匹の獣を筆頭とする百の獣たちと、その獣達を『友』とする少女でした。その少女は獣と血を分かちあっていたと伝えられていますが、詳しい伝承は残っていません。
ちなみにその伝説の少女の血を引いている(と言われている)末裔は複数存在が確認されています。それらの末裔は独自の獣を『友』としているそうです。
そして、国を興して以来、何度か領主が変わり、国の名も変わりつつも、この国の人たちは獣を友とする習慣が根付いていくことになります。

特徴 Edit

法律 Edit

この国には他の国と少し違う法律が存在します。それは『友である獣を殺すのは重罪である』ということ。食用の家畜などは構いませんが、何か印のある獣(人と獣との友情の証として、獣の一部に特徴的な印をつけています)を殺した場合、人殺しと同じと見られます。ただし、これには例外があり、『獣に襲われて、反撃して殺してしまった場合』などの場合は罪になることはありません。
そして、老衰などにより死亡した獣は、人と同じように弔われ、その牙などは形見として身につけることがよくあります。

地理 Edit

東をアーファスの盾に、南を狼の森に守られた国であり、深淵の者たちへの守りはかなり強いものです。しかし、自然の力が強く、人々はそれに打ち勝たねばなりません。そして、その自然の気まぐれが時として深淵の者達への突破口ともなりうるのです。
1年の半分以上が雨であり、地図上にはない川が複数、いつのまにか流れていることがよくあります。
そのため、高床式の家がよく作られており、移動用の小(持ち運び可能なくらいのです)などは欠かせません。

政治 Edit

アーベ大公と血を分けていると言われる、リューンス侯爵を領主とした政治が現在行われています。アーベ公国とはレングラート同盟を通じた緩やかな協力関係にあります。ただ、この国の人たちにとって生活とは自給自足であり、誰が領主でもあまり気にしない気風があります。もちろん、いざとなったら頼りにすることもありうるでしょう。

名所 Edit

大衆食堂 Edit

この地域はいわゆる『農村』なので、冒険者の宿などは少なく、ランダエシーフギルドなどもほとんどありません。しかし、それらの役割をいわゆる『大衆食堂』が全て代わりに請け負っており、さらにちょっとした仕事などがたまに舞い込んだりもします。
村人の憩いの場所であり、さらに冒険が集う場所でもあるのです。
セッションへの導入にはもってこいと言えるでしょう。

闘獣場 Edit

街のあちこちに10m四方の柵が設置されており、ここで自分の『友』の強さを競い合います。これは、『強きものが生き残る』という自然の掟を現したものであり、勝負には基本的に掛け金が課せられます。(勝負に勝てば掛け金がもらえます)
昔はギリギリまでの血みどろの戦いだったようですが、最近ではスポーツ感覚程度になっており、最後までやりあうのではなく(HPが0になるまで戦うのではなく)、怪我の度合いが先に大きくなったほう(HPが半分or1/3or1/4)が負け、というものになっています。
互いに切磋琢磨し、己を磨く。『友』との絆を強くする意味でも、この国には必要不可欠な存在となっています。

アーファスの盾 Edit

国の東にそびえる高き山々。深淵の者達へ対する盾であると共に、人々への恩恵と試練の両方を与えてくれる山でもあります。数は少ないですが、フェンランの住む地域も存在しています。彼ら以外、この場所に住む者はほとんどいません。
このアーファスの盾には、元々ドラグたちの飼いならしていたワームやワイバーンが野生化してうろついていることもあります。時折フェンランの住む地域や人の住む地域にも襲いかかることがあり、かなり危険だといえるでしょう。

狼の森 Edit

国の南半分を占める、様々な動植物が混在する森です。この森にすむ獣たちは通常の獣よりも知性が高いと言われ、中には人の言葉を理解する獣もいるそうです。
この森の頂点に立つのは、一匹の灰オオカミであり、代々、リューンス国を興した時の『友人』との約束…深淵の者を近づけさせないようにする事…を守り続けています。

人物 Edit

人物名 Edit

(未記載)

セッションソース Edit

基本的には平穏な農村ですが、この国ならではの導入もまたあり、仕事もあるかもしれません。そして、守りは堅いのですが、進入してきた深淵の者達に対する手は、あまりにも少ないのです。

配達なのに…ちょっと!
配達を請け負った冒険者たち。気軽に請け負った依頼ですが、この国には道が少なく、そして道が川になっていることも少なくありません。周り道をして…しかしそこには水牛の行列が。力と知恵を尽くして乗り切りましょう。
大水害の救助
いつもよりも長く降り続いた豪雨。それは1つの村が壊滅するに値した。救出の手数が足りない。そこで頼りになるのは、やはり冒険者でしょう。
深淵からの道
ある大豪雨により、アーファスの盾に1つの穴が開く。それは深淵の者たちにとっての格好の突破口だった。進入してきた深淵の者たちを撃退し、平和を取り戻しましょう。
獣たちからの救援
南の狼の森より、傷ついた獣が村へとたどり着く。それは、深淵の者達の急襲によるものだった。獣と心を通わせる仲間(もしくはNPC)の案内により、森へと足を運びます。

特殊技能(参考程度) Edit

ビーストマスター技能 Edit

さて、ここからはセッションネタとして、この地方独自のNPC専用技能、ビーストマスターでも考えるとします。獣と共に戦う冒険者のネタにしてもらえればいいかなと思います。ちなみに、バランスが非常に悪いためPC技能としては推奨できませんが、もしPCが獣との意思疎通ができた場合、その『セッションの中だけでなら』使えるとしてみると面白いかもしれません。
※詳細は上記のリンク先

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