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てく。のGM講座/第5回:敵データの作り方 のバックアップソース(No.4)

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第4回でシナリオの作り方の一つ(あくまで1つなのだ)を語ったので、次は、よく聞く悩み「敵データをどのくらいにしたらいいかわからない」に回答すべく、敵データの作り方をご紹介しましょうっ。
これを読めば、きっと敵データを作りやすくなるよっ。

* まずは敵データの各数値について理解する [#ya9e59d8]

敵データを作ったり改造したりするにしても、まずは、敵データの理論を知らないとどうにもなりませんよね。ということで、敵データの各項目を作る理論をご紹介しちゃいます。

| データ項目 | 数値理論 |h
| ML | ''モンスターのレベルです。''&br;※実は、防御点と魔法ダメージ減少以外は、このMLは「モンスターの技能レベル+2」という理論で計算されています。以下の計算で抵抗などが「ML-2」となっているのは、そのためです。 |
| 攻撃値 | ''爪や拳など1H攻撃はML+8、打撃力がより高い攻撃(尻尾や牙など)はML+7が一般的です。''&br;※「ML-2+器用B+7」で、拳などはセスタスと同じく+1されているということです。ただし、器用度などの隠しパラメーターが関わってくるので、ML+7や+8より数値を大きくしても全く問題ありません。&br;※なお、モンスターデータの場合、複数回攻撃をするからといって、命中にマイナスは無いのが基本です。(例:虎やワイバーンなど) |
| 打撃力 | ''ML+7~10くらいが一般的です。''&br;※「ML-2+筋力B+打撃レートの出目7の値」ということですが、MLに上記の数値をプラスしたほうがわかりやすいでしょう。&br;※なお、命中を下げた場合、その分ダメージは増やすのが基本です。&br;※MLが高いほど、7~10の数値は上がります。例えばML3の虎は+7ですが、ML7のワイバーンは+9です。ML10のヒュドラは+10ですが、同じML10のドラゴンは+11になっています。大型生物のほうが筋力Bが高いので、MLが高いとダメージも増えるのです。 |
| 回避値 | ''ML-2+敏捷B+8(受動優先のため)が基本です。''&br;※サイズ・盾の所持によって変動します。大型なら-1、より大型なら-2、盾効果ありなら+1されます。&br;※ML+8くらいが限界で、それ以上だとPCの攻撃はほぼ当たらなくなります。 |
| 防御点 | ''基本的にML+2が最低値です。''&br;※ML+2:鎧なし(防御レート0程度)、ML+3:クロースからソフレ程度の防御力(防御レート7程度)、ML+4:ハドレ程度の防御力(防御レート12程度)、ML+5:金属鎧程度の防御力(防御レート20程度)、ML+6:それ以上硬質な体(ミスリルとかペトラの体など) |
| 生命抵抗 | ''ML-2+生命B+8(受動優先のため)が基本です。'' |
| 精神抵抗 | ''ML-2+精神B+8(受動優先のため)が基本です。'' |
| ブレス・咆哮など | ''ML+7が一般的です。''&br;※なお、呪文についてはPCたちと同じ計算で行います。 |

上記表の制作にあたっては冬谷さんに分析とアドバイスを頂きました。ありがとうございます!
なお、SWのモンスターデータからの逆算ですので、モンスターによっては上記に当てはまらない場合があります。ただ、生命抵抗や精神抵抗については、どのモンスターもこの計算値から外れません。
(エンファータのオリジナル敵がこれから外れてることがあるんですよねー。今度TEKになおしてもらわなきゃ)

* どのくらいの敵が適正か? [#db2d638b]
** PTの平均LV+2? [#ia79148d]

一般的に、''PTの平均レベル+2のMLがある敵が適正で、+3になると強敵''になると言われています。
しかしこれも、PT構成によって変わるものなので、絶対的な指標ではありません。例えば、PTが5人いても、3人がバード、スカウト、セージだったら、攻撃に参加できるのは2人しかいなくなります。同じくPTが5人でも4人が前衛戦士なら、攻略は容易でしょう。特に攻撃回数が1回しかない敵なら。

このようにMLだけでは、指標として不十分です。
ここからは、他の指標をご紹介しながら、「強い敵だった、危なかったぜ…」とPLに思われる敵をご紹介します。

** まずはPTの戦闘力を計算する [#sc2c9a6c]

さて、適正な敵を作るためには、「PTの戦闘力」の計算が欠かせません。

(以下、書きかけ)

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