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エンファータの暦 のバックアップソース(No.2)

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エンファータの一年は365日で、人間社会では「九大神の暦」が使用されています。これは、エンファータの神話に基づいたもので、九大神の性質・司るものと、人間世界の営みを対応させたものとなっています。
この暦はアルケナル帝国がそれまでの暦を整理し採用したもので、扱いやすいことから、エンファータの各地に普及しました。それぞれの柱が平均で40日を受け持ち、残り5日は〈神〉に捧げられています。

なお、一週間は5日で、一年と月を5日毎に区切る役割があります。つまり、1月が40日の場合、「年の始まりから95日目」と「ヴァル=ノレルの月15日」、「ヴァル=ノレルの第3タルナ(黒き月)」、「年の始まりから19番目のタルナ」はすべて同じ日を指します。この用途があるため、一月は、5で割り切れる日数になっているのが普通です。

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* 一年の暦「九大神の暦」
: アル=グラムの月 | 一年の始まりにアル=グラムが来るのは、この神が「秩序」を司ることに由来します。一年を新たに始め、その年がアル=グラムの光で良いものになるよう助力を願うためです。
: レ=ティオンの月 | (詳細未定)
: ヴァル=ノレルの月 | 四季のある地方では、この月は「春」を意味します。様々な植物が花開き、世界が色鮮やかになることから、ヴァル=ノレルが司るものとされています。(※なお「青春」というのもヴァル=ノレルが春をつかさどることと関係があります)
: ト=テルタの月 | すべてが成長する時期であり、多くの地方では作物の種を蒔くことから、その後の成長に幸運があることを願って、ト=テルタの月とされています。
: クオ=ルートの月 | 四季のある地方では「梅雨」に当たる時期です。
: アグ=ヴァの月 | 四季のある地方では「夏」を意味します。すべてが暑い時期です。
: アグラ=イヴァナの月 | 四季のある地方では「秋」を意味します。収穫の時期であり、豊穣を願って、この神の月とされています。
: ソル=パルの月 | 収穫が終わったあと、一年を終わる準備を、つまり、一年の間に起こったことを記し直す月とされています。
: ティガ=タルナの月 | 一年の終わり、そして始まりへとつなぐための月です。
: 〈神〉と九大神の月 | 〈神〉そして九大神すべてに感謝を捧げる5日間です。一年の終りと始まりです。

** 閏年「〈竜〉の日」
アルケナル帝国時代の暦に関する遺産の一つに「4年毎に1日増やした年(366日の年)が必要」というものがあります。
その余分の一日は「〈竜〉の日」と呼ばれ、上記の九大神の暦では「その年の最後」に追加されます。

この位置ですが、九大神の加護により〈竜〉を追い払う、という意味あいがあります。また、その次の日「新年」は、アル=グラムの月のため、エンファータの神話でアル=グラムの光が〈竜〉を大地から追い払った神話に由来しています。

** 地方による暦の差
九大神の暦は、かつてのアルケナル帝国の四季と農耕サイクルに合わせて作られています。宗教・文化的には、例えばクオ=ルートの月にはクオ=ルートの祭りを行うなど、各地の祭と密接な関わりがあります。
そのため、地方によってはその地の気候・文化と対応していないため、暦は地方に内情に合わせて改変されています。改変内容は様々ですが、神の順番を入れ替えたり(アル=グラムとティガ=タルナ、〈神〉と九大神の月は移動しません)、月によって日数が変わったりします。

*** アルケナル地方の暦
アルケナル地方では、上記の暦をそのまま使用しています。

*** レングラート地方の暦
常夏のレングラート地方には四季はなく、弱い雨季と乾季に分かれており、農耕サイクルも大きく違います。ですが、農耕が文化の中心ではないこの地方では、特に暦を変える必要性もなかったため、上記の九大神の暦がそのまま使われています。レングラート地方においては、暦は記録を記すものであり、祭りなどの日を規定するものなのです。

*** ツバル地方の暦
広大な砂漠が広がりほぼ一年を通して灼熱のツバル地方では、アグ=ヴァの月が極めて長く、他の月はその分圧縮されているのが特徴です。

** 太陰暦
月の満ち欠けで測る暦(太陰暦)も、一部では使用されています。この暦は「白い月ウエル」の満ち欠けを基準にするため、30日で1月となります。この暦は四季との対応はできませんが、世界中どこでも共通で取り扱えるため、ソーサラーやセージが記す歴史書・記録ではよく利用されます。

* その他の暦
** 一日&時間
一日は24時間で、(アルケナル帝国由来の)ドワーフが製造した時計や遺跡出土の時計はありますが、それらは希少・高額で、正確に分や秒まで測る技術は一般に普及していません。そのため、エンファータの多くの人々にとっては、一日の中の時間を図る方法は、テンプルが夜明けから1時間毎に鳴らす鐘の音や、太陽の位置などによってです。

なお、分などの短い時間を計りたい場合は、砂時計や水時計のようなものもあります(原始的なストップウォッチですね)。

** 一週間
エンファータの一週間は5日です。これは、5つの月に対応しています。PL世界と違い、エンファータの1週間にはキリスト教的な意味は無いため、「日曜が休み」などということはありません。なお、休みの日は、各地の祭日で規定されています。

この一週間(5日)と九大神の月(一般的に、40など5で割り切れる数の日数)を組み合わせたものは、例えば「ト=テルタの月の第四タルナ」などという形式で記録に使われます。また、占星術では、生まれた子の性格に影響を与えると言われています。(例えばアグ=ヴァの赤い月の日に生まれた子は、勇敢で火のように激しい性格 など)



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