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#contents

このコラム「ワールド&ワールド」では、PLのリアル世界の事象を織り交ぜつつ、
エンファータなどのファンタジー世界を紐解いていきます。

今回はちょっと話題を変えて、エンファータ住人の技能レベルを、
現実の地球の例も織り交ぜながら、ご紹介します。
ルールブックや様々な例も織り交ぜながら、ご紹介します。
いざ、始まり始まりー。

* ルルブからみる技能レベル [#w2ebb591]

** 目標値の指標から見る [#n9216ad6]

SW完全版の146ページには「9.1 目標値と難易度の設定」という項があります。
この項には決定表というものが記載されていますが、その表の説明を読むと、
「SWでは技能レベルがどのくらいで、どの程度の力量の持ち主と規定しているか」がわかります。

表自体はここには掲載できないので、各自でそのページを開きながら観てもらうとして――
一部を抜き出すと、下記のように記載されています。

#style(class=rule)
-目標値9:技能があれば3回に2回は成功するが、素人では3回に2回失敗する。
-目標値12:その道のプロなら成功を期待できるが、ちょっとかじった程度では失敗すると思うべき
-目標値15:(世界でも屈指の)達人ならまず失敗はないが、プロ程度では成功は五分五分
-目標値20:(世界でも屈指の)達人で五分五分
#style(end)

SWの目標値というのは''「技能レベル+能力値ボーナスがB2+2d6の出目は7」''で計算されているので、
そこから逆算すると、以下のようになります。
ただし、5レベルからは、関連する能力値をB3相当で計算します。

#style(class=rule)
-''素人:「レベル0+能力値ボーナス0+2d6」'' 2d6で出目9以上を出す確率は約30%なので、目標値9で、3回に2回は失敗する。
-''技能がある:「レベル1+能力値ボーナス2+2d6」'' 目標値9なら出目6以上なので、約60%の確率で成功。目標値12は出目9以上なので、失敗の確率が高い。
-''その道のプロ:「レベル5+能力値ボーナス2+2d6」'' 目標値12なら出目5以上が必要、目標値15なら出目8が必要。…あれ、五分五分(出目7)ではない?誤差の範囲と思いましょう。
-''世界でも屈指の達人:「レベル10+能力値ボーナス2+2d6」'' 目標値15なら出目3以上なので、失敗の可能性は殆ど無い。目標値20なら出目8が必要なので、概ね五分五分。
-''その道のプロ:「レベル5+能力値ボーナス3+2d6」'' 目標値12なら出目4以上が必要、目標値15なら出目7が必要なので五分五分。
-''世界でも屈指の達人:「レベル10+能力値ボーナス3+2d6」'' 目標値15なら出目2以上なので、失敗の可能性はまず無い。目標値20なら出目7が必要なので、五分五分。
#style(end)

つまり、5レベルでその道のプロ、10レベルで世界でも屈指の達人という事になります。おそらくは。
しかし、''その道のプロとか、世界でも屈指の達人って、基準がわかりにくい''ですね。
ルールブックで他に参考になる記載がないか、調べてみましょう。

** モンスターデータから見る [#ca026b9a]

SWルールブックの248ページからは、人間敵のモンスターデータが書いてあります。
山賊、兵士・騎士、神官(暗黒神官)の3種類ですが、これを紐解いていきましょう。
ここも、詳細データは実際のルルブをご覧ください。

#style(class=rule)
- 山賊首領がモンスターレベル(ML)3で、20人ほどの手下持ち
- 一般兵がML1、兵士長がML3、騎士がML5、騎士団長がML7
- 司祭がML3で3レベル魔法を使用。高司祭がML5で5レベル魔法を使用
#style(end)

こうしてみると、司祭と呼ばれるにはプリースト技能3レベル、
高司祭と呼ばれるにはプリースト技能5レベルが必要なのがわかります。

しかし、''騎士や山賊の方は、モンスターレベル=ファイター技能レベルではないことに注意''が必要です。
しかし、''騎士や山賊の方は、モンスターレベル=ファイター技能レベルではない「かも」しれないことに注意''が必要です。
それは、先ほどの「目標値の算出法」で、攻撃点などをみてみるとわかります。
実際のファイター技能レベルは、モンスターレベル-2程度で考えるのが妥当でしょう。
(なお、回避点、生命抵抗点、精神抵抗点は、出目8で算出します)

つまり、まとめるとこうなる。

#style(class=rule)
- 山賊首領:ファイター技能1レベル
- 兵士長:ファイター技能1レベル、騎士:ファイター技能3レベル、騎士団長:ファイター技能5レベル
- 山賊首領:ファイター技能1レベル?
- 兵士長:ファイター技能1レベル?、騎士:ファイター技能3レベル?、騎士団長:ファイター技能5レベル?
- 司祭:プリースト技能3レベル、高司祭:プリースト技能5レベル
#style(end)

正直、''ただの山賊とか一般兵士の技能レベルがわけわからない''ことになるが、
記載されている数値からはこう判断するしかない。
しかし、目標値設定では「その道のプロ=5レベル」なのに、団長以外はプロじゃない騎士団ってなんでしょうね。
''その道で生活できているプロは3レベルで、5レベルはベテランの一流プロ''、ということなのだろうか。
司祭が3レベルで高司祭が5レベルだということを考えると、それが妥当そう。

しかし、「その道のプロ=5レベル」なのに、団長以外はプロじゃない騎士団ってなんでしょうね。
しかも、''ただの山賊とか一般兵士の技能レベルがわけわからない''ことになるが、
記載されている数値から目標値を算出すると、こう判断するしかない。
ああ…''このモンスターデータは何かの記載ミスである''と考えようか。
ML=技能レベルだと考えれば、騎士は5レベルファイター、騎士団長は7レベルファイターになりますからね!

** NPC雇用ルールから見る [#v8869164]

ルールブック166ページには、「NPCに魔法を使ってもらう」というルールがあります。
ここを見ると、いろいろと興味深いことがわかります。
これまた、表全ては記載しませんので当該ページを御覧ください。そしてそこにある説明文も読みましょう。

#style(class=rule)
- 10レベルのルーンマスターは、大きな国の首都に一人いるかいないかくらい。
- 7レベルのルーンマスターは、大きな国の主要都市か、小さい国の首都にいるくらい。
- 5レベルのルーンマスターは、そこそこの都市にいるくらい。
#style(end)

だいたいこんな感じです。
もちろん、ルーンマスターはそもそもの数が少ないものですが、
大きな国の首都に行けば10レベルにも会えるかもしれないくらいの存在数がいるという。
''しかし大きな国の首都ってどのくらい大きな国だろう。日本くらい?アメリカくらい?''



(以降、書きかけ!)

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