ホーム > コラム > てく。 > ワールド&ワールド番外編:あの人の技能レベルはいくら?
コラム/てく。/ワールド&ワールド番外編:あの人の技能レベルはいくら? のバックアップソース(No.3)
- バックアップ一覧
- 差分 を表示
- 現在との差分 を表示
- バックアップ を表示
- コラム/てく。/ワールド&ワールド番外編:あの人の技能レベルはいくら? へ行く。
- 1 (2013-07-21 (日) 16:43:08)
- 2 (2013-07-21 (日) 19:26:58)
- 3 (2013-07-21 (日) 23:18:36)
- 4 (2013-07-22 (月) 00:29:24)
#contents このコラム「ワールド&ワールド」では、PLのリアル世界の事象を織り交ぜつつ、 エンファータなどのファンタジー世界を紐解いていきます。 今回はちょっと話題を変えて、エンファータ住人の技能レベルを、 ルールブックや様々な例も織り交ぜながら、ご紹介します。 いざ、始まり始まりー。 * ルルブからみる技能レベル [#w2ebb591] ** 目標値の指標から見る [#n9216ad6] SW完全版の146ページには「9.1 目標値と難易度の設定」という項があります。 この項には決定表というものが記載されていますが、その表の説明を読むと、 「SWでは技能レベルがどのくらいで、どの程度の力量の持ち主と規定しているか」がわかります。 表自体はここには掲載できないので、各自でそのページを開きながら観てもらうとして―― 一部を抜き出すと、下記のように記載されています。 #style(class=rule) -目標値9:技能があれば3回に2回は成功するが、素人では3回に2回失敗する。 -目標値12:その道のプロなら成功を期待できるが、ちょっとかじった程度では失敗すると思うべき -目標値15:(世界でも屈指の)達人ならまず失敗はないが、プロ程度では成功は五分五分 -目標値20:(世界でも屈指の)達人で五分五分 #style(end) SWの目標値というのは''「技能レベル+能力値ボーナスがB2+2d6の出目は7」''で計算されているので、 そこから逆算すると、以下のようになります。 ただし、5レベルからは、関連する能力値をB3相当で計算します。 #style(class=rule) -''素人:「レベル0+能力値ボーナス0+2d6」'' 2d6で出目9以上を出す確率は約30%なので、目標値9で、3回に2回は失敗する。 -''技能がある:「レベル1+能力値ボーナス2+2d6」'' 目標値9なら出目6以上なので、約60%の確率で成功。目標値12は出目9以上なので、失敗の確率が高い。 -''その道のプロ:「レベル5+能力値ボーナス3+2d6」'' 目標値12なら出目4以上が必要、目標値15なら出目7が必要なので五分五分。 -''世界でも屈指の達人:「レベル10+能力値ボーナス3+2d6」'' 目標値15なら出目2以上なので、失敗の可能性はまず無い。目標値20なら出目7が必要なので、五分五分。 #style(end) つまり、5レベルでその道のプロ、10レベルで世界でも屈指の達人という事になります。おそらくは。 しかし、''その道のプロとか、世界でも屈指の達人って、基準がわかりにくい''ですね。 ルールブックで他に参考になる記載がないか、調べてみましょう。 ** モンスターデータから見る [#ca026b9a] SWルールブックの248ページからは、人間敵のモンスターデータが書いてあります。 山賊、兵士・騎士、神官(暗黒神官)の3種類ですが、これを紐解いていきましょう。 ここも、詳細データは実際のルルブをご覧ください。 #style(class=rule) - 山賊首領がモンスターレベル(ML)3で、20人ほどの手下持ち - 一般兵がML1、兵士長がML3、騎士がML5、騎士団長がML7 - 司祭がML3で3レベル魔法を使用。高司祭がML5で5レベル魔法を使用 #style(end) こうしてみると、司祭と呼ばれるにはプリースト技能3レベル、 高司祭と呼ばれるにはプリースト技能5レベルが必要なのがわかります。 しかし、''騎士や山賊の方は、モンスターレベル=ファイター技能レベルではない「かも」しれないことに注意''が必要です。 それは、先ほどの「目標値の算出法」で、攻撃点などをみてみるとわかります。 実際のファイター技能レベルは、モンスターレベル-2程度で考えるのが妥当でしょう。 (なお、回避点、生命抵抗点、精神抵抗点は、出目8で算出します) つまり、まとめるとこうなる。 #style(class=rule) - 山賊首領:ファイター技能1レベル? - 兵士長:ファイター技能1レベル?、騎士:ファイター技能3レベル?、騎士団長:ファイター技能5レベル? - 司祭:プリースト技能3レベル、高司祭:プリースト技能5レベル #style(end) ''その道で生活できているプロは3レベルで、5レベルはベテランの一流プロ''、ということなのだろうか。 司祭が3レベルで高司祭が5レベルだということを考えると、それが妥当そう。 しかし、「その道のプロ=5レベル」なのに、団長以外はプロじゃない騎士団ってなんでしょうね。 しかも、''ただの山賊とか一般兵士の技能レベルがわけわからない''ことになるが、 記載されている数値から目標値を算出すると、こう判断するしかない。 ああ…''このモンスターデータは何かの記載ミスである''と考えようか。 ML=技能レベルだと考えれば、騎士は5レベルファイター、騎士団長は7レベルファイターになりますからね! ** NPC雇用ルールから見る [#v8869164] ルールブック166ページには、「NPCに魔法を使ってもらう」というルールがあります。 ここを見ると、いろいろと興味深いことがわかります。 これまた、表全ては記載しませんので当該ページを御覧ください。そしてそこにある説明文も読みましょう。 #style(class=rule) - 10レベルのルーンマスターは、大きな国の首都に一人いるかいないかくらい。 - 7レベルのルーンマスターは、大きな国の主要都市か、小さい国の首都にいるくらい。 - 5レベルのルーンマスターは、そこそこの都市にいるくらい。 #style(end) だいたいこんな感じです。 もちろん、ルーンマスターはそもそもの数が少ないものですが、 大きな国の首都に行けば10レベルにも会えるかもしれないくらいの存在数がいるという。 ''しかし大きな国の首都ってどのくらい大きな国だろう。日本くらい?アメリカくらい?'' (以降、書きかけ!)