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パンドラム地方 のバックアップソース(No.11)

(書きかけ・設定案です。大幅に変わる場合があります)

パンドラム地方は、かつてアルケナル帝国時代に「帝国の東の果て」と言われた地方です。
帝国初期、アルケナル帝国のファーストエンペラーと二代皇帝の麾下で活躍したパンドラム将軍とその兵士たちが植民して「パンドラム領」としました。しかし、帝国のパンドラム領もこの辺境の一部しか治めることができず、それ以外の地は様々な理由で帝国も統治を断念しました。そのため、「まつろわぬ地」とも呼ばれています。

* パンドラム [#r308e904]
** 概要・歴史 [#wfddaf1f]

帝国初期、アルケナル帝国のファーストエンペラーと二代皇帝の麾下で活躍したパンドラム将軍とその兵士たちが植民した地です。帝国時代を通して、パンドラム将軍の子孫が領主として治めており、この地方がパンドラムと呼ばれることとなりました。

ですが、帝国歴847年、帝国の32代皇帝オルクレイの命により、代々の領主であったパンドラム侯爵家は改易されます。公式な理由は反逆ですが、帝位継承に伴う陰謀の犠牲になったと言われています。その後、暫くはパンドラムの元老院が統治していましたが、帝国末期に皇帝の庶子に与えられ、「パンドラム王国」となりました。

しかし、かつての領主を敬愛するパンドラムの地の統治は難しく、その息子・孫の失政を機に、元老院は王家の追放を宣言。パンドラムは共和国となりました。

** 文化・風習 [#ve738ce6]

この国の文化・風習は、アルケナル帝国のいにしえの特色を残していると言われています。
国としては、「人」の力を重んており、「個」がそれぞれの力量を発揮するのが期待される社会です。政策の一つとして市民に剣闘場・賭博場・浴場・劇場などの「娯楽」が提供されており、賭け事、剣闘、演劇などの関心が高い地です。また、その街は道路・水道が整備され、生活レベルも高い地となっています。

もっとも、良いことばかりではありません。その一つが奴隷制です。
アルケナル帝国の本国などでは社会の成熟に伴って廃止された奴隷制が、この地では今なお存続しています。もちろん奴隷の待遇は主人によって様々で、きわめて学があり有力者の秘書として仕える奴隷や、主人と命運を共にするほど忠誠にあふれた奴隷、または、その才覚で自由を勝ち取って解放奴隷として活躍するものもいます。しかし、鉱山奴隷や剣闘士奴隷など、つらい境遇の奴隷たちも多くいるのも事実です。

** 執政官 [#ba9a0cde]

国のリーダーです。任期は5年で、元老院により選ばれます。しかし、深淵との戦いなどに対応するため、統治の安定性が求められることから、よほどの大過が無い限りは再任されるのが常で、歴代の執政官も、10年~20年ほど統治をして、次の後継者にバトンタッチするのが常態化しています。

執政官は実質的に王のような権限がありますが、帝国末期に押し付けられたパンドラム王家がやらかした記憶から、王政は否定しており、ゆえに、執政官の息子などが世襲することも否定されています。

現在の執政官であるトライアスは没落気味だった名門貴族の出身で、広い視野をもつ傑物です。
まだ30代の若さながらも高い指導力を発揮しています。
突如降ってわいたような

** 元老院 [#q599d570]

パンドラムの立法府で、国を治める人材のプールでもあります。
国のため活躍する、才能・実績あるものを集めている場でもあるので、新しいものの受け入れにも寛大です。

元老院というと老人の集まりのような印象がありますが、若くても国のために功績ある者などは(執政官や市民集会で)推挙されるため、若いものもいます。なお、任期はありません(死ぬまで元老院議員です)ので、若年・壮年・老年と幅広い世代が揃っています。
いわゆる貴族など有力な家は元老院を輩出しやすいですが、世襲でもないので、名家とはいえども才能・運・功績に恵まれなければ元老院議員の座を失うこともよくあります。

* 呪われし大諸島 [#yfa1f735]
** 概要・歴史 [#e1aa301f]

パンドラム共和国のさらに東にある諸島です。海流や荒々しい海によって近づくことも難しいのですが、巨大な島を中心とした諸島が形成されています。地震や火山噴火などの災害が絶えず、また、強力なモンスターなども生息していることから、呪われし諸島と呼ばれ、帝国も領有を断念した地です。
しかし、事実上、外界から隔絶している地であるのを利用して、帝国時代には、魔法で一方的に罪人を送り込む流刑地としても活用していたと言われています。

帝国時代のこの地に関する情報は全く残っておりませんが、様々な国が興亡する戦いの地となっていたと言われています。帝国滅亡後も外界とほぼ接点を持たず、わずかな情報によると、長い戦いの末、ようやく、五王国による均衡が成立したそうです。
しかし、近年、6つ目の国が急激に勃興してこの地の覇権を握り、「皇帝」を名乗りました。

** レーン帝国 [#z75528fd]

呪われし大諸島の覇権を握った国です。
●●●●・レンという男が興し、皇帝を名乗りました。まだ30そこそこですが、天才的な軍事才能と統率力があると言われています。

「アルケナル帝国が失敗した、この世界からの深淵の放逐を、この手で成し遂げるのだ」
そう唱えた皇帝は、虚を突いて大軍を送り込んでパンドラムの一部を支配下に置くとともに、執政官の地位を要求しました。無論パンドラム側もそのような要求に屈せず、一触即発の危険な情勢となっています。


* 星々の聖女と聖刻闘士団 [#mcc3319e]

この地では、古くから星々の聖女と呼ばれる巫女が尊崇されてきました。星座の力をその身に宿した聖刻闘士という者たちが、代々の聖女と共に、社会の平和と安定のために活躍してきたと言われています。
帝国のパンドラム領だけでなく、呪われし大諸島にもその影響力は及んでいるといいます。

聖刻闘士はそう数がいるわけではありませんが、星座を模した姿に変身して高い戦闘能力を持つことから、深淵の脅威が去った帝国時代でも大型のモンスター退治や治安維持などで活躍したそうです。特に帝国崩壊後の深淵の大侵攻では、犠牲を払いながらも深淵の敵将を打ち取るなど、深淵侵攻計画のとん挫に多大な功績がありました。

現在も彼らは「星々の聖殿」を拠点に、深淵の撃退などで活躍するなど、パンドラムのためにその力を振るっています。また、最近はティテュスのラジャス技術との交流でさらにその力も強めているようです。

** 星々の聖殿 [#e65034fd]

壮麗な大神殿城塞で、かつて〈人〉が星々の研究のために立てたといわれる場所です。
この地では星々の研究だけでなく、星々の力を活かすという方面でも研究がすすめられ、ラジャスと源を同じくする「聖刻」の力が生まれました。なお、かつては「星刻」と呼ばれていたようですが、深淵の撃退などの活躍により「聖刻」と呼ばれるようになったと言われています。

聖刻闘士は数は少ないのですが、きわめて守りに優れた地でもあり、深淵も、険しい外輪山脈と湖に守られたこの地を大軍で攻めるのは難しいことから、防衛は問題ないようです。

** 星々の聖女レオナ [#d80eb4b7]

人々の平和のために祈り、星々の力を司るという聖女です。「聖刻」の技に通じており、その付与や癒しなども行えます。「聖女」と呼ばれていますが、ナインズなど神の神官ではありません。しかし、聖刻闘士からだけでなく、人々からも尊崇されています。
現在の「星々の聖女」レオナはまだ10代と若いですが、星々の聖女にふさわしい気品、見識をもち、また、年齢相応なおてんばな面などもあります。とはいえ彼女は並みいる聖刻闘士や、首都の執政官、うるさ型の元老院議員などに負けずにその指導力を発揮しています。

** 聖刻闘士と聖刻 [#l0302d9a]

聖刻闘士の力はラジャスと根を同じくしており、星座を模した『聖刻』をその身に宿し、その星座を模した姿に化けて戦う戦士です。ラジャスの「継承」と同じような方法で次代に引き継がれてきたと言われています。
ティテュスのラジャスなどより安定しているようで、「調整」をせずとも、日々の瞑想や魔法的な香・薬などで安定を保つことができるそうです。

星座を模しているだけあって、彼らはそう数がいるわけではありません。
有望な若者たちが厳しい鍛錬・試練でふるいにかけられ、そうして選ばれたものが聖刻の力を得られるのです。
ただ、そうした若者が、同じ星座の聖刻の一部を分け与えられる、その中で最も才を発揮した者が正式な星座の刻印を得るなどすることもあります。
また、星座とは関係のない聖刻闘士もおり、(架空の)好きな星座を名乗るケースもあります。

なお、聖刻闘士の中でも特に有力な者は、十二星座の守護聖と呼ばれています。十二星座の守護聖は、天の黄道の星座とは限らず、その時点で力のある十二人が選ばれています。

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