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* アルケナル十二守護将とは [#w1066c90]
アルケナル十二将は、アルケナル諸国の著名な１２人の将たちです。
アルケナル諸国には、他にも、「七大将軍」や「九大神将」、「二十八天将」などの分け方があります。「十二守護将」は、その中でも、将としての地位・政治力などより、将としての実力、人気、知名度が高いものが選ばれています。
また、「十二守護将」は、１年を１２カ月で区切った暦における「誕生月石」と関連付けられており、その「誕生月石」にまつわる魔力を持った宝具（マジックアイテム）を所持しています。まさに、アルケナル諸国の実力派ぞろいの将たちであり、最前線で軍や人々を支える象徴たる活躍をしています。
* 各将の紹介 [#q522d662]
** １月／ガーネット [#d20576fe]
◆『赤き弓将』グラナード（エリンダム公国）
名前色：赤系統
・人間：男性
・ギルダー湾に面した大灯台の街アルギルダの守り手。弓の名手で、彼が持つ『カーバンクルの弓』は、はるか遠く離れたところからでも敵を射貫くことができるという。なお、彼の弓にはその魔力の源たる赤いガーネットが埋められており、「赤き弓将」はそこに由来している。だが、彼本人の髪や服は、もう一つのガーネットの色である「緑」である。
・ガーネットの石言葉は、真実・友愛・忠実・勝利・生命力・活力・貞操。古い神話では、大洪水の際に避難者を乗せた船の灯りとなって道を指示したといい、危険からの守り、勝利、忠誠心などを表す力があると言われています。
** ２月／アメジスト [#kf8a05eb]
◆『黒騎士』シュバルリッター（カイゼル騎士団領）
名前色：黒めの紫
・人間：男性
・無骨な黒い鎧を身にまとう、黒髪黒目の青年。紫で意匠された黒の大剣を持つ。
・カイゼルでは珍しいたたき上げ出身で、魔剣『ブラックアメジスト』に見いだされる。破邪の力を持つアメジストの中でも、紫がひときわ濃いブラックアメジストは、特に強い力を持つと言われており、この剣も、魔物に対して強力な威力を発揮するという。
・石言葉は、誠実・真実の愛・心の平和・覚醒・高貴など。アメジストは酔いを遠ざけ、邪悪な考えなどを追い払い、心を平静に保つ力があると言われています。
** ３月／アクアマリン [#g91c4f22]
◆『ツインドルフィン』グランパス兄弟（ローハルト海洋王国）
名前色：Aquamarin
・人間：男性
・ローハルト海洋王国が誇る「ドルフィン騎士団」の将。ドルフィン騎士団とは、訓練されたイルカに乗って戦う海の騎士団で、騎士としてドルフィンを乗りこなすには、高い適正と才能が求められるといいます。グランパス兄弟は、騎獣使いとしての高い才能があり、兄は優秀な戦士として、弟は精霊使いとして活躍しています。特に弟が持つ『魔槍サンタマリア』は、槍としての力だけでなく、兄や周囲にいるドルフィン騎士たちをもサポートする力があるといいます。
・石言葉は、勇敢・富・聡明・沈着・幸福など。海の力が宿った宝石と考えられており、航海の安全・海難防止・豊漁を願うお守りとして、漁師や船乗りたちの間で人気があります。また、浄化や清めの石として、若さの象徴としての力もある石です。
** ４月／ダイヤモンド [#b0a88551]
◆『獅子心将』レーベヘルト（戦侯領ベルアダーム）
名前色：Gold
・人間：男性
・戦士の国ベルアダームでも最強の戦士と名高い英雄。獅子のように気高く誇り高く強い心を持ち、ゆえに、『獅子心将』とも呼ばれている。彼が持つ『ハート・ダイア』は、周りのものを支え鼓舞する力があるといいます。ただ、この宝具は、実際には形はなく、心から心に受け継がれてゆくもので、ゆえに、永遠に続くと言われています。
・石言葉は、純潔、清浄無垢、永遠の絆、純愛、貞節など。「永遠の愛の象徴」とされており、その硬さから、不運や悪いものから身を守ってくれるお守りとして、絆の証として、古くから大切にされています。
** ５月／エメラルド [#i96d371f]
◆『緑の聖母』エスメラルド（エリンダム公国）
名前色：Green
・人間：女性
・ハイランドとローランド両方の緑豊かな大地と豊穣を守護するアグラ＝イヴァナの聖女。エリンダムのアグラ＝イヴァナ大聖堂を拠点としていますが、常日頃から、エリンダム公国内を巡行し、困れる人々を助けています。彼女が持つエメラルドの指輪『フラムヴェリア』は、人々の心と体を癒す力があると言われていますが、こちらも、『ハート・ダイア』と同じく、形はなく、心から心に受け継がれてゆくともいわれています。
・石言葉は、安定・幸福・繁栄・福徳・夫婦愛・恋愛成就・希望など。「愛の石」と呼ばれ、また、その美しい緑色は高いヒーリングの力を持っていると言われています。
** ６月／パール [#d1018ae7]
◆『白き騎士』ヴァイスアデル（カイゼル騎士団領）
名前色：White
・人間：男性
・カイゼルの中でも名家中の名家の出身で、前の騎士団長の息子です。真珠の鎧とも呼ばれる、ましろき純白の、金で装飾された美しい鎧を身にまとっている。彼の魔鎧『ペルレ・リュスティン』は、特に、他者を守る際に効果を発揮すると言われています。年はまだ若いが、人々を守る『白き騎士』としての務めを立派に果たしています。
・石言葉は健康、長寿、富、純潔など。古来より真珠は、不老長寿の薬という伝説が残っているなど、薬としても珍重されてきました。また、母性や慈愛という母なる力を引き出し、女性を守る宝石とも信じられています。
** ７月／ルビー [#ue59bb07]
◆『赤き大波』ルビイ大佐（ローハルト海洋王国）
名前色：
・人間：男性
・たたき上げ出身で、ローハルト海軍の先陣を切る歴戦の強者。本当は将軍格もある実力の持ち主だが、宮中などの面倒な付き合いが嫌なのと、前線に出るのが難しくなるため、大佐に留まっているともいう。彼が持つルビーの魔剣は、戦いの際に強い力を発揮すると言われています。
・石言葉は、情熱・良縁・純愛・勝利・活力・勇気・優雅・威厳など。燃えるようなその赤色には不滅の炎が宿るとされ、持ち主を災難から守り勝利へと導くパワーがあるとも言われています
** ８月／ペリドット [#ub69d68e]
◆『光の聖女』ジャンヌ（戦侯領ベルアダーム）
・人間：女性
・アル＝グラムの戦いの乙女です。ベルアダームの彼女のペリドットの魔剣は、暗闇を吹き飛ばす光を放ち、その光に照らされた味方をも守り、勇気づけるという力があると言われています。
・石言葉は、優しさ・前向きな心・和愛・夫婦愛・平和・安心など。「黄金の太陽」ペリドットは、暗闇を吹き飛ばし悪を退散させてくれる魔除けとして珍重されていました。また、ペリドットは嫉妬や妬みなどによる邪悪なものから守り、自らの心も鼓舞すると言われています。
** ９月／サファイア [#c6c6c08e]
◆『ブルー・オウル』ストレーガ（ローハルト海洋王国）
名前色：未定（青系統）
・人間：男性
・ローハルトの参謀。ローハルト貴族家の出身で、あまり表立って出ることはないが、ローハルトだけでなく、諸国連合作戦をする際の参謀などもしており、知恵者として知られています。彼が持つ『サピロスの耳飾り』は、持ち主に深い知恵を与えると言われています。
・石言葉は、高潔・深い海・成功・誠実・慈愛・待望・崇高など。「天の宝石」「空の宝石」とも呼ばれるサファイアは、癒しの力を持つことでも知られており、また、冷静な思考力と判断力を与える石ともいわれています。
** １０月／トルマリン [#z5b2f024]
◆『鉄将』アクロアイ（パルガ侯国）
名前色：未定
・ドワーフ：男性
・優秀な武器職人でもあり、自作のポールウェポンをメインで使っています。彼がもつトルマリンの魔斧は、投げれば手元に戻って来て、また、その色に応じて様々な力をもたらすといわれています。
・石言葉は、潔白・友情・寛大・希望・忍耐・無邪気など。トルマリンはその色の違いによって得られる効果が微妙に変わるとされており、例えば、赤いトルマリンは「行動力を高める」、緑は「心身のストレスを和らげる」、青は「冷静な判断力を養う」、紫は「カリスマ力を高める」、黒・グレーは「災いや危険から身を守る」といったことに効果があるとされています。
** １１月／トパーズ [#t9745970]
◆『精霊将』ブラガンサ（フォレストフォートレス）
名前色：未定
・エルフ：女性
・フォレストフォートレスを守るセファイトエルフの乙女。彼女が持つトパーズの魔剣は、柄と刀身が分離し、刀身が宙を舞って相手を攻撃するといわれています。そのため、非力なエルフとはいえ、彼女はその魔剣の力と技で、きわめて鋭く強い刃で敵を切り裂けるといいます。また、彼女自身、高レベルの精霊術師であり、剣と組み合わせて強力な精霊攻撃ができるそうです。
・石言葉は、誠実・希望・友情・繁栄・潔白・知性など。トパーズには、魔法の呪文を解き、災害から身を守ることができると言われています。また、直観力と洞察力を高めてくれるパワーがあると言われており、自分にとって本当に必要としているモノに出会わせてくれる石、という言い伝えがあります。
** １２月／ターコイズ [#kaeaa73f]
◆『傭兵王』ゼルドナ（グロワーヌ大公国）
名前色：未定
・女性
・グロワーヌ出身。アルケナルの遊撃隊長であり、諸国の様々なトラブルに際して、速やかに支援に赴く傭兵隊長です。その素早さから、『傭兵王』などと言われたりもしています。彼女が持つ誕生月石の法具は不明です。
・石言葉は、成功・繁栄・強運・解放・旅の安全など。危険や邪悪なエネルギーから身を守ってくれるとされており、持ち主に危険が及ぶと変色したり欠けてしまったりするという伝承も数多く残っているこの石は、古くから旅のお守りとして用いられてきました。
