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SandBox/ペルセライガの『目』 のバックアップ差分(No.1)


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このページは[[SandBox/黄道十二宮]]に登場する『独眼』ペルセライガの将たちを掲載しています。

*『独眼』のペルセライガ [#p5b66e46]
様々な事件によって得られた情報から、ドラグ・ウォーロード・『独眼』のペルセライガが一連の事件(プロジェクト・ゾディアック)の総指揮を任された存在であることが明らかになってきました。
ペルセライガは、九英雄の中でも武名に優れるアルガロスの系譜-クラン・アルガロス-の中でも実績あるナーセルで育ち、若いころから勇名を磨いてきたドラグです。「その戦いの技、統率力、将軍としての知恵は、当代でも比肩できるものはほとんどいない」と評されるほどで、『拳を極めし者』ガンディリオが居なければ、彼こそがグランドロードになっていただろうと目されています。

*『目』について [#g2fcc3e2]

ペルセライガ自身が見極め、認めた幹部には「目」にまつわる二つ名が与えられるといいます。彼らこそがプロジェクト・ゾディアックにおける重要な役割を担っている可能性が高いことでしょう。
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現在判明している独眼配下の存在は以下のとおりです。
『鷹の目』ヒエラクス:オーガの弓兵。砦奪還時に敗走、生き延びている。再戦、生き延びる。
『涙目』ゲリンゼル:ドラグ・ウォーマスター。ギーヴルの飼育者。死亡。
『魚の目』レイクテュス:ドラグ・ウォーマスター。水竜の貴族。決闘の末、敗戦。帰還している。
『血眼』ブルート:血を好む。『暦売り』の縁。砦を占拠するが、敗北後、灰となり療養中。再戦、死亡。
『蛇の目』ヴィーボラ:レイブン。宝瓶宮の壁画を指揮する。現在ノース砦に幽閉中。その後、脱獄。
『賽の目』ヴュルフェル:老ドラグ。都市開発、後方支援を担う。独眼の後ろ盾らしい。
『三つ目』トリゴーノン:オーガロード。二つ頭に生まれるはずがその頭が合体し、3つの目を持っている。
『目くじら』ワルフィス:オーガロード。史上最大のオーガ。双魚宮の作戦で登場、死亡。
『裏目』ルニマン:ドラグ。独眼直属の軍師。軍事におけるナンバー2。白羊宮の作戦の指揮。
『跡目』アルガルフ:常に強敵を求める少女ドラグ。クラン・アルガロスの後継者と見込まれる存在。
『潮目』クーツュハイアラ:双魚宮の刻印を指揮するメタモルス。双魚宮の作戦で登場、死亡。
『空目』レムレース:高速空中移動ができるドラグ。高速空中移動ワイバーンへ変身可能。
『憂き目』ミセリア:不幸体質の雌ドラグ。呪われた奴隷家系の生まれ。金牛宮で登場し、死亡。
『瞬目』ラフザ:無数の焔の槍を放つことができるケンタウロス。人馬宮の使徒で処女宮の刻印も持つ。双児宮のサウス攻撃で登場。敗北し撤退。クルル=ラケィト攻防戦で再び登場するが、敗北し、その後の消息は不明。 
『目隠し』シエゴ:闇の毒炎を使う黒竜ドラグ。雄だが人のような顔立ちを持つ。クルル=ラケィト攻防戦で登場、死亡。《ラストメモリー》の術で思いを残す。

*『魚の目』レイクテュス [#x33db40c]

「 血統など、己の才覚の一つでしかない。私に求められることは、一つでも多くの戦果をあげること。誇り高き戦の末に、勝利を求めることだけだ 」

クラン・ハイドラのクランロード。

ハイドラはガラクヴァの九英雄の一人で、強力な癒しの力を持った水竜/雌ドラグであったといいます。
そのハイドラを祖としたクラン・ハイドラは水竜ドラグたちの氏族です。水かきのような膜のついた耳や、全体的にテルミナスを彷彿とさせる姿など、水竜らしい姿をしています。祖であるハイドラの血を受け継いでか、癒しの力を持って生まれる者も多いといいます。また、クラン・ハイドラの水竜たちは炎の代わりに水のブレス、水の魔力を込めた弾を投げつけることができるなど、強力な戦闘力を持ちます。基本的には火に弱いですが、一定の強さを身につけると、その強力な水のバリアで炎を克服できる強者もいます。

クラン・ハイドラは、火竜の六英雄の系譜が栄華を誇る現在のドラグ社会においては、少数派に属しますが、その中でも最有力のクランです。レイクテュスは、誇り高き武人・軍人であり、その冷静沈着さと緻密さで数多くの戦いを勝利に導いてきました。ウォーマスターとしての強力な戦いの技を獲得し、クラン・ハイドラのクランロードの地位に就任。水竜族ですが、火竜ドラグたちからも篤い信頼を獲得しており、『独眼』ペルセライガの軍でも、軍を率いる将として活躍しています。

なお、刻印戦争では、癖のある様々な『目』たちとの連携など、良識的な思考を持つレイクテュスにはストレスがかかることが多く、気の利く部下たちがそっと差し出す胃薬に頼る日々が続いています。

*『目隠し』シエゴ [#w0f673fd]

「 アンタも酔狂だな。いいのか?俺みたいなのを拾って。俺は、すぐに力をつけて、アンタの座を奪うぜ 」

クラン・ヴリトラのダークロード。

ヴリトラはガラクヴァの闇をまとい、ガラクヴァの破壊たる毒炎を操る黒竜/雌ドラグだったといわれています。
彼女はガラクヴァの呪いをその身に宿し、それにより破壊と再生の力を強めたといわれています。その毒炎の威力はすさまじく、大地は焼き払われ、そして、再生の力で広大な深淵の森を生みだしたと言われています。ガラクヴァの呪いたるヴリトラにはあらゆる毒、あらゆる呪いが効かず、その毒炎は毒と炎に抵抗力を持つドラグたちですら耐えられず、その身に翼はないものの、驚くべき身体能力を持っていたといわれています。また、ダークサラマンドルという特殊な竜とコンタクトを取ることができたそうです。

しかし、ヴリトラの毒炎は強力すぎたゆえに忌まれ、その系譜は長くは続きませんでした。
クラン・ヴリトラは今では名前だけの存在で、そこに属するものは基本的にいません。しかし、人間から稀にガルハドラが生まれる様に、ドラグの中にも、稀にヴリトラの力を宿した黒竜として生まれてくるものがいます。黒い鱗で翼が不能/存在しないのが共通で、あとはどの程度力を受け継いでいるかで姿は変わりますが、いずれにしても、そういった者たちはクラン・ヴリトラの者として忌まれ、生まれたクランから追われてしまいます。

シエゴは、ヴリトラの力を最も受け継し者として生まれました。雄ドラグですが人間のような顔立ちで、無数の棘の生えた長い尾を持つ、翼のない黒竜ドラグです。ヴリトラのように強力な闇の毒炎を操り、あらゆる毒も、あらゆる呪いも効かず、その毒持つ体と身体能力を生かし、全身を武器として戦います。

とはいえ、忌まれた存在であるシエゴは、深淵世界の底辺で不遇の境遇を過ごしていました。しかし、『独眼』ペルセライガは彼の力を見出し、上記の言葉に「 その大言や良し。名をあげて、クラン・ヴリトラを再興してみよ! 」と『目隠し』という名を与えたのです。

彼は様々な戦いで活躍し、ダークロードと呼ばれるまでになりました。しかし、それはまだ通過点。ヴリトラの名を再び世に轟かせ、今は存在しないクラン・ヴリトラのレックス(氏族長)に、そしてウォーロードやグランドロードとなって、クランの再興を目指す。それがシエゴの目標だったのです。

*『裏目』ルニマン [#iad8e4c5]

「 ワタシを使いこなすに足る将が、ついに現れました 」

クラン・ジルニトラのルーラー・オブ・ブレイン。

ジルニトラはガラクヴァの九英雄(火竜の六英雄)の一人で、強い魔力を持つ火竜ドラグの知将であったと言われています。クラン・ジルニトラは栄華を誇る火竜ドラグの中でも小規模なクランですが、代々、著名な軍師・参謀を輩出していることで知られています。

クラン・ジルニトラに生まれたルニマンは、若くして古今のあらゆる策に通じていたと言われ、その将来を嘱望された軍師です。しかし、長じてのち、本来ならば仕えるべきウォーマスターを選ぶべき所を、「 ワタシが仕えるに値する将は、今はまだおりませぬ 」と言い放ち、将を持たない無任所の軍師となります。
それ以降、長きにわたって特定の将を持たぬ軍師として過ごしており、いつしか、「 自分を使いこなす器ではない将は、戦場の捨て駒にする 」だの、様々な伝説的な噂を帯びた存在となり、あえてルニマンを使う者もいなくなりました。

転機となったのは、ドラグ・グランドロード・ガンディリオが立身のきっかけとなった、オーガ大乱においてです。その戦のさなか、『独眼』ペルセライガの陣を訪れたルニマンは、冒頭の言葉をペルセライガに言い放ったと言われています。ペルセライガはそんなルニマンに『裏目』の名を与え、自分の筆頭軍師たるルーラー・オブ・ブレインとして迎え入れました。

『裏目』ルニマンの策の特徴は二面性で、まさに『裏目』の名の通り、敵を、時には無能な味方すら罠にかける策を得意とします。今の刻印戦争においても、星霜とセファイトエルフをその手のひらの上で意のままに操り、『独眼』ペルセライガの与えた使命を達成すべく、精力的に策を練っています。

* 『賽の目』ヴュルフェル [#t556261c]

クラン・ファーヴニルのグランドマスター・オブ・ランド/レックス・イメリタス・オブ・クラン・ファーヴニル

ファーヴニルはガラクヴァの九英雄の一人で、大地を操る力を持つ地龍/雄ドラグだったと言われています。
そのファーヴニルを祖とするクラン・ファーヴニルは地龍たちの氏族です。とはいえ、長い年月の間に火竜ドラグとの混血が進み、現在では、地龍といってもごつごつしたゴツい肌をし、飛行が苦手というくらいの特徴で、火竜のように炎ブレスをつかう個体が多くなっています。ただ、稀に、地龍の血を色濃く受け継ぐ者もおり、そのような者たちは羽が完全に退化している代わりに、アースクエイクなど、大地を操る力を持っています。

ヴュルフェルは、現在での一般的な地龍として生を受けましたが、大地に対する天性の深い才能がありました。それがまず発揮されたのが地図製作と道路整備です。 深淵の領域は帝国滅亡時に一気に拡大したため、土地の調査やルート整備は各地の様々なガルクランや配下種族に委ねられ、その状態が長年続いていたのです。
ヴュルフェルは、バラバラになっていた地理情報を集め、盟友であったファルゾークの参謀として、深淵世界の効率の良いルート整備を行います。また、深淵の都であるラッタウのマッピングと居住環境の改善も進めました。その功績で彼は クラン・ファーヴニルのレックス(氏族長)となり、大地を識る者 ――  グランドマスター・オブ・ランド ―― の称号で呼ばれるようになったのです。

ヴュルフェルの長年の功績が特に役立ったのが、深淵世界を揺るがしたオーガ大乱の時でした。 ヴュルフェルは『独眼』ペルセライガに自分が蓄えた知恵と経験を惜しみなく助力し、彼を支えました。それにより、ペルセライガは強力なオーガ反乱軍に対し有利に戦いを進めることができたのです。

オーガ大乱の鎮圧後、 レックス(氏族長)の地位から引退し、長年のフィールドワークである深淵の都ラッタウの調査と居住環境改善に注力。特に迷路のようになっていた地層や地下階層を再区画していったことから『賽の目』と呼ばれています。
また、ドラグ・グランドロード・ガンディリオの後見人だった盟友ファルソーグが、流星雨からラッタウを守るために命を捨てて以来、ガンディリオの様々な相談にも乗っているそうです。

* 『空目』レムレース [#kde4875a]

クラン・リンドヴルムのロード・オブ・ウィンド

ファーヴニルはガラクヴァの九英雄の一人で、風を操り、目にもとまらぬ速さで空を駆けることができた風竜/雄ドラグであったと言われています。
風竜たちの氏族であるクラン・ファーヴニルに生まれたものは、全体的に細身のシルエットで、普通のドラグと比べて防御力や耐久力は劣りますが、ずっと早く長く空を駆けることができます。また、かまいたちのようなブレス・風弾を使うのも特徴です。その特質から、深淵の軍においては斥候や伝令として活躍することが多いと言われています。

風竜の血を色濃く受け継いだレムレースは、『独眼』ペルセライガの元で実力を身につけ、細身のワイバーンのようにも見えるリンドヴルムの風竜に変身する能力を獲得するに至りました。この風竜姿に変身できるのは、クラン・リンドヴルムの中でもごくわずかで、レムレースはその中でも最速であることから、空の王者 ―― ロード・オブ・ウィンド ―― の称号を得ています。

風竜はお喋りが多いと言われていますが、レムレースは任務を着実に遂行する大変寡黙なドラグです。その胸の内を語ることはほとんどありませんが、ペルセライガに対する高い忠誠心を持っています。刻印戦争では『裏目』ルニマンを各地に運び、その指令を各地に届け、各地の情勢を集めるという重要な役目を果たしています。

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