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SandBox/嵐の島 のバックアップソース(No.5)

#contents
このページは、エンファータキャンペーン「嵐の島」専用のコンテンツページです。

*あらすじ [#x4101ab2]
 ――冒険者達を前にして、アーベ公国の『大公』アルベトロ=フェンタールは口を開いた。
「堅苦しい前置きは抜きにしよう。よく集まってくれた」
 言いながら、大公は冒険者達を――君達を、その年老いつつも精悍な瞳で見つめる。
 何もかも見通すかのような眼光を持つ、このアーベを強力に纏め上げてきた、強き執政者の瞳だ。
「まずは、依頼の概要から話そう。 ――我々アーベ公国は、かの先文明時代の遺産である『港』を通り、この世界のどこにあるのかさえ定かではない『島』に、入植する。その支援を、冒険者でやって貰いたい」
 一区切り。大公は君達の反応をまず確認し、ゆっくりと続ける。
「期間は、最短で1日。最長で1週間ほどになるだろう。 ――そう、このグループだけではない。特に固定の枠を設けず、必要に応じて冒険者のグループを編成し、依頼を受けて『島』に行っては、依頼を達成次第、戻って報告してもらう」
 便利なものだ、と『港』の即時即応性に幾分かの羨望を滲ませつつ。
「この計画は、ハーフェンと共同で進められている。現地では、アーベ公国代表としてベイン=フェンタール。そしてハーフェン評議会員代表としてアトリー=アウザストラが君達の及ばない部分において指揮を取ることになっている。何かあれば、尋ねることもできるだろう」
 言って、一拍。
 大公は君達を見回して――立て続けに口を開く。
「何故そんなところに? 性急ではないか? ――そんな顔をしているな。疑問は分からないでもない」
 これを見てみたまえ、と大公は、自分の執務机の上から数枚の羊皮紙を手に取り、君達に手渡した。
 そこにあるのは、幾つかの数字の羅列。題は【ルアーブルおよびガルファードの人口予想】とある。最後には幾つかのランダエと、そこに所属するセージの署名。
「ルアーブル、そしてガルファードの人口は、年々、増加している。特にルアーブルは顕著だ。これは喜ばしいことでもあるが――残念ながら、我々星霜は『それを受け入れることができる段階』には、未だ達していない」
 食料、居住、医療など。
 星霜が星霜らしく生きていく為には、様々なものが必要だ。
 そしてそれは、星霜の数が多いだけで何とかなるものではない。
「故に我々は、それほど緊迫してはいないものの、近い将来『間引き』をしなければならない。それが疫病か、飢饉か、無理な拡大が故の深淵の攻撃かは、分からんが」
 大公は踵を返し、飾られているアーベの旗を見上げ、再び向き直る。
「それならば、私自らが手を下す。『島』の開拓が成功するにしろ失敗するにしろ、我々は生き長らえることができる」
 君達を見つめるのは、犠牲を厭わない、迷いない瞳。
「これは賭けだ。だがハーフェンの支援もある。幸い、分の悪い賭けではない。
 ――さあ、聞かせてくれたまえ。この依頼を、受けるか否か」

*ルール [#y4cf22e5]
#style(class=rule)
-依頼の達成状況によって、キャンペーンの舞台である『島』の状態やその全貌などは次第に明らかになっていきます。これらを確認しながら、幾つか設定されている「終了条件」に辿り着くことで、キャンペーン完了となります。
-依頼の成否によって、『島』や拠点の状況は変化していきます。場合によっては、冒険者に有利となることも、また不利となることもあるでしょう。これらの変化は、その変化をもたらしたセッションにPCが関わりあろうがなかろうが、一律で適用されます。
-『嵐の島』キャンペーンでは特殊なアイテムを入手することがあります。しかしながら、それは『嵐の島』関連セッションでしか使用することはできません。また、一個のみ存在するような特別なアイテムは、参加するPCの間で共有することになります。
#style(end)
*島の状況 [#ka3ac647]
島の状況は未だ不明です。
先行した者によれば『門』を出た先は小さな地下室で、外は草木生い茂る鬱蒼とした森であったそうです。
詳しくは偵察および探索を行う必要があるでしょう。

**拠点 [#vfca4061]
拠点となれる場所はまだ存在していません。
冒険者達は島のどこであっても野宿を強いられます。

*依頼 [#j6f3c387]
現在冒険者達に提示されている依頼です。

**島の先行調査を行え [#g845733a]
ランク:AB 
『港』にて開拓団に先んじて『島』の先行偵察を行います。
拠点建設の先駆けとなり、また『島』がどのような場所なのか、ということが判明するでしょう。

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