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SandBox/方舟の本 のバックアップソース(No.2)

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このページは現在進行中のセッションの解説ページです。
(編集、セッションGM:ふゆたに)

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*概要 [#p5b66e46]
大迷宮の深層「図書室」に住まう栞の悪魔レーゼンから依頼を受け、
「―NOA―」と名付けられた本の異世界へ旅立ちます。

本の中では、11の国が11の化物に滅ぼされており、
11の国の一部だけが「NOA」と呼ばれる方舟に救われています。
方舟に乗船した街の人々は、一年の準備・調査期間を経て、
NOAに伝わる預言に従ってPC達を召喚したのです。
PC達は、方舟の街の人々と協力し、11の化物を倒していきます。
''PC達の存在は、預言の中で「救世主」であるとされています。''

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方舟の本は、栞の悪魔レーゼン最後の依頼とされており、
ソロモン本人との関与が仄めかされていますが、詳細は不明です。
また、レーゼン本人も、なにかの執筆を続けているようです。

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セッションの基本構造は2話1国構成で、前編と後編で1つの国を救います。
前編で国の概要を把握し、化物の生み出した大型の落とし子を討伐。
後編で化物の本体を討伐し、救世を果たすことになります。

方舟に集められた11の街には、街の代表者、召喚士、同行者がいます。
肩書は色々ですが、街をまとめる人や、PCを召喚するだけの魔法に長けた人、
11の化物を共に倒すだけの力のある人といった役割を担っています。
それらの存在に関わる預言もあるようですが、
預言のすべてが明らかになっているわけではないようです。

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街の代表者は、『ニンギルス』と呼ばれる代表機関に参加しています。
ニンギルスは、預言に従って結集されたものであるとされています。
召喚士は、必ずしも魔法を扱える必要はありませんが、
多くは優れた魔法使いで、預言の解読に関わっている者もいるようです。
同行者は「救世主」と共に化物を討つ役割が与えられていますが、
1人であると預言に定められているようです。


*NOAに集められた11の国と街 [#r4412cd0]
**神楽の国"ヤマト" ――武蔵 [#p29a0ef6]
白蛇信仰の根強い和風の国。
武蔵はヤマトの首都ではないが、活気のある街の一つ。

霊峰フジに住まう"毒蛇"バシュムがヤマトを滅ぼした。
バシュムのもつ毒沼の力で、ヤマト全土は生物の住めぬ毒沼と化した。

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ヤマトの武士に伝わる居合の技「空突き」という名前から、
かつてPC達が救った本の世界「桜姫の本」との関連が疑われている。

**砂漠の国"アッシャムス" ――シュクラン [#p29a0ef6]
強い日差しと乾燥した気候が特徴の砂漠地帯。
アッシャムスでは、王子がそれぞれの得意分野を活かした街づくりを任されている。
シュクランを治める王子は「商才」を活かして、オアシスに集う一大商業都市を作り上げた。

シュクランの地下には「大迷宮(マターハァ)」が眠っており、
大迷宮に現れた"蠍人間"ギルタブルルーがアッシャムスを滅ぼした。
大迷宮を巣としたギルタブルルーは、人間からギルタブルルーを生み出しており、
ギルタブルルーの掘り進めた穴で、アッシャムス各地の都市をすべて落とした。

**遊牧の国"イディル" ――パスト地方 [#p29a0ef6]
11の国最大の面積と、最小の人口密度(一部例外を除く)をもつ遊牧国家。
一つの国家という認識は非常に薄く、多くの遊牧民族の集落が集まった連合のようなもの。
イディルの人々は、「ベルジェ」と呼ばれる二足歩行の爬虫類を遊牧しており、
騎乗から畜産まで広い用途に利用している。

聖地に巣食っていた"嵐の魔物"ウームー・ダブルートゥがイディルを滅ぼした。
ウームー・ダブルートゥは嵐を操り、強風ですべてを破壊した。
その風は、大地に深い傷跡を残すほどであった。

**異能の国"バベル" ――ノースバベル [#p29a0ef6]
かつては、その名の元となった「バベル」という塔があったようだが、
現在はセントラルバベルの中央に跡地だけを残している。
セントラルバベルを中央に、四方に街が発展し、一つの国となった。
バベルに生まれたものは皆、「異能」と呼ばれる特殊能力をもつ。
異能の種類は、いわゆる魔法のような能力から、単純なパワーアップまで多岐にわたる。

バベルの跡地に現れた"有翼の牡牛"クサリクがバベルを滅ぼした。
クサリクのもつ聖なるオーラが異能を狂わせ、太刀打ちできる者はいなかった。
清浄過ぎる空気は一種の毒として、人を侵す。

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バベル、異能といったキーワードやかつての話との符号から、
かつてPC達が救った本の世界「塔の本」との関連が疑われている。

**凍土の国"リオート" ――リディニーク&オボロートニ [#p29a0ef6]
凍った大地と凍った海に住まう者たちの国。凍土と言いつつ、多くの国土が海に面している。
リオートには古くから、人間と人狼が住まい、争っていた。
長い戦いの歴史の中で、神秘術を扱う人狼の一族が人狼を離反し、人間との融和を求める。
人間はこの融和を受け入れ、人間との対立を続ける人狼達を僻地へ追いやった。
リディニークは、人間と、融和した人狼やその混血の住まう街。
オボロートニは、人間との対立を続けた人狼の長、人狼女王とその仲間が住まう街。

氷河に現れた"巻き髪の海魔"ラハムがリオートを滅ぼした。
ラハムの鱗が立てる音と、巻き髪には「呪い」が備わっており、最強を誇った人狼女王すら退けた。
人狼女王は、ラハムとの戦いの後、継続する呪いの力で命を落とした。

**蓬莱の国"メイファーズ" ――ウーレン [#p29a0ef6]
11の国最大の人口をもつ中華の国。
体内の気を扱う技術に長け、魔法使いも戦士も気功のような技術を元に戦う。
また、メイファーズには「ロン」と呼ばれる足の無い龍のような霊獣が住まう。
かつてのメイファーズ王家は、力のあるロンを契約したという言い伝えが残っており、
ロンの住まう神山は、古くから祀られている。
メイファーズを治める王の子は皆、領土を与えられ、各々の才覚を発揮しており、
ウーレンの街はメイファーズ屈指の武力を誇る軍事の街。
ウーレンには、四聖獣にちなんで「四聖」という名の4人の優れた戦士、魔法使いが継承されている。

突如現れた不治の病がメイファーズを滅ぼした。その病こそが"凶暴な龍"ウシュムガルである。
ウシュムガルは、己の凶暴さ故に己すらも滅ぼしたと言われる化物であり、その魂が病として顕現した。
一度感染すれば、「龍腫」と呼ばれる腫瘍が身体を蝕み、短時間で死に至る。
龍腫に耐えられる唯一の生物である「ロン」を依り代にして、ウシュムガルの本体が存在していた。

**機関の国"マキニスタ" ――ロコモトーラ [#p29a0ef6]
古い時代の魔術文明と、後に発展した蒸気機関文明とが合わさった魔導機関の活躍する国。
イディルを下回る人口密度だが、マキニスタでは魔導機関人形も人同様に扱われることが多い。
ロコモトーラは一般的な技師の街。比較的若い者は少なく、ベテランの技師が集っている。

一度滅びた魔術文明と、蒸気機関文明が交わった分岐点には、デウス・エクス・マキナという
存在が大きく関わっていたという言い伝えが残っている。
機関人形を支える技術である「コア」には、人の魂が魔法の力で込められており、
デウス・エクス・マキナはこのコアの魂を自在にコントロールすることができたとされている。
人と機関とが共存する世界を目指し、デウス・エクス・マキナは魔導機関人形に「寿命」を定めた。
一定の期間稼働した魔導機関人形のコアは、記憶の消去を経て、眠るのだ。
デウス・エクス・マキナ自身も眠りにつき、マキニスタが滅ぶその時まで眠り続けていた。

狭間の遺跡群に現れた"蠍尾竜"ムシュフシュがマキニスタを滅ぼした。
怒れる蛇の力で、精神力をもたない魔導機関人形を暴走させることができた。
優秀な力をもつコアですら敵わず、多くの同士討ちが発生してしまった。

その後、ロコモトーラでは、NOAの預言に従って「召喚」の能力をもつコアを魔導機関人形とし、
さらには眠っていたデウス・エクス・マキナのコアを目覚めさせることを決めた。

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蒸気機関や、コアといったキーワードやかつての話との符号から、
かつてPC達が救った本の世界「蒸気機関の本」との関連が疑われている。
(参考:SandBox/栞の悪魔 ―蒸気機関の本―)

**海洋の国"アラゴスタ" ――コスタマーレ [#p29a0ef6]
様々な海洋生物の姿をもつ者達が住まう海洋連合国家。
元は国という集まりではなく、それぞれの氏族が海の中で暮らしていたが、
人との対立の歴史から、互いの存在を守るために国家を立ち上げた。
国土のほとんどが海の中であり、コスタマーレは珍しい陸との中継地。水の都。
陸上に住まう人との外交を担っているため、人が生活することもできる。
コスタマーレでは、人との交流のために、人を水棲の環境へ招くための魔法があり、
そういった水の魔法を修めた魔法使いを敬意を込めて、「魔」をつけて呼ぶ習わしがある。
コスタマーレに住まう者達は、完全水棲から、半水棲から多種多様。
色々な魚型から、貝、軟体動物(イカ、タコ)、海藻など。

深海に現れた"魚人間"クルールがアラゴスタを滅ぼした。
深海にはアラゴスタの古い王族の治める地が残っていたが、逃げ出した王女を残して全滅。
クルールのもつ力により、海は水棲生物がまったく生きられぬほど汚染された。

**騎士の国"ナイツ・オブ・ラウンド" ――ランスロット領 [#p29a0ef6]
聖剣をもつ騎士王と、王に仕える円卓の騎士達が治める国。
騎士王は王都を、円卓の騎士それぞれが領土を与えられている。
ランスロット領は、円卓の騎士最強と名高いランスロット卿が治めていたとされる領土。
牧歌的な西欧風の町並みと、街の中央にある巨大な湖が特徴。
かつては湖畔に巨大な城があったようだが、今は湖面の中にのみ城を残している。
湖の城には湖の精霊が住まい、ランスロット亡き今、ランスロット領を見守っている。

ナイツ・オブ・ラウンドには、「ギフト」と呼ばれる能力が伝わっている。
それは生まれつきの才能を示す言葉であったが、アーサーという名の騎士王の治世の時代に、
円卓の騎士達のもつギフトを次代に継承できる仕組みを聖杯に願ったとされる。
その願いと共に聖杯は失われており、様々な円卓の騎士のギフトが今もなお残っている。

カムランの丘に出現した"巨大な獅子"ウガルルムがナイツ・オブ・ラウンドを滅ぼした。
ウガルルムは「太陽の権能」をもち、莫大な熱量を発する日差しで大地も人も森も焼いた。
また、「王威の獅子」たる威容で、王に仕える騎士の刃を一切寄せ付けることはなかった。

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騎士王や円卓の騎士、聖剣といったキーワードやかつての話との符号から、
かつてPC達が救った本の世界「騎士王伝説の本」との関連が疑われている。

**密林の国"???" ――??? [#p29a0ef6]

**竜人の国"???" ――??? [#p29a0ef6]


*各国の主な登場人物 [#r4412cd0]
**神楽の国ヤマト [#p29a0ef6]
***巫女サイジョウ [#p29a0ef6]
肩くらいまでで切りそろえた黒髪の女性。白蛇信仰を司る神社の生まれで、巫女服を着て生活をしている。
若いながらも才覚は確か。僅かではあるが、桜姫サクヤと似ている顔つき。
丁寧な性格で、少しおっちょこちょいなところはあるが何事にも一生懸命な明るい少女。

***武蔵の長ヤクモ [#p29a0ef6]
男性としては長めの髪の毛で、無精髭の目立つ中年のオッサン。
口調からは消極的でだらしない一面が目立つが、性根は勝負師で、勝負どころを見極める眼をもつ。
客人がいない時は、サイジョウから割と口うるさく注意を受けている。

***刀使いクロガネ [#p29a0ef6]
毒蛇バシュムに師匠を殺されたヤマトの刀使い。ヤクモ曰く、若手期待の星。
短く切りそろえた黒髪に、意思の強い瞳が目立つ青年。
ヤマト最強の武士と名高かった師匠から、不完全ながら「空突き(カラツキ)」を継承しており、
武蔵の街の個人としては最も高い戦闘力を持っていることと、師匠の仇を討つためにバシュム討伐に志願。
「空突き」を扱う剣術の基本は、ハヅキという名の開祖から伝わっているものらしい。

***宿屋のハチスカ [#p29a0ef6]
気風の良い姉御肌。クロガネやサイジョウとも顔見知りで、評判の良い宿屋を経営している。
桜の立ち並ぶ景色を一望できる露天風呂や、岩盤浴のできる部屋が宿屋の売り。




*セッション履歴 [#l5666a52]
神楽の国 前編:http://gurrad.kuron.jp/log/2018/201804/log20180401f.htm
神楽の国 後編:http://gurrad.kuron.jp/log/2018/201804/log20180407d.htm
砂漠の国 前編:http://gurrad.kuron.jp/log/2018/201804/log20180414d.htm
砂漠の国 後編:http://gurrad.kuron.jp/log/2018/201804/log20180429b.htm
遊牧の国 前編:http://gurrad.kuron.jp/log/2018/201805/log20180502c.htm
遊牧の国 後編:http://gurrad.kuron.jp/log/2018/201805/log20180506c.htm
異能の国 前編:http://gurrad.kuron.jp/log/2018/201805/log20180519e.htm
異能の国 後編:http://gurrad.kuron.jp/log/2018/201806/log20180605c.htm
凍土の国 前編:http://gurrad.kuron.jp/log/2018/201806/log20180616f.htm
凍土の国 後編:http://gurrad.kuron.jp/log/2018/201806/log20180618c.htm
蓬莱の国 前編:http://gurrad.kuron.jp/log/2018/201806/log20180623c.htm
蓬莱の国 後編:http://gurrad.kuron.jp/log/2018/201806/log20180630b.htm
機関の国 前編:http://gurrad.kuron.jp/log/2018/201807/log20180707f.htm
機関の国 後編:http://gurrad.kuron.jp/log/2018/201807/log20180717c.htm
海洋の国 前編:http://gurrad.kuron.jp/log/2018/201807/log20180721b.htm
海洋の国 後編:http://gurrad.kuron.jp/log/2018/201807/log20180722c.htm
騎士の国 前編:http://gurrad.kuron.jp/log/2018/201807/log20180724e.htm
騎士の国 後編:http://gurrad.kuron.jp/log/2018/201807/log20180727d.htm

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