ホーム > メギアス

メギアス の変更点


#contents
&size(16){'' 『七つ色』メギアス諸島''};
知名度:8(セイラーは必ず知っている)

ルアーブルより船で2〜3日ほど。メギアス島を中心とした7つの島から成る諸島です。それぞれ、メギアス・ラカムィ・セヘル・ダンカージ・ブロンズヘル・ダウロンと呼ばれています。(7つめの島には名前は無く、住民が好きな名で呼んでいます。もっとも多く呼ばれる名は『ズィール』です)
かつてこの7つの島を巡って争いが起こったことで知られ、各地にその戦場の跡地が残されています。

また、メギアス本島は『大港』ルアーブルや他の島々への中継地点としての重要な港であり、様々な船が行きかいます。この諸島出身の船乗りは多く、その腕はレングラート1(自称)だそうです。

// 概要を記載します。
// 知名度も記載してください。

* 歴史 [#l3855c06]
知名度:12

かつてこの諸島はある一族によって支配されていました。一族の名はイルドヴァルテ。現在残っているバナナ園の創始者でもあるそうです。ですがその男の支配による税は重く、民にとってはたまらないものでした。そこで、1つの地方で反旗を翻し始めました。支配者は倒されたものの、それがきっかけで7つの島それぞれで争いが始まりました。
この戦いが起こり始めたのは100年前のことです。この時、他の島から戦力の増強として魔獣を連れてきたといわれています。

それから50年ほど戦は続きましたが、ようやく50年前、アーベ王国の介入により停戦協定が結ばれました。アーベ王国としては、レングラート航海の重要な中継ポイントであるメギアス諸島の不安定さを見過ごせなかったのでした。その頃になると、イルドヴァルテ家も戦いによる疲弊により戦いを継続する力はなくなっていました。

現在はアーベ王国の政治体制を模範とし、7つの島からそれぞれ選ばれた島長(しまおさと呼びます。爵位では侯爵に当たりますが、古くからの伝統によりこの呼び名を使っています。)を頂点とした政治が敷かれています。
もっとも、政治の力はそれほど強くはなく、商人の発言権が7割を占めているそうです。

* 特徴 [#l8579424]
** メギアス本島 [#i6fb1922]
メギアス諸島最大のメギアス本島は、レングラート航路における重要な港で、多くの船が立ち寄ります。そのため、商人たちの手によって大きく成長しています。港の規模としてはルアーブルに次ぐ大きさだと言っても過言ではありません。

: メギアス本島の人口構成 | 総人口約4万人(人間5割/その他種族5割)

** 地理 [#jc401ae5]
メギアス諸島は、南の諸島を除く7割は熱帯雨林によって形成されており、ほとんど開発されていません。
また、熱帯雨林には様々な動物を始めとしたモンスターが生息しています。中には100年前の戦いのために連れてこられた魔獣が野生化している場合もあり、かなり危険な地域も存在しています。それらの危険地域は他の地域とは違い、常に霧が出ている熱帯雲霧林となっているのが特徴です。

所々切り開かれた山沿いには、バナナ園などが形作られており、海岸沿いにはマングローブ林に囲まれた村がいくつか点在しています。かつての戦場の跡が海岸線に残されており、このような場所は時折アンデットが徘徊することもあると言われています。

** 生産 [#fb1e74fa]
主な特産品は広大なバナナ園からとれるバナナです。味は地域によって甘さや形、ニオイが異なるため、7色バナナとも言われています。このバナナによってメギアス諸島は成り立っていると言っても過言ではありません。ただ、これらの利益はほとんど商人にもっていかれてしまうため、貧富の差の拡大に一役買ってしまっています。
他に小規模ながらコーヒー、茶葉、などの収穫も行われています。

諸島中央のセヘル島の山頂部には、他では見られない様々な花が見られます。非常に種類が多く、中には香料、薬草、・・・そして麻薬に使われる花も存在します。
諸島南のダンカージ島では、豊富な木材を輸出していて、そのうちのほとんどは船に使われます。ここで作られる船は質がよく、様々な地方に送られています。
この島にはよく、『船の墓場』で遭難した船の物資が流れつくことがあります。
東部にあるブロンズヘルは、元は良質な金が取れることで有名でしたが、今は廃坑が広がるだけです。もっとも、さらに奥深くにはまだ金が眠っているという説もあり、再開拓へと着手されています。

** 経済 [#p4267f4f]
他島との交易、バナナ園の収益が主な貨幣流通です。
ですが、商人と平民の貧富の差は激しく、それが少なからず問題ともなっています。

* 名所 [#tad62049]

// 軽く記載するだけにして、特筆すべきものは別ページにして一覧を構築してください。

港町メギアスには様々な施設が集中しています。
その中でも特徴的な施設を紹介します。

**新港ブルーバタフライ [#gc25a2d7]
50年前に建造が始まり、それから丸5年かけてメギアス本島に作られた港です。今でも増改築が進められているため、その大きさは大港ルアーブルに次ぐといわれています。
主に商船が停泊しており、港市はとても活気があります。所々無理やりな増改築が行われているため、ダンジョンさながらの場所も少なくありません。そのため、このあたりを秘密の取引場所として使う人たちもいます。
ちなみに、この島の青い蝶々からそのままとった名が港の名前になっているのですが、この『ブルーバタフライ』の名は言いにくい、語呂が悪いなどと批判が相次いでいました。ですが、この名前にちなんで『ブルーバターのフライ』という料理が作られてからは一躍名物となりました。(揚げ物に珍しい青色のバターを塗った料理で、とても濃厚かつ味わい深いものだそうです。)

**旧港レッドバード [#k15c58c3]
新港ブルーバタフライが建設される前まで使われていた港であり、現在は使われていません。ただ、港としての機能はまだあるようです。

**『二つ顔の市街地』イエローエイプ・パープルキャット [#mccb7128]
市街地イエローエイプはまさに商人が稼いだ金で作られた市街地です。表向きは華やかで人々を寄せ付け、更なる利益を生みます。ほとんどの重要施設はこの地域にあるといっていいでしょう。
一見きらびやかな市街地ですが、裏に存在するスラム街はパープルキャットと呼ばれ、路頭に迷った人たちが住み着いています。シーフギルドや娼館などは主にこの地域にあります。
ちなみに、この市街地が『二つ顔』と呼ばれているのは、表と裏のその割合がほぼ半分だからなのだそうです。そして、イエローエイプの名は元は裏の人が侮蔑のためにつけた名だそうですが、その名を受け入れつつ、理解したうえで、今の名に定着したといいます。

**『野生なるランダエ』グリーンボア [#obc8dc43]
このランダエでは自然と共に魔法を学ぶという、野性的な思想の元、ランダエ長ベルクレフが運営している場所です。ランダエ全体に木々が生い茂っており、動物があちらこちらで自由にうろついています。
このランダエは特にルアーブルのランダエと連携を密にしているのが特徴で、よくルアーブルの事について情報が入るのだそうです。
このランダエでは、ソーサラー魔法以外に、屋外でのレンジャーの知識や、栽培についての知識などがよく学ばれます。

* 組織 [#d1413e0f]
**神殿 [#f8fa44d3]
ト=テルタ神とクオ=ルート神の神殿が存在しています。(もちろんクオ=ルートの神殿船は島の周囲を流浪しています)他の神殿も存在はしていますが、ほとんど小規模です。どの神殿でも、神官のレベルは高くて4、小規模な神殿では1レベル程です。

**シーフギルド [#eda956b7]
1〜20人ほどの小規模なギルドが複数存在しています。横のつながりは少なく、敵対しているギルドも少なくありません。ルアーブルのシーフギルド『海』、『陸』はこの地方まで力が及んでいないため、情報を得るのはやや難しいといえるでしょう。金さえ払えばそれなりの情報を得ることはできますが、ほとんどのシーフギルドはただの悪党集団に成り下がっているのが現状です。金に汚く、時には殺しも請け負います。そこそこ腕のある冒険者であれば対立し、打ち勝つことのできる相手です。レベル帯は1〜5レベルといったところでしょう。変わったギルドでは自称正義を目指すシーフギルドや、『イルドヴァルテの遺産』を狙うトレジャーハンターじみた(時には悪質な)ギルドも存在しています。

**ランダエ [#n2631f2f]
メギアス諸島にも少数ですがいくつか点在しており、そのうちの複数のランダエはルアーブルとの知識の交流があります。島の人の気質からか、動的な行動を取る方針のランダエが多いようです。

**冒険者の宿 [#gab8b041]
少数ですが存在しています。メギアス諸島では遺跡はあまり発見されないため、冒険の依頼はシティやウィルダネスが多めに入ります。
宿同士は横の繋がりが深いため、情報は共有されやすいのが特徴です。依頼があれば他の冒険者の宿の人も、快く受け入れてくれるでしょう。
* 人物 [#sc896091]

// 軽く記載するだけにして、特筆すべきものは別ページにして一覧を構築してください。

**ベルクレフ [#m8efbe2c]
-役職:『グリーンボア』ランダエ長
-属性:ハーフエルフ(ジェルク)、男性、60過ぎ
-ソーサラーLV5ファイターlv5セージLV5レンジャーlv5の、60歳を過ぎたハーフエルフ(ジェルク)の男性です。


* セッションソース [#l2486c7c]
:商船の護衛|この地域ではルアーブルや他の地域との船の交流が盛んです。ルアーブルからメギアス諸島までの護衛、というのはこの地域でのベーシックな依頼でしょう。
:バナナ園の護衛|メギアス諸島の様々な場所にあるバナナ園は山から来るモンスターの被害を食い止めるため、日夜努力しています。が、その努力が及ばないモンスターが現れたりすることも多々あります。このようなモンスターは冒険者にお任せするでしょう。
:シーフギルドとの抗争|ルアーブルに裏で流通している、セヘル島原産の薬草や香料の中に隠した麻薬の取引を追う内容。1つの村全体がその組織になっていたり、ハードな内容となるでしょう。
:イルドヴァルテの遺産|かつてこの地を支配していたイルドヴァルテの血族。彼らは一族が滅ぼされた時、再興の時のために7つの島にその遺産をばらまいたと言います。その遺産を全て集めた時、再びこのメギアス諸島を支配できるとも言われており、その遺産を目当てにしたならず者や、イルドヴァルテの子孫との争いが起こるかもしれません。尚、これらの遺産にはフェイクが多数あり、本物といわれるものはたった7つしか存在しませんが、フェイクの数は100を超えるといいます。そして、フェイクの中には本物に近い力を持つものもあるそうです。
:ブロンズヘル鉱山探索|かつて栄華を誇った金の産地。掘りつくされたこの鉱山の中には、後から住み着いてきたモンスターの巣窟となっています。まだ金が取れると言い張るアグラ=イヴァナの神官によって、探索に赴かされることになるかもしれません。
:戦いの傷跡|50年前までこの地では様々な争いが起こっていました。そのときの傷跡は、いまだに残っていたりします。これらの傷跡は村同士の遺恨であったり、大地に残された亡霊であったり、内容は様々です。
:流れてきた冒険|ダンカージ島に流れついた1つの小瓶。それは船の墓場で遭難した人からの救いを求める手紙だった。救い出したい。その依頼は心を揺さぶる。最良質の船を駆り、いざ向かう冒険者!

* 関連カテゴリ [#qe69bd92]
- [[エンファータの地理>Category/地理]]
-- [[レングラート地方]]

// 関連ページを階層で記載

レングラート地方にあるメギアス諸島のこと。メギアスは、諸島の名称でもあり、その中のメギアス島のことでもあり、また、そこにある都市メギアスのことでもある。詳しくは「メギアス諸島」を読むこと。

ページ新規作成

新しいページを投稿できます。

TOP