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てく。のGM講座/第4回:3ワードで作るセッションネタ のバックアップ差分(No.3)
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- 1 (2014-02-02 (日) 21:53:57)
- 2 (2014-02-02 (日) 23:26:51)
- 3 (2014-02-03 (月) 02:12:42)
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#contents さて、久しぶりの「てく。のGM講座」。 全国津々浦の読者の方からは、シティセッションのやり方という要望も高かったのですが、 すこしテイストを変えて「セッションネタの作り方」をご紹介しちゃいましょう。 ネタが浮かばないとセッション出来ませんものね! 今回紹介するのは、「3ワード連想法」という作り方。 セッションネタを考えるのって、簡単なんですよ。 * 3ワード連想法 [#n06c32d7] #style(class=rule) - ステップ1:募集するPCのランクを決める - ステップ2:自分の身の回りにある、「名詞で表現できるもの」を3つ挙げる。 - ステップ3:その3つの名詞を使って、連想ゲームでセッションネタを作る。 #style(end) はい、今回ご紹介する「3ワード連想法」は、上記のように実にシンプルなものです。 …… シンプル過ぎて、なんのことだかわからない? しょうがないですね。では、実際に説明しながら、実例をやってみましょう。 ** ステップ1:PCランクを決める [#q108ad8f] まず、やりたいランクを決めます。というのも、ランクによって、やれるネタが決まるからなのです。 Cランクでガルクランとの激しいバトルとかは、ムリですからね。 とりあえず、今回は、Bランクあたりのセッションにしましょう。 ** ステップ2:「名詞」を3つリストアップする [#yfd9b061] 次に、名詞を3つリストアップします。 おいらが''おすすめするのは、自分の身の回りにあるもの''です。 いま、視界の中にあるもので目のついたものを挙げると、「サボテン」「のど飴」「魔除けの鈴(神社のお守り)」でした。 ** ステップ3:3ワードを連想ゲームする [#zb5a1ff9] さて、「サボテン」「のど飴」「魔除けの鈴(神社のお守り)」を使って、セッションネタを作ってみましょう。 →のど飴:喉に効く薬草が入っている。転じてのど薬。 →サボテン:そのまんま。植物。 →魔除けの鈴:魔/敵を避ける効果があるお守り。 ……「''喉の病に効く''特効薬の''サボテン''が砂漠にあり、それを採取してくる依頼。しかし、そのサボテンが生えるあたりには強い魔物がいるので、その''魔物を避けるお守り''を持って、採集を行う」 これなら、Bランクで出来そうな依頼になりましたね! 簡単でしょう? 3ワード連想法では、このように、選んだ3つの単語から連想して、その3ワードが含まれるセッションネタを1文で作るというものになります。 もちろんここからセッションにするには、依頼人の詳細とか、サボテンの生息地とか、魔除けの効果とか、敵の種類を決める必要がありますが、ネタが決まっちゃえばそこら辺はそう難しくない。 #style(class=rule) - 依頼内容:渇きの島にある珍しいサボテン「ドラカクサル」の採取。このサボテンの肉は喉の病気に対する特効薬で、とある病人のために必要だそうな。報酬は必要量(大きな1株)を持ってきたら600rk。 - 依頼人:ルアーブル市にお住まいの薬師ウィッテさん - 注意事項:そのサボテンのあるあたりには、サボテンを餌にする火トカゲがいる。魔除けの護符をもっていれば、火をある程度防げる。 #style(end) ってことで、皆も今日から3ワード連想法でセッションを作ってみようー。 ちなみにこのセッションネタを使ってレングラートでGMやるのは自由ですよ! ぜひぜひ試してみてくださいませ。 ** 注意事項 [#s619c1b6] ''注意1:選ぶワードは具体的なものにするべし。'' おいらの経験ですが、例えば、「正義」とか「義務」のような具体的な形のない名詞は、選ばないほうがいいです。同様に「かっこいい」「ヒーロー的な」なんて形容詞も選ばない方がいい。理由は簡単。連想しにくいから。 ―― もちろん、そういうワードで連想するのが得意な人も、いると思いますけどね。 おいらの経験ですが、例えば、「正義」とか「義務」のような具体的な形のない名詞は、選ばないほうがいいです。同様に「かっこいい」「ヒーロー的な」なんて形容詞も選ばない方がいい。理由は簡単。具体的な依頼内容を連想しにくいから。 ―― もちろん、そういうワードで連想するのが得意な人も、いると思いますけどね。 ''注意2:セッションで必ず出そうなワードは選ばない'' 注意1とかぶりますが、「戦闘」や「調査」「依頼」など、セッションでほぼ必ずそのシチュエーションが登場するようなワードも、選ばないほうがいいでしょう。そういうのが入ると、実質的に3ワードが2ワードに減っちゃいますからね。 どうしても傾向として使いたいなら、4ワード目にしましょう。 * セッションネタサンプル [#g9688da1] ここからは、3ワード連想法で作った、セッションネタのサンプルを紹介しますよ。 ここにあるセッションネタは、GMやりたい人がお好きにセッションネタとして使ってくださいませ。 ''なお、3ワードを募集中です。''作って欲しい人は、てく。に、「ランク」と「3つのワード」を投げてみましょう! ** 肖像画、日記帳、風見鶏 [#e9fd324e] #style(class=rule) - ランク:Aくらい? - とある村が異変に襲われた。ある日、村人がいなくなったのだ。一人残らず。その調査のため、領主からの依頼が、碇亭に舞い込む。村を調べると、不思議なことが分かる。''すべての家に肖像画がかけられている''のだ。村によく出入りする行商人は、その肖像画一人ひとりが、村人の姿だという。''とある家にある日記帳の不思議な一文''。村の中央にある''風見鶏は、風の動きに従わずくるりくるりと動いている''。はたして冒険者達は、この村を襲った謎を解決できるのか―― #style(end) 3ワード連想法で「肖像画、日記帳、風見鶏」を料理してみました。ミステリー風。 おいらの想定する敵ボスは、肖像画の中にいる悪魔で、村の中の肖像画を転々としています。風見鶏はそれを指し示すもの。そして、日記帳の一文から、そのことの手がかりが分かる、という感じです。 ある程度探索力が必要なら上ランク、完全ミステリー風にするなら、呪文もあまり使えない低ランク、という感じでしょう。 ちなみに低ランクの場合は、このような依頼をスピアーズが下ランクに任せるとは思えないので、旅の途中で立ち寄った村が… と巻き込まれ型にするのが、良いでしょうね。 (以下書きかけ)