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てく。のGM講座/第2回:討伐物で、NPCとのキャラチャを増やそう のバックアップソース(No.1)
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- 1 (2012-10-03 (水) 10:24:05)
- 2 (2012-10-04 (木) 13:56:56)
シンプルな退治物を何回かやってコツを掴んだら、 次は「退治物に設定を付加する」のです。 設定の付加というと、複雑なことを考えちゃうかもしれません。 ですが、あくまでも「PCたちが絡むところ」にするのが基本。 つまり、具体的に言うと、NPCに手を加えるのです。 敵の方は変わらず、行った、戦った、勝った!で構わない。 村も、どこにでもある村でいいんです。 **具体例:勇気ある少年 [#x77a19d3] 例えば、サハギン退治で、村に行ったときに、少年を出しましょう。 PCたちが村に到着すると、その子が、村の外でうろちょろしてる。 PCたちは、「なにしてるの?」とか「あぶないぞ?」とか声をかけてくれるはず。 そうしたら、その少年は、「ちょ、ちょっと度胸試し!」とかいって、PCたちについてくる。 そしてその子は、冒険者のことをやたらと聞きたがる。少年ですからね。 キラキラした目で、憧れながら聞く少年。 村長が「今日はおつかれでしょうから、ゆっくり休んで明日の朝からお願いします」とPCたちを休ませて。 次の日になると少年はいない。両親が村長のところにきてて、「息子がいないんだ!」とかいってる。 しかも、家にあったおなべのフタと、肉たたきの棍棒がない。 話を総合すると、どうやら、少年は冒険心が高まってサハギン退治に行っちゃったようだ。 これで、PCたちには、「単なるサハギン退治」から、別の要素がついたわけですよ。 「可愛いガキも助ける」という。 ちなみにこれの結末? シンプルなものでいいですよ。 PCたちが急いでサハギン出没地に向かうと、 サハギンたちが上陸してて、血がついてる少年の靴とか持ってるといいですね。 そしてPCたちと戦闘になる。 無事、サハギンを退治してあたりを探すと、 茂みの中に足を怪我した少年が。 滑って転んで足を怪我して、その時に靴がぽーいと飛んじゃったのだね。 ---- 『この設定のメリット』 PCは、できるだけ危険の少ない方法で、 つまり有利な状況で戦闘をしたいと思ってます。 例えばゴブリンが洞窟にいるなら、できるだけこっそり忍び込みたい、とか。 例えばサハギン相手なら、水中では戦いたくないから上陸させたい、とか。 GMに慣れると、PCたちのそういう動きにも対応できるんですが、 初めのうちは振り回されちゃうこともあるでしょう。 そういう時に、上の例だと 「少年が先に行っちゃったのでPCたちも余計なことは考えずに現場に行かないといけない」とか、 「少年のおかげで、サハギンが上陸したのでPCにとってはラッキーな状況」 なんてのを、簡単に作れるのです。 GMが戦いの場をある程度コントロールできるってことですね。 慣れてきたら、お試しあれっ。 ---- #nabi(てく。のGM講座) *関連カテゴリ [#lbe5c98f] -[[てく。のGM講座]]