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コラム/徹人/募集してからセッションを作る方法 のバックアップ(No.1)


コラム/徹人/シティセッションGMガイド

  • 作成者:徹人

PLはできてもGMをしない、という理由はだいたい三種類に大別されます。
1.(気分や面子、体調などの理由で)やる気が出ない。
2.(特定のキャラを動かしたい、これから立つであろうセッションに参加したいなどの理由で)GMよりPLがしたい気持ちが大きい。
3.ネタがない、あっても形になりきれてない。
このうち1と2は本人の気持ちの問題なので技術的な対策では解決できませんが、3は少しのノウハウと慣れさえあれば改善することができます。
GMに一番必要なものはやる気(勇気)と知識(それもそのセッションで必要な最低限で十分)、前者が既にあるならば後者を押さえておけばプレイヤーを集めてからネタを作っても十分に間に合います。
今回は「即興セッションの作り方」の一つである「プレイヤーを集めてからネタを練る」方法を解説します。私含む一部のGMさんがよくやってる方法です。
たまに行われる「GMじゃんけん」をする際も有効な方法なので、普段は事前に綿密にネタを組み上げているタイプのGMさんにも役に立つノウハウだと思います。

勇気と無謀の違いは保険のかけ方

ネタもないのに立てる、なんて一見無謀かもしれませんが、それは立てる人に十分なノウハウと経験値がある故に「必ずネタを生む」自信があるからです。
ではTRPG経験値があまりない方はどうすればいいか? それはあらかじめ「ネタができないこともある」「凝ったネタは作れない」と前置きしてから募集すればいいのです。

TRPGを始めるにあたってGMが立てなければ始めようがないわけで、その質云々を評価する前に、セッションが成立すること自体素晴らしいことなのです。
問題や不満の多いGMはPL自体が集まらないですしね。
それでも皆人間ですから時には不満を言いたくなることもあります。
ですがあらかじめ十分な時間をかけて構築していたセッションに比べて質が落ちるなどの旨を言っておけば無神経に批判されることもないでしょう。
それでも不満を漏らす人がいるなら、それはGMの今後のためを思って言ってくれた貴重なアドバイスのはずです。それが聞けるのもセッションを立ててみる価値があります。
どうみてもただの罵倒にしか聞こえなければ「じゃあ君が立てればよかったじゃない?」の一言で済ませれます。

ということで、「GMして失敗したらどうしよう」と不安がることはありません。本当の取り返しのつかない失敗なんてそうそう滅多なことでは起こりません。
強いて失敗が何かといえば、みんな遊びたいために雑談に集まっているのに全くセッションが立たないこと。これはTRPGサイトとして致命的な失敗でしょう。

最初から全部作る必要はない

ネタがないのに一から考えて立てる、という時は多かれ少なかれネタを構築する時間が必要となります。
慣れている人なら10分とか5分とかでそれをやってのけてしまいますが、別にそれはその人の頭の回転が早いとか経験値の桁が違うとかそういうことだけではありません。
ファイターが多いから〇〇を退治する話にしよう」「レベル高いプリーストもいるからアンデッドを出そう」とかその程度のことだけを決めて、あとはなんとなく最初の導入とかちょっとした流れをイメージしてるくらいです。
一からアッチ村の村長の息子が依頼人で、アッチ村はイド東部にあって、麦の生産が盛んで~ 敵である暗黒神官の目的は~で、アンデッドは村長と昔因縁があった~なんて考えてはいません。
そういう補足的な情報はセッションをやっている途中でその場のノリとか思いつきで付け足しているのです。
前に出した情報と矛盾しなければどうにでもなるので思いつきの情報でも説得力はあるのです。
モンスターデータなんかも、昔セッションで出したボスデータをちょちょいと数値をいじるくらいで終わらせているのがほとんどです。

ということで、即興セッションでGMが必ず真っ先に作らなければならないのは「そのセッションではどういうことがPCに依頼されて(求められて)、どう解決すればいいか」このぐらいです。
モンスターデータや風景描写、トラップや脇役NPCなんかはその場で作っても間に合います。
まぁ、このあたりはGMがこれまでどれだけのセッションに触れられて経験を積んでいるか、ということで幅が広がるので知識や経験はあったほうがいいですが必ずしもたくさんあればいいというわけでもありません。

キャラクターシートからネタを拾え!

レングラートの地域設定を活用しよう!

時間を意識しろ!

敵はコピペやオリジナルでいい。

シンプルも繰り返すことで奥深くなる。

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