ホーム > 一般的な村

一般的な村 のバックアップ(No.2)


この項では、レングラート地方における「一般的な人間種族の村」の形態を解説します。

概要

レングラート地方における「村」とは、基本的に開拓村のことを指します。
開拓村は近隣都市や街の成長、発展は勿論、存続そのものにも欠かせないものであり、樹木に喩えるなら、都市や街は幹であり、開拓村は根や葉であると言えるでしょう。
そのため、開拓村の建設は最寄りの都市の主導で行われていることが殆どです。

立地

まず、開拓村を建設するに当たって、それに相応しい土地があるかどうかが求められます。何もないところに開拓村を建設しても、その後の運営は立ち行きません。人材は限られており、それを無為に消費することは出来ません。肥沃な土地であることや、何かしらの資源が得られる場所など、幾つかの要素を兼ね備えた土地のみが、開拓村を建設するのに相応しいのです。
逆に言えば、相応しい土地がまず最初に捜索され、発見され次第、そこに開拓村を建設するかどうかを決めるのです。

重要視される要素は、主に以下の通りです。

  • 何かしらの農業を行える土地がある:開拓村の基本要素です。自身のみならず、近隣都市の食料を賄う役目を持ちます。
  • 何かしらの牧畜を行える土地がある:各種動物は食料としてだけではなく、交易や軍事の要でもあります。
  • 何かしらの工業資源を産出する土地がある:工業の要となります。特に金属資源は深淵との戦いに向けて重要視されています。
  • 近隣都市との交通が容易である:生産物の運搬は勿論、有事の際に冒険者を始めとした戦力が即時に到着出来るかどうかは、開拓村の生命線となります。
  • 他種族の警戒を受けない土地である:他種族――主に狭間の種族であるセファイトエルフのことですが、彼らの反感や警戒を受けない土地であることも重要です。
  • 深淵の勢力圏から大きく離れている:ある種、当たり前のことです。しかしその村を建設することによる利益が、戦力を常駐させるコストに見合うものである場合、強行されることがあります。

規模

開拓村を建設することが決まった後に、その立地に合わせて「規模を決定」します。
規模を決定するというのは、村を無制限に大きくすることは出来ないからです。ひとつの立地には収容可能な人員の数というものがあり、それを超えた規模の村がそこに存在するということは、少なくはない問題を招きます。それ故に、殆どの開拓村には人口が定められており、それを大きく超えるような場合には、村長が仕分けを行わなければいけません。
立地次第ではありますが、開拓村の人口は、100人から150人というところです。立ち上げ初期には50人から80人ほどの人数で行われることもあります。
これらの人員は、開拓村を建設することが決まった際に、近隣の都市で「○○村開拓団」として公募が行われます。経験豊富であり、力強いリーダーシップを持つ人物(殆どは元冒険者であったりします。重要な開拓村には、国家や都市所属の専任の人材――怪我などが原因で一線を退いた騎士が割り当てられたりもします)を村長に据え、立地に合わせて農夫や鉱夫となれる若者を募集します。規模が大きいものであれば、それら開拓団に合わせ、建設団が付属で送り込まれたりもします。
そうして結成された開拓団は、現地に到着後、開拓村の設営を行います。
2、3年ほどで村の運営が安定してくると、初期安定のために送り込まれた熟練の人材は引き上げ、代わりに追加の新人が送られてくることもあります。

施設

産業

交易

セッションソース

タイトル
説明文

関連カテゴリ

ページ新規作成

新しいページを投稿できます。

TOP