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SandBox/エメラルドが守りし血統(廃棄エメゴ) のバックアップ(No.1)


  • ページ作成者:夏野
    夏野GMの「エメラルドが守りし血統」(略称:廃棄エメゴ)
    シリーズについてまとめたページです。

概要

ルアーブルの資産家レイム・ジュメリーの依頼を請けて
エメラルド・ゴーレムというゴーレムを破壊していく物語です。


エメラルド・ゴーレムのステータスは
ストーンゴーレムのモンスターデータを少しだけ弄っています。
そして、最も大きな特徴は、特殊能力の
「武器はクリティカルしない」が削除され、
代わりに別の特殊能力を持っていることです。

「廃棄エメゴ供養」とは

エメラルド・ゴーレムはモンスターレベルが高く、
防御力、HPも高いので、そうホイホイ
短いスパンで出せるモンスターではありませんでした。
ですが折角作ったデータなので、
「最低限、今ある分」はPC達に倒して欲しいと考えています。
そこで、「依頼が来た、即現地、戦闘」というスタイルで
残りの3体分だけでもセッションを立てる予定です。

廃棄されたエメラルド・ゴーレムとは

エメラルド・ゴーレムはジュメリー家の血統を守るために
レイムの遠い先祖の
高レベルのソーサラーが研究・開発していたゴーレムです。
完成体のエメラルド・ゴーレムとその設計図とも言える『作り方を書いた石版』は
レイムの依頼により、第1回でPC達に破壊してもらいました。
しかし先祖が研究中だったり、失敗作だったりした
不完全な個体と研究内容が、
ジュメリー家の血を継ぐ者でないと入ることが出来ない
隠し研究所に格納されており、ソーサラーマジックで封印されています。

ですが最近になって、レイムとどの程度の親戚かは分かりませんが
研究所の封印を解いて
エメラルド・ゴーレムの研究所に侵入しようとする者が現れたようです。
その者はエメラルド・ゴーレムに認められるほどは
ジュメリー家の血が濃くないのか、
研究所の警備システムのトラップに引っかかって逃げ出しました。
これはレイムが他の冒険者を雇って後を追わせているそうです。
研究所を開いた者は魔法で構築されたシステムに不審者扱いされ、
ゴーレムの封印だけを解いてしまうためPC達に襲いかかってきます。

【レイム】:
「 少なくとも、吹き飛ばされた侵入者は、資格は示すことが出来た。 しかし入り口のに襲われた。 」
「 ジュメリー家の血を持つ者なのでしょう。 」「 どの程度の血の濃さで、我々の一族と認識されるのか。それが問題ですね。 」

エメラルド・ゴーレムとパスツェル

レイムの先祖はパスツェルを使ってゴーレムの研究を進めていました。
しかし、完全体のエメラルド・ゴーレムからは
パスツェルが出てこなかったことから、
パスツェルが手に負えなかった」か「パスツェルは使うべきでは無い」と
どこかで考えを変えたと予想出来ます。

登場人物

レイム・ジュメリー

知名度15(ノーブル、マーチャントであれば13)
ソーサラーの素養を持ったジュメリー家の現当主です。
先祖代々続く宝石の展覧会で初めてPC達と顔を合わせました。
家にあったエメラルド・ゴーレムを倒してもらった今は、
護衛を雇いルアーブル各地の隠し研究所を探して回っています。
エメラルド・ゴーレムを見つけるとPC達に依頼を出します。
ゴーレムを作り出す研究の内容が外部に漏れるのを恐れており、
研究資料は全て抹消しています。
貴重な研究対象を積極的に壊す人物であるため、
学院にはあまりよく思われていないでしょう。(彼自身はランダエで魔術を学んでいます)

同じ護衛を長期で雇い続けると、
資料を抹消しても覚えられてしまう可能性があるため
定期的にA寄りのBランカー程度の腕の護衛を入れ替えています。
エメラルド・ゴーレムを破壊できるほどの腕を持つPC達は
レイムにとって、かなり特別な存在です。
エメラルド・ゴーレム関係の問題は、自分にしか手に負えない問題と思って、
相手がどんな強敵でも冒険者の到着を
ゴーレムの足止めをしながら現地で待つような人間でしたが、
PCに諫められ、今は無謀は控えているようです。

【依頼人レイム】:
「 手に負えない守護者を持てる可能性を、作ってはいけない。 」
「 私の代で終わりにします。 」

レイムのステータス

器用:11 敏捷:13 知力:16 筋力:11 生命:12 精神:17
(HP 12/12 MP:17/17 敏:13) 石(20,8,8,6,6,6,4,4,4,3,3,3,1,1,1)
ソーサラー1+1、セージ

レイムはエメゴ系のセッション毎に500点の経験点を入手し、成長しています。
また、動いているエメラルド・ゴーレムの近くでは
ゴーレムの影響でソーサラーレベルが1上がります。
(1レベルソーサラーであれば2レベルソーサラーになる。消費も2レベル基準になる)

レイムと隠し研究所・エメラルド・ゴーレムのリンク

【 我が血族のみこの扉を開くことができる。資格を示せ 】
合い言葉:『 ジュメリーの血と魔力に応えよ 』
=レイム自身のMP2点を使って隠し研究所の扉を開きます。

遺跡の扉の石版は基本的に、筆記体の癖が強く読めません。
ジュメリー家の者が資格を示すと石版の古語が明滅します。

また、エメラルド・ゴーレムはジュメリー家を守るために作られた物なので、
主を判別し、単純な命令を聞こうとします。
エメラルド・ゴーレムに命令を与える際、レイム自身のMPを2点消費しますが、
廃棄されたゴーレムは、いわば不良品なので必ず判別してくれるとは限りません。
消費するMPは魔晶石で代用することは出来ません。
自身の精神力を多く使うので、
他の魔法を使うためにレイムは魔晶石を大量に持ち歩いています。

撃破されたエメラルド・ゴーレム

エメラルド・ゴーレム(完全体)

ML:9
特殊:武器はクリティカルしない、炎魔法はクリティカルしない、
精神的な攻撃は無効、毒・病気に冒されない
  1R目のみGMが攻撃、回避、抵抗のダイスを振る。2R目以降固定値になる

エメラルド・ゴーレム(試作品)

ML:9
特殊能力:炎魔法はクリティカルしない、精神的な攻撃は無効。毒、病気に冒されない
     闇色の衝撃波:前衛全員に20R+8の魔法ダメージの衝撃波、精神抵抗の目標15(抵抗減少)
     主の守護:主には攻撃しない、主がMP2を消費して命令することで敵の判別をする(魔晶石不可)
     主の命令を聞かない(不良品):ラウンドの最初にGMが1dを振り、出目が4以下の場合主の命令を聞かない。
               ※主が命令しない・できない状態なら1dの判定が無くなる。

白いレッサー・ドラゴン(※外伝)

ML:10
特殊:前方半径20mに炎を吹く(精神抵抗17、20R+10の魔法ダメージ)抵抗減少
 咆哮による恐怖(精神抵抗17)、炎は無効、毒・病気に冒されない、不眠
  再生:???(この特殊能力は怪物知識判定時の達成値が20以上でないと分からない)

※撃破後に特殊のデータ開示
  再生:このモンスターのHPが0以下になった時、本体が消滅し周囲半径30mのPCのHP、MPを回復する
  ※生死判定に2回失敗して死亡したPCは生死判定に1回失敗した扱いになる。

見つかっている石版の内容

※読みやすいよう加筆修正済


神話の二部八節で、アグラ=イヴァナが人に黒き石を与えた。
その時点では『扱えるかどうかは汝ら次第』とあり、
これを使用しても、悪いものではないはずだった。
しかし二部十節で、人は愚かにもパスツェルを奪い合ったとある。
そして多くの血が流れ多くの思いを受け、最終的には<竜>が、
ガラクヴァ現れた。それゆえにパスツェルは危険視される。
だが、しかし。
深淵だけがパスツェルを扱えるという先入観は捨てる。
私は証明してみせる、
アグラ=イヴァナが人に黒き石を与えたのは間違いではなかったのだと――。
我が一族を守護する特殊なゴーレムを<創造>することで。


私はジュメリー家を守るために研究を重ねてきた。
だがこの個体は駄目だ。パスツェルの影響なのか、制御しきれない。
これでは我が家の血の混ざらない者――たとえば伴侶――が、ゴーレムに殺されてしまう。
まただ。また失敗だ。
本当は破壊していきたいが、
この場所は“私の血によって”封印し、研究所の場所は他に移し、
新しいゴーレムを作ることにする。
完成品を作り上げるその日まで、私は諦めない。

セッションログ

第1回「エメラルドが守りし血統」
http://gurrad.kuron.jp/log/2017/201704/log20170402d.htm
第2回「エメラルドが守りし血統 ~闇を抱えたゴーレム~」
http://gurrad.kuron.jp/log/2017/201704/log20170411e.htm
パスツェルはティファレスに預けられた。
http://gurrad.kuron.jp/log/2017/201704/log20170414b.htm
外伝「エメラルドが守りし血統・外伝 ~禁忌への挑戦の代償~」
http://gurrad.kuron.jp/log/2017/201704/log20170414b.htm
※強い再生能力を持つ白い竜だった。

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