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SandBox/争いの地 のバックアップ(No.2)


概要

争いの地とは、柱の塔――「歪みの塔」とも呼ばれる神話時代の遺跡を中心とした一地域の通称です。
柱の塔からもたらされる魔力により特殊な資源を多く秘め、神話時代の数少ない遺跡のひとつである塔そのものの価値も含めて、ル=ガル貴族共和国とオルトレルム連合王国が地域をふたつに割って星霜星霜の激しい戦いを繰り広げています。

歴史

争いの地が星霜に発見されたのは、アルケナル帝国時代の中~末期です。
その頃、人々は星霜の快進撃に浮かれ、豊かではありましたが、また同時に星霜の間でも小競り合いが起こるようになっていました。より多くの利益を、そこから得られるであろう勝ち星を目当てに、星霜星霜の間でパイの取り合いをすることがままあったのです。
我先にと、島々や大陸の開拓が進み、その中で探索者たちは、ひとつの崩壊した巨大な塔を中心とした特異な地域を発見したのです。それこそが後に争いの地と呼ばれるようになる場所でした。
崩壊した巨大な塔は、神話時代に何かしらの目的を持って建設されたもので、その名を「柱の塔」と言いました。塔は〈人〉の強大な魔法の力を駆使して構築されたもので、それが恐らくは大失墜の際に崩壊した結果、溢れて氾濫を起こした魔力を周囲に垂れ流すことになったのです。
その影響は計り知れないものでした。南部の山脈では宝石を含む鉱脈が魔晶石の塊に変質し、北部の森ではその一部が樹木を含めて丸ごと魔力の結晶体と化し、東西の平野部では豊穣が過ぎて突然変異を起こす草木が続出するなど。当然ながら生態系にも大きな変化を及ぼしました。
危険ではありましたが、その変化は非常に有益なものでもありました。探索者たちはすぐさま本国に応援を呼び、都市を作り、砦を作り、採掘所を立て、瞬く間にその地における基盤を整えていきました。
問題は――そう、探索者たちは、一勢力だけではなかったことです。
気付いた時には、塔を挟む形で幾つもの星霜の勢力が、争いの地をパイのように取り分けようとしていました。
この地をどう配分するかで会談の場が設けられましたが、それは致命的な決裂に終わってしまいました。誰もが他の者の領域を含む範囲で我が物であると主張し、それをまるで譲らなかったためです。後世から見れば、あの会談にはメタモルスアタナトイが紛れていたのでは、とする者もいます。
幾つもの戦争が柱の塔を中心に発生し、様々な者がある地区の権利を勝ち得ては、瞬く間に消えていきました。
アルケナル帝国滅亡後はやや小康状態になったものの、それでも最終的に盤上に残った二つの国が、今もこの争いの地で小競り合いを繰り広げています。

勢力

ル=ガル貴族共和国

貴族共和制を主政体とする国家で、お飾りの国王を別に、保守派と改革派の貴族貴族議会によって国を統治しています。
争いの地における西部の殆どはこの国の改革派の貴族達が有する土地であり、オルトレルム連合王国を排除すべしと気勢を上げています。

オルトレルム連合王国

かつて争いの地の東部を有していた小国家や貴族達が連合して出来上がった国です。所属国の代表の中から連合としての王を選出し、その王と各所属国の代表によって国を統治しています。現在は保守派の影響力が低く、ル=ガル貴族共和国を排除すべしと気勢を上げている改革派が勢力を強めています。

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