SandBox/嵐の島 のバックアップ(No.9)
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- 32 (2013-06-21 (金) 10:24:03)
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- 71 (2013-10-11 (金) 11:30:19)
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- 73 (2013-12-16 (月) 21:29:58)
- 74 (2014-03-10 (月) 12:04:17)
- 75 (2014-03-10 (月) 21:32:05)
- 76 (2014-03-11 (火) 20:55:05)
- 77 (2014-03-12 (水) 00:47:47)
- 78 (2014-03-14 (金) 11:51:00)
- 79 (2014-03-14 (金) 21:39:08)
- 80 (2014-03-17 (月) 12:19:30)
- 81 (2014-03-18 (火) 00:37:12)
- 82 (2014-03-18 (火) 21:02:31)
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- 84 (2014-03-22 (土) 19:01:51)
- 85 (2014-03-23 (日) 09:45:19)
- 86 (2014-04-02 (水) 16:48:19)
- 87 (2014-10-18 (土) 02:29:24)
このページは、エンファータキャンペーン「嵐の島」専用のコンテンツページです。
序幕 †
――冒険者達を前に、アーベ公国の『大公』アルベトロ=フェンタールは口を開いた。
「堅苦しい前置きは抜きにしよう。よく集まってくれた」
言いながら、大公は冒険者達を――君達を、その年老いつつも精悍な瞳で見つめる。
何もかも見通すかのような眼光を持つ、このアーベを強力に纏め上げてきた、強き執政者の瞳だ。
「まずは、依頼の概要から話そう。 ――我々アーベ公国は、かの先文明時代の遺産である『港』を通り、この世界のどこにあるのかさえ定かではない『島』に、入植する。その支援を、冒険者でやって貰いたい」
一区切り。大公は君達の反応をまず確認し、ゆっくりと続ける。
「期間は、最短で1日。最長で1週間ほどになるだろう。 ――そう、このグループだけではない。特に固定の枠を設けず、必要に応じて冒険者のグループを編成し、依頼を受けて『島』に行っては、依頼を達成次第、戻って報告してもらう」
便利なものだ、と『港』の即時即応性に幾分かの羨望を滲ませつつ。
「この計画は、ハーフェンと共同で進められている。現地では、アーベ公国代表としてベイン=フェンタール。そしてハーフェン評議会員代表としてアトリー=アウザストラが君達の及ばない部分において指揮を取ることになっている。何かあれば、尋ねることもできるだろう」
言って、一拍。
大公は君達を見回して――立て続けに口を開く。
「何故そんなところに? 性急ではないか? ――そんな顔をしているな。疑問は分からないでもない」
これを見てみたまえ、と大公は、自分の執務机の上から数枚の羊皮紙を手に取り、君達に手渡した。
そこにあるのは、幾つかの数字の羅列。題は【ルアーブルおよびガルファードの人口予想】とある。最後には幾つかのランダエと、そこに所属するセージの署名。
「ルアーブル、そしてガルファードの人口は、年々、増加している。特にルアーブルは顕著だ。これは喜ばしいことでもあるが――残念ながら、我々星霜は『それを受け入れることができる段階』には、未だ達していない」
食料、居住、医療など。
星霜が星霜らしく生きていく為には、様々なものが必要だ。
そしてそれは、星霜の数が多いだけで何とかなるものではない。
「故に我々は、それほど緊迫してはいないものの、近い将来『間引き』をしなければならない。それが疫病か、飢饉か、無理な拡大が故の深淵の攻撃かは、分からんが」
大公は踵を返し、飾られているアーベの旗を見上げ、再び向き直る。
「それならば、私自らが手を下す。『島』の開拓が成功するにしろ失敗するにしろ、我々は生き長らえることができる」
君達を見つめるのは、犠牲を厭わない、迷いない瞳。
「これは賭けだ。だがハーフェンの支援もある。幸い、分の悪い賭けではない。
――さあ、聞かせてくれたまえ。この依頼を、受けるか否か」
ルール †
- 依頼の達成状況によって、キャンペーンの舞台である『島』の状態やその全貌などは次第に明らかになっていきます。これらを確認しながら、幾つか設定されている「終了条件」に辿り着くことで、キャンペーン完了となります。
- 依頼の成否によって、『島』や拠点の状況は変化していきます。場合によっては、冒険者に有利となることも、また不利となることもあるでしょう。これらの変化は、その変化をもたらしたセッションにPCが関わりあろうがなかろうが、一律で適用されます。
- 『嵐の島』キャンペーンでは特殊なアイテムを入手することがあります。しかしながら、それは『嵐の島』関連セッションでしか使用することはできません。また、一個のみ存在するような特別なアイテムは、参加するPCの間で共有することになります。
島の状況 †
現在の調査の段階では、『島』には密林が広がり、およそ朝5時から昼16時にかけては温暖で過ごしやすいものの、夕方17時から夜4時にかけては“ライトニング”の力を帯びた雨が嵐となって降り注ぎ、水が電撃を帯びることが分かっています。
島には赤い肌のオークのような生物がある程度の文化を持って存在していることが明らかになっています。
彼らは雷の力を操り、また、バーサークすることを厭わないようです。好戦的であり「女」を欲することが分かっています。
詳しくは引き続き、偵察および探索を行う必要があるでしょう。
拠点 †
現在はまだ建設されていません。
電撃を帯びた雨と嵐により、それらの影響を完全に受けない場所以外では、夕方から夜にかけて休息しても生命点と精神点を回復することはできません。
『門』の石室 †
『門』を出た先が石室のような小さな地下室となっており、24時間を通して休息を取ることができます。
入口である石蓋は非常に重量がありますが、ソーサラー魔法の<ロック><アンロック>に反応して開閉するようにルーンが刻まれています。外から見ると苔むした平坦な巨石のひとつに紛れ、一見での判別は至難を極めます。
また、嵐が起きている間は魔法に反応することもなくなり、完全に閉じられ、出入りが不可能になります。
雷の泉 †
『門』の石室を出て北に3時間ほど歩いたところ、密林がやや開けた場所にある、破壊された人工の噴水です。
直径5mほどの円形で、正四角形を形作る青い床の上、四本の青い柱の中央に位置しています。
雨水を貯めており、手頃な大きさに加工された雷の石がいくつも沈んでいます。
ここでは新鮮な水を手に入れることが可能です。
特殊なアイテム †
全員が使用可能 †
- 雷の石
- 『嵐の島』において、電撃を帯びた水から雷の力を取り除き、蓄える性質を持つ青い石。
いつでも任意のタイミングで使用でき、生命4点と引き換えに、器用、敏捷、知力を+6する。効果時間は1R。3回まで効果は重複する。
出現した特殊なNPC †
『石研ぎし者』ヘルディオス †
Helldious, The Stone Shaper
ML6 敏30 攻18x2 打14x2 回18 防9 生22/22:16 精17/17:15
ライトニング・リフレックス:器用、敏捷、知力+12 常動
エレクトロキュート:宣言タイミングに1人対象に<弛緩撃>
ライトニング・エンレイジ:宣言タイミングに任意切り替え 器用+12、筋力+24、敏捷-12 行動束縛、精神効果を除去、無効化
第一次先行調査隊が遭遇した『赤いオーク』です。薄青の雷光を纏い、目にも留まらぬ速度でソウルブランドに似た2刀を操ります。
斃され、死体はルアーブルにて『ブリザーベイション』状態で保管、調査されています。
身に着けていた武具、所持品は賢者の学院で調査中です。
執政官のお部屋 †
限定執政官ベイン=フェンタールとアトリー=アウザストラのお部屋です。
近況 †
「――なるほどね。赤いオーク、か」
冒険者からの報告書を見て、ベイン=フェンタールはその幼さを残した顔で一考する。
「若干の上を向いた豚鼻から判別。引き締まった身体、好戦的、凶暴化を厭わない、『女』を好む、ね…… どう思う?」
「まあ、レングラート地方のオークの血筋ではないのは分かりますわ。確か、彼らのルーツは……」
「多分だけど、神が違うんだよ」
書類を書いていた指先を止め、記憶を探り出しながらのアトリー=アウザストラの声に、ベインはさらりと答える。顔は若干、得意げであった。
「レングラートのオークの性格は、伝えられてる限り、オ=クーグ信仰からくるものだからね。もし、本当に二つの種族が同じオークなら、神紀文明時代――ガラクジェムかレ=クォルテの辺りで分化したんだと思うよ」
「丁度、オーク達が今の姿になった頃、ですわね」
「特徴を残しつつ分かれたとしたら、その頃しかない。 ――で、現地の状態から察するに、彼らは、その頃の技術の一部を受け継いでる可能性が高い」
ベインは言って、手に持っていた羊皮紙を机の上に投げ出した。
そこには『雷の石』と、『石研ぎし者』ヘルディオスが有していた業物である二刀が緻密に描かれている。
「……彼と交渉する気ですの? 蘇らせて、望むものを与えて?」
「それも検討しておくって話だよ。話が全然できないわけじゃなかったみたいだしね」
「私は反対ですわ。 ――少なくとも今は」
「はいはい。僕だってカードが揃わない内から勝負に出る気はないよ」
ベインとアトリーはしばし睨み合うように視線を交わし――どちらからともなく、つい、と逸らした。
執政官への意見箱と励ましのお便り †
依頼に対する意見や今後の方針への助言をどうぞ。
依頼 †
現在冒険者達に提示されている依頼です。
【達成】島の先行調査を行え †
ランク:S~B
『港』にて開拓団に先んじて『島』の先行偵察を行います。
拠点建設の先駆けとなり、また『島』がどのような場所なのか、ということが判明するでしょう。
- 『島』の基礎情報を入手。
- 『雷の石』を入手。その基本効能について完知。
- 『石研ぎし者』ヘルディオスを撃破。
島のさらなる調査を行え †
ランク:S~A
『島』のさらなる偵察、調査をを行います。
先住民らしき存在である『赤いオーク』についての情報を集めるのが最優先であり、彼らの拠点がどこにあるのか、どの程度の勢力を持っているのか、また、それ以外に知的生物が存在するのかを突き止めるのが目標です。
拠点建設の候補地を探せ †
ランク:A~B
『島』のさらなる偵察、調査をを行います。
こちらは攻撃的な理由ではなく、拠点を建設するのに適した場所を探すのが目的です。
島の動植物生態調査を行え †
ランク:B~C
『島』の動植物に対して生態調査を行います。
文字通りの雷雨吹きすさぶ『島』において、原生生物を研究、調査することで、新たな資源や、雷雨に対する対抗手段が得られないかを模索することが目的です。