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てく。のGM講座/第2回:討伐物で、NPCとのキャラチャを増やそう の変更点
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#title(第2回:討伐物で、NPCとのキャラチャを増やそう)
シンプルな退治物を何回かやってコツを掴んだら、
次は「退治物に設定を付加する」のです。
設定の付加というと、複雑なことを考えちゃうかもしれません。
ですが、あくまでも「PCたちが絡むところ」にするのが基本。
つまり、具体的に言うと、NPCに手を加えるのです。
敵の方は変わらず、行った、戦った、勝った!で構わない。
村も、どこにでもある村でいいんです。
**具体例:勇気ある少年 [#x77a19d3]
例えば、サハギン退治で、村に行ったときに、少年を出しましょう。
PCたちが村に到着すると、その子が、村の外でうろちょろしてる。
PCたちは、「なにしてるの?」とか「あぶないぞ?」とか声をかけてくれるはず。
そうしたら、その少年は、「ちょ、ちょっと度胸試し!」とかいって、PCたちについてくる。
そしてその子は、冒険者のことをやたらと聞きたがる。少年ですからね。
キラキラした目で、憧れながら聞く少年。
村長が「今日はおつかれでしょうから、ゆっくり休んで明日の朝からお願いします」とPCたちを休ませて。
次の日になると少年はいない。両親が村長のところにきてて、「息子がいないんだ!」とかいってる。
しかも、家にあったおなべのフタと、肉たたきの棍棒がない。
話を総合すると、どうやら、少年は冒険心が高まってサハギン退治に行っちゃったようだ。
これで、PCたちには、「単なるサハギン退治」から、別の要素がついたわけですよ。
「可愛いガキも助ける」という。
ちなみにこれの結末?
シンプルなものでいいですよ。
PCたちが急いでサハギン出没地に向かうと、
サハギンたちが上陸してて、血がついてる少年の靴とか持ってるといいですね。
そしてPCたちと戦闘になる。
無事、サハギンを退治してあたりを探すと、
茂みの中に足を怪我した少年が。
滑って転んで足を怪我して、その時に靴がぽーいと飛んじゃったのだね。
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『この設定のメリット』
PCは、できるだけ危険の少ない方法で、
つまり有利な状況で戦闘をしたいと思ってます。
例えばゴブリンが洞窟にいるなら、できるだけこっそり忍び込みたい、とか。
例えばサハギン相手なら、水中では戦いたくないから上陸させたい、とか。
GMに慣れると、PCたちのそういう動きにも対応できるんですが、
初めのうちは振り回されちゃうこともあるでしょう。
そういう時に、上の例だと
「少年が先に行っちゃったのでPCたちも余計なことは考えずに現場に行かないといけない」とか、
「少年のおかげで、サハギンが上陸したのでPCにとってはラッキーな状況」
なんてのを、簡単に作れるのです。
GMが戦いの場をある程度コントロールできるってことですね。
慣れてきたら、お試しあれっ。
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