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アル=グラム のバックアップ(No.2)
アル=グラムは白いトーガを纏い、宝冠をいただく逞しい青年王の姿で描かれます。トーガの下には、輝かしい鎧を身に帯び、太陽を模した巨大な槌を吊るしているのが見えます。両手にはなにも持っておらず、これは、“遮るもののない始まりの光”と“公平さ”を象徴しているとされています。
法と正義、秩序を司る光の神 †
アル=グラムは、その姿が示すとおり、「秩序」と「正義」を司る神です。あらゆる物事を始め、そして光のように曲がらず、誤りを否定します。また、神話ではアル=グラムの誕生によって、〈人〉は〈竜〉に対抗することが出来たことから、神々の中の主神と見なされています。そして、アル=グラムの「正義」「秩序」の教えを実際に実践するために、全員に対して平等である「法」、生き方としての「道徳」が重視され、そのため、アル=グラムは法も司る神と認識されています。簡単に言うとお堅い神です。
本質 | 秩序 |
司る側面 | 太陽・正義・秩序・法 |
誓い | 我等、全てを初め照らすもの。光によって希望を与えるもの。光の下、全ては平等であり、光の下、秩序を保つべし。 |
戒律 | 秩序と正義を保つべし。光のように公明で、光のように偽りなき曲がらぬ生を送れ。 |
- 本質:その神の本質である属性です。
- 側面:その神が、〈人〉の世界でどのようなものを司っているかを記載しています。
- 誓い:その神の教えの根本であり、信者の誓いです。
- 戒律:信者が、神の教え(誓い)を実践するための具体的な行動指針などを記したものです。
エンファータでの信仰 †
その教えが統治者に受け入れられやすいことから、アル=グラムは貴族や役人によく信奉されています。もちろん、社会の上層に位置する人たちだけではなく、一般の人々にとっても「秩序」や「道徳」と、それによる安定した社会は望むものですので、広く敬されています。
テンプルについて †
アル=グラムのテンプルは秩序の神らしくヒエラルキー構造をとっています。
レングラート地方全体のアル=グラムのテンプルを取りまとめるのが、ルアーブルにある大テンプルです。ルアーブルにあるアル=グラムのテンプルには(レングラート地方の)最高司祭がおり、10名の司祭がそれを補佐しています。同様に、アルケナル地方でも同じ構造を取っており、中心となるテンプルがベルアダームに存在します。
各地方の大テンプルの間には優劣関係がないとされています。ですが、実際には最高司祭の力量やテンプルの歴史によって優劣関係があります。アルケナル地方にある大テンプルは、かつてのアルケナル帝国の由緒ある歴史を継承していることから、優位に立っているのが実情です。
また、アル=グラムのテンプルには、様々な判例や法令など、法と道徳を重視するテンプルらしい知識が蓄積されています(当然、統治側も同じものを持っています)。そういう知識をもって、様々な行動に迷う人々に導きを与えるのが主な役割です。また、この蓄積された知識は、仮に為政者側が誤った行動をした場合の武器にもなりますが、それを振りかざして「王権(支配権)」を掣肘することは殆どありません(裏ではわからないですが)。
追加魔法 †
SWルールブック「ファリス」の追加魔法を使用します。