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SandBox/ミディアム技能 のバックアップ(No.2)


  • 制作者:銀剣

ミディアム技能とは、死者の魂に呼びかけて自身や他者に降霊させ、その知識と経験を一時的に借り受ける技能のことです。ボーンレットの祖霊信仰を原型に発展したスキルであり、近年は祖霊信仰の枠組みに縛られることなく、汎用性のある技能として人間達の間でも広まりつつあります。

コンセプト

・祖霊信仰の設定を拾ったルーンマスター技能
・味方の強化と支援専門。デバフ、魔法攻撃、回復呪文は一切なし
・前衛戦闘職との並立前提

ミディアムの特徴

歴史

古来より、死者の魂はティガ=タルナの園へ赴くと考えられており、星霜の民には「神の御下へ去った魂の力を借りる」という発想が比較的希薄でした。しかし九大神信仰に属さないボーンレット達の間では、祖先の魂を祀る祖霊信仰が盛んであり、祖霊の力を借りる独自の術も発達してきました。その術を原型として、祖霊以外の霊の力を借りられるように、また他人にも降霊させられるように発展したものがミディアム技能です。
黎明期にはティガ=タルナ信仰との摩擦もあり、ネクロマンシーの一種だと誤解を受けることもありましたが、現在では「ティガ=タルナの恩恵により死者の魂を借り受ける」などの解釈で受け入れられています。また、ミディアムの力と黒のタルナ」の魔力には何らかの関係があるという説も存在し、5つの月の魔力に由来するソーサラー技能と呪文の一部が酷似している理由であると考えられています。このため、星霜の側からはティガ=タルナ信仰プリースト技能の亜種とみなされることもあるようです。

ネクロマンサーとの相違点

ネクロマンサー技能との決定的な違いは「死者は死者のまま、生者は生者のまま」ということです。
降ろされた死者の霊は術が終われば元通り帰っていき、術の効果を受けた生者に肉体的、精神的な変質が残ることもない――つまりは偉大な先人の知識と経験、そして精神性を一時的に借り受ける技能であり、死者を支配下に置いて辱め、心身を作り替えて生死の理を破壊するネクロマンサー技能とは似て非なるものなのです。

ミディアムになれる種族

ミディアム技能の習得に関しては、血筋よりも死生観、宗教観が重要になります。
例えば、セファイトエルフジェルクエルフはミディアム技能を習得できません。彼らの死生観では死者は森に還るとされており、森と一つになったはずの魂が呼びかけに応じてやって来るという概念は違和感が強すぎるのです。フェンランはミディアム技能を習得できます。死者の魂は風に乗って世界をめぐると信じられているので、エルフと違ってミディアムの概念を容易に受容できるためです。
なお、ミディアム技能もルーンマスター技能の一種なのでクラケットは習得できません。

○習得できない種族
ハーフエルフエルフ社会出身)、セファイトエルフジェルクエルフクラケットセージブロッサム

ミディアム技能のルール

基本ルール

  • ミディアム技能は、500点技能です。成長に必要な経験点、レベルの上限はレンジャーセージバードに準じます。
  • ミディアム魔法を使用できます。
  • 呪文の使用には発声が必要です。
  • ミディアム技能を所持するPCは下記の能力を使用することができます(別項)
  • 社会点25点】を使うことで、コントラクト(別項参照)で指定した言語かアビリティ1つを変更できます。

基本能力

アビリティ名効果
<コントラクト>ミディアム技能1レベルごとに、未習得の一般技能のアビリティ1つか未習得言語1つを選択し、特定の呪文で使えるようにします。
<ディスパッチ>拡大前の消費精神点を+1することで、「距離:接触」の呪文の距離を「10m」に変更し、目標数を拡大できるようにします。これ以上の距離の拡大はできません。

コントラクト

専門家の魂と交わした降霊同意契約です。メディウムといえどあらゆる魂を無制限に降ろせるわけではなく、降霊対象の霊達の同意を得る必要があります。その手続きを契約(コントラクト)と呼びます。
メディウムは1レベルにつき、PCが習得可能な「未習得一般技能のアビリティ」「習得条件を満たしている未習得言語」のどちらか1つを選択することができます。特定の呪文の効果により、コントラクトで選択したアビリティと言語を使用できるようになります。同名のアビリティでも技能が違えば別のアビリティとして扱うので、どの技能のアビリティなのか必ず明記するようにしてください。
実のところ、こういった契約は戦士の魂やルーンマスターの魂のような一般的な降霊対象とも交わされているですが、それらはメディウム技能の修練の過程で自然に結ばれていくため、普段から意識することは殆どありません。

ディスパッチ

招き寄せた魂を離れたところにいる相手へ送り届ける技術です。拡大前の消費精神力を+1することで、「距離:接触」のメディウム呪文を「距離:10m」に変更し、「目標数」の拡大ができるようにします。目標数は拡大できるようになるだけで、ディスパッチを使用しただけでは単体のままです。その上で効果を拡大する必要があります。
メディウム技能は自分自身に霊を降ろす降霊術が原型であり、原理的に遠くへ干渉したり複数人に影響を与えることが苦手なのですが、これはその弱点を補うため編み出された能力です。

ミディアム魔法

霊を降ろし対象の精神に働きかける関係上、ほとんどの呪文は「種別:精神」となっています。
「種別:―」の呪文は、対象の精神に憑依させるのではなく、一定時間だけ守護霊を付与するという形の呪文や、霊から助言だけを貰う形の呪文です。
「※」印がついた呪文は習得可能な種族が限定されています。

1レベル

名前消費距離対象時間種別拡大抵抗
《エキスパート・ソウル》接触単体1時間精神効果時間
専門家の霊を降ろし、一時的に専門技術を扱えるようにします。 この呪文をかけるとき、術者は<コントラクト>で指定したアビリティか、習得済みの一般技能のアビリティの中から1つを選びます。呪文をかけられた者は、効果時間の間、選択されたアビリティを使って判定を行うことができます。基準値は「『術者の』メディウム技能レベル+『自身の』能力値ボーナス」です。
名前消費距離対象時間種別拡大抵抗
《ノウレッジ・ソウル》術者術者一瞬
霊の戦闘経験から魔物の知識を獲得する呪文です。この呪文を唱えることで「メディウム技能レベル+知力ボーナス」を基準値とした<怪物判定>を行えます。基準値の算出以外はセージ技能<怪物判定>と同じ扱いであり、戦闘ラウンド中でも行動を消費しません。
名前消費距離対象時間種別拡大抵抗
《アンシェスター・ソウル》※接触単体一日
自身と他者の祖霊に働きかけ、危険から身を守る加護を与えてもらいます。この呪文を掛けられた人は、効果時間の間に生命抵抗か精神抵抗の判定を1度振り直すことができます。ただし、術者も対象もボーンレットに限定され、同じ対象には1日に1回しかかけられません。

3レベル

名前消費距離対象時間種別拡大抵抗
《》
名前消費距離対象時間種別拡大抵抗
《》
名前消費距離対象時間種別拡大抵抗
《》

5レベル

名前消費距離対象時間種別拡大抵抗
《》
名前消費距離対象時間種別拡大抵抗
《》
名前消費距離対象時間種別拡大抵抗
《》
名前消費距離対象時間種別拡大抵抗
《》

7レベル

名前消費距離対象時間種別拡大抵抗
《》

※不足部分は執筆中

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