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アローンライナー

この項では、エンファータ世界において単独で活動する冒険者アローンライナー」について解説します。

概要 Edit

アローンライナーとは「単独で道拓くもの」の名の通り、目的を同じにする複数人でパーティを組むことはせず、単身で活動している冒険者のことです。
主に個人向けの依頼――パーティで行うほどではない、あるいはパーティで行えない内容のものを中心に請け負い、遂行します。また、小、中規模の遺跡の探索を自主的に行い、その成果を得ることを主としています。
彼らが単身で活動するのには様々な理由があります。ある者はパーティ内の人付き合いを嫌って。ある者は報酬や分配でのトラブルを嫌って。ある者は自己鍛錬のために。ある者は「それが自分の性に合っているから」と。性格的な多くの理由から他者とあまり馴染まない彼らですが、一部の生産活動を行うものや探索者ギルドにとっては身軽でありがたい存在でもあります。

アローンライナーとは Edit

上記で挙げたように、アローンライナーの主な仕事の一つに「遺跡探索」があります。それは一般人からすると冒険者全体の主な活動の一つと思われがちですが、意外とそうではありません。
何故ならば「遺跡探索」には「依頼人」が多くない――「仕事」になりにくい、ということに由来します。遺跡探索は主に考古学的要素、また遺産技術、物品の発見のために行われますが、それが「依頼」という形で冒険者の宿に下りてくることは多くはありません。依頼人がいないということは、基礎報酬が保証されないということであり、つまるところ確実で分かりやすい「現金」による収入が無い可能性があることを意味します。冒険者によって自主的に行われる遺跡探索は、いわゆる冒険者にとっての「夢のある金稼ぎ」であり、博打と似たようなものなのです。
遺跡から産出するものは、物によっては値段が付けられないほどの価値を秘めています。しかしそういったものには「分配トラブル」というものがつきものであり、時によっては冒険者同士で殺傷沙汰にまで及ぶこれを嫌う者が多いのも事実です。
そしてエンファータ世界には、冒険者はどれだけいても足りないと言われるほどの、討伐、護衛といった手の依頼が日々発生しています。夢やロマンを別にして現金を稼ぐだけなら、パーティを組んだ上でそれらの依頼を受けた方が確実なのです。
(とはいえ、それでも一攫千金や素晴らしい魔法のアイテムのために遺跡探索へ赴く冒険者は絶えません)
パーティを組むということは、素晴らしいメリットがいくつもありますが、その反面、デメリットも上げればキリがありません。全員揃わなければいけないのに、仲間1人の予定が合わずに探索に赴けないとか、あまりにそれが続くのでその仲間を外すとなった時に対人トラブルが起こったり、新しい仲間が邪な思いを隠してないか疑ったり…… etcetc.

アローンライナーに、上記のような煩雑さはありません。
遺跡探索において入手したものはすべて自分のものであり、他人に気を使う必要はありません。確実な報酬はありませんが、よほど「ハズレ」の遺跡に行かなければ、いくらかの現金になるものは入手できます。それを換金するのも、自分で使うにも、全て自由です。誰かに「もっと高く売れたはず」とか「それは俺が使いたい」なんて言われることはないのです。
自分一人なら対人トラブルは最小限で済みますし、背中を預けたはずの仲間から刺されるなんてことはありません。瀕死になった時に助けてくれるどころか身ぐるみ剥がされて止めを刺される、なんてこともないのです。

しかし、アローンライナーはその煩雑さがない代わり、現地活動中の全てを自分一人で行うことが求められます。
戦闘、探索、交渉――基本的に頼れるのは己の力のみであり、たとえ緊急の事態でも、他人の助けを借りることはできません。勿論、どうしても必要があり、可能であれば、誰かの助けを一時的に借りることもできるでしょう。ですが、アローンライナーにとってその機会は多くはないはずです。

仕事内容 Edit

  • 個人向けの依頼を請け、遂行する。
  • 仕事が無くとも単身で遺跡などに潜り、成果を得る。

冒険者との関わり Edit

アローンライナー冒険者の中の一区分ですので、当然ながら冒険者とは深い関わりを持ちます。
ですが、彼らと関わる際には、彼らが何かしらの理由を以て単独で活動している者である、ということを忘れないでください。下手な交渉はトラブルの元になります。
また、冒険者の中にも、普段はパーティで活動するが、単独で活動することもある、という者が当然ながら存在します。しかし彼らのことをアローンライナーと呼称することはあまり多くはありません。日常的に単身で活動し、その成果を出しうる者が、賞賛と敬意を込めてアローンライナーと呼ばれるのです。

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